
あなたは、
「不倫の示談ってどんなもの?」
「示談をする方法が知りたい」
「示談でできるだけ損したくない」
などの悩み、疑問をお持ちではありませんか?
不倫トラブルは示談で解決するのが一般的ですが、最大限有利に示談するためには、示談の適切な流れや注意点を知っておくことが大事です。
十分な示談の知識を持たずに示談しようとすると、
「本来もらえるはずの金額より、ずっと低い慰謝料しかもらえない」
「慰謝料の支払いを踏み倒された」
「示談後に、また不倫しはじめた」
といったことになりかねないからです。
そこで、この記事では、まずは示談の全体の流れと示談金の相場、示談をするメリット、デメリットを解説します。
さらに示談の詳しい流れと注意点、示談を弁護士に任せる場合に知っておくべき事についても解説します。
知りたいところから読んで、これからの行動に役立ててください。
【全部読むのが面倒な方へ|当記事の要点
不倫で示談する場合は、下記のポイントを知っておくことが大事です。
■示談のメリット
- 被害者・・・慰謝料請求などの要求をして、相手に必ず責任を取らせることができる。
- 加害者・・・何度も慰謝料請求されたり、不倫トラブルを蒸し返されることを避けることができる。
■不倫慰謝料の相場
- 不倫はしたが夫婦関係は継続:50万円~100万円
- 不倫が原因で別居に至った:100万円~200万円
- 不倫が原因で離婚に至った:150万円~300万円
■示談する際の3つの注意点
- 時効が経過する前に示談を開始する
- 暴言、暴力、脅迫行為は絶対にしない
- 示談書は公正証書にする
目次
1章:不倫の示談とは?まずは示談の全体像を確認しよう
有利に示談交渉を進めるために、まずは示談について全体像を知っておくことが大事です。
そこでまずは、
- 示談とは
- 示談のメリット
- 示談の全体の流れ
- 示談金の相場
について順番に解説します。
具体的な手続きの流れやポイントが知りたい場合は、2章からお読みください。
■示談とは
そもそも、不倫の示談とは、不倫の被害者と加害者の間で、
- 被害者に対する慰謝料の金額や支払い方法
- 被害者から加害者への金銭以外の要求(接近禁止、謝罪など)
- 示談した内容が守られなかった場合のペナルティ
などについて話し合い、合意することを言います。
合意した内容は「示談書」という書面にまとめ、互いにサイン・押印し、示談書の内容を必ず実行させるようにします。
示談書を作成することで、不倫相手に履行させる(守らせる)義務を明確化できます。
■示談をするメリット
示談をすることには以下の通り、不倫の被害者・加害者の双方にとってメリットがあります。
【示談のメリット】
- 被害者・・・慰謝料請求などの要求をして、相手に必ず責任を取らせることができる。
- 加害者・・・何度も慰謝料請求されたり、不倫トラブルを蒸し返されることを避けることができる。
■示談の全体の流れ
不倫の示談は、以下のような流れで行われます。
また、示談の手続きや交渉を進める方法として「自分だけでやる方法」と「弁護士に依頼する方法」があります。
詳しくは2章で解説します。
■示談の慰謝料相場
不倫の示談では、以下の通りの慰謝料の相場があります。
■不倫はしたが夫婦関係は継続:50万円~100万円
■不倫が原因で別居に至った:100万円~200万円
■不倫が原因で離婚に至った:150万円~300万円
上記のように相場が異なるのは、慰謝料の金額は、不倫によって夫婦関係が破綻したかどうか、という点から決まるからです。
離婚、別居する場合は、不倫を原因として夫婦関係が破綻したと考えられるため、慰謝料の金額が高額になります。
一方で、離婚、別居しない場合は、不倫で夫婦関係が破綻するほどの被害はなかったと考えられるため、慰謝料の金額が少なくなるのです。
さらに、不倫慰謝料の金額は様々な要素から決まるため、上記の相場を超えた高額請求が可能なこともあります。
不倫の慰謝料相場について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
仕返ししてやる!不貞行為の慰謝料相場と高額取るために必要な全知識
2章:不倫で示談する流れ
それではこれから、不倫で示談をする流れとポイントを解説していきます。
示談の方法には、
- 自分で示談する流れ
- 弁護士に依頼して示談する流れ
の2つがあり、それぞれ以下のようなメリット、デメリットがあります。
結論を言えば、不倫の示談は、弁護士に依頼することをおすすめします。
なぜなら、不倫の示談手続きを自分だけでやろうとすると、
- 膨大な手間、時間がかかる
- 相手と直接連絡を取り、交渉する必要があるため、心理的ストレスが大きい
- 互いに感情的になり、示談できないことがある
- 慰謝料請求に失敗し、1円ももらえない
- 示談したのに、慰謝料の支払いを拒否される
などの可能性があるからです。
弁護士に依頼すれば、
- 手間、時間、心理的ストレスが最小限になる
- 最大限の慰謝料を請求できる
- 慰謝料の支払い拒否などのトラブルを避けられる
といったメリットがあります。
「でも、高額な弁護士費用がかかるのでは?」
と心配になるかもしれませんが、不倫に強い法律事務所では、相談料・着手金無料、慰謝料請求に成功した場合のみ成功報酬が発生する事務所もあります。
そのため、費用で損することがないのです。
2−1:自分で示談する流れ
自分で示談する流れは、以下の通りです。
詳しい流れを解説します。
2−1−1:まずは証拠を集める
不倫で示談するためには、まずは不倫の内容を示せる証拠を集めることが大事です。
なぜなら、証拠がなければ不倫の被害を示すことができず「不倫なんてしていない」と開き直られてしまうからです。
そのため、まずはできるだけ早い段階で、できるだけたくさんの証拠を集めておくことが大事なのです。
証拠については3章で詳しく解説しています。
2−1−2:加害者に内容証明郵便を送付する
証拠を集めたら、次にやらなければならないのが「配達証明付き内容証明郵便」を送付することです。
【配達証明付き内容証明郵便とは】
内容証明とは、差し出した日付、差出人の住所・氏名、宛先の住所・氏名、文書に書かれた内容を、日本郵便が証明してくれる手紙の一種です。配達証明とは、配達先の宛名、日付を証明してくれる仕組みです。
配達証明付き内容証明郵便を送ることで、
- 不倫慰謝料請求の「3年の時効」を一定期間止めて、余裕を持って請求手続きを進められる
- 慰謝料請求の意思表示をした証拠になる
- 相手に対して心理的圧力をかけられる
といったメリットがあるため、必ず最初に作成、送付するようにしましょう。
※時効について、詳しくは4章で解説しています。
内容証明の作成、送付方法について、詳しくは以下の記事で解説しています。
【無料テンプレート付き】内容証明で不倫慰謝料を請求する全手法
2−1−3:示談交渉をする
内容証明を送付したら、相手から何らかの反応が返ってくると思います。その場合は、それから示談交渉(裁判外交渉)を開始してください。
自分だけで示談交渉する場合は、電話や対面で不倫の加害者、もしくは加害者の代理人である弁護士と直接話して交渉します。
交渉する中で、
- 慰謝料の金額
- 支払い方法や支払い期限
- 金銭以外の要求(謝罪、接近禁止など)
について明確に定め、合意するまで交渉します。
ただし、実際には自分だけで交渉する場合、互いに感情的になって交渉が膠着したり、トラブルになったりすることがあります。
なので、最初から弁護士に依頼することが望ましいです。「どうしても弁護士費用を払うお金がない」「どうしても不倫をした加害者に直接謝罪させたい」などの事情がなければ、最初から弁護士に依頼することをお勧めします。
2−1−4:示談書を作成する
示談交渉(裁判外交渉)によってお互いに合意したら「示談書」を作成する必要があります。
示談書とは、合意した内容について具体的に記載した書面のことで、書面として残して互いにサイン・押印することで、合意した内容を守らせることができます。
示談書とは、以下のようなものです。
示談書には、以下のことを記載します。
【示談書に記載すべき8つのこと】
- 人物名
- 不倫の事実(期間や内容)
- 慰謝料の金額、支払方法
- 金銭以外の約束(接触禁止、守秘義務、迷惑行為の禁止)
- 違約金条項
- 完全解決条項
- 清算条項
- 署名、押印
示談書の詳しい書き方や注意点について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
【雛形付き】不倫慰謝料請求でスムーズに示談書を作成する全手法
2−1−5:示談で解決しなければ訴訟(裁判)を提起する
当事者同士での示談交渉(裁判外交渉)では、
- 慰謝料の金額に折り合いがつかない
- 不倫の事実を加害者が認めない
などの原因で、解決に至らないことも多いです。
その場合は、訴訟(裁判)を提起して、裁判所で不倫慰謝料を請求することになります。
自分で訴訟(裁判)を提起する場合は、まずは「訴状」を作成して裁判所に提出します。
不倫慰謝料請求での裁判について、詳しくは以下の記事で解説しています。
不倫裁判の注意点!知っておくべき裁判の全知識を現役弁護士が解説
2−2:弁護士に依頼する流れ
不倫の示談を弁護士に依頼する場合、以下の流れで手続きが進められます。
※法律事務所によって流れが異なる可能性があるため、あくまで一般的な流れだと考えてください。
順番に解説します。
2−2−1:まずは証拠を集める
弁護士に依頼する場合も、まずは不倫の証拠を集める必要があります。
なぜなら、証拠がなければ弁護士に依頼を受けてもらえなかったり、示談で解決できず裁判(訴訟)になった場合に、負けてしまう可能性があるからです。
不倫の証拠は「SNS上のやり取り」「不倫があったことが分かるレシート」「Suicaやクレジットカードの履歴」なども使うことができる上、弁護士が職権を使って集められる場合もあるからです。
証拠について、詳しくは3章をお読みください。
2−2−2:不倫に強い弁護士を探し依頼する
不倫の証拠を集めるのと並行して、不倫に強い弁護士を探して依頼・契約することが大事です。
弁護士に依頼する場合、注意すべきなのが「弁護士なら誰でも良い」とは考えず、不倫トラブルに強い弁護士に依頼することです。
なぜなら、医師に「眼科」「耳鼻科」などの専門があるように、弁護士にも「不倫」「労働問題」「交通事故」などの得意不得意があるからです。
そのため、弁護士の中には、自分の専門外については無知である人も多く、そのような弁護士に依頼すると、
- 慰謝料がもらえなかった
- もっともらえるはずだったのに、慰謝料が少なくなった
など、あなたにとって損になることもあり得ます。
そこで、以下のポイントを押さえて弁護士選びをすることをおすすめします。
【不倫トラブルに強い弁護士を選ぶ基準】
- 慰謝料請求の実績が多い
- 依頼前に請求できる金額を教えてくれる
- 相談をしっかり聞いてくれる
- 家族や職場にバレないように交渉を進めてくれる
- 相手や弁護士に会わずに解決する方法を提案してくれる
不倫トラブルに強い弁護士を選ぶ基準について、詳しくは以下の記事で解説しています。
【保存版】不倫の慰謝料請求に強い弁護士の基準を現役弁護士が解説
不倫慰謝料請求に強い弁護士の探し方等について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
【保存版】不倫トラブルを弁護士に依頼して最大限有利に解決する全手法
弁護士に依頼したら、その後の示談交渉(裁判外交渉)や示談書の作成など、ほとんどの手続きを弁護士が代理で行ってくれます。
そのため、あなたはメール・電話・郵送のやり取りだけで、手間、時間、心理的ストレスをほとんどかけずに示談することも可能です。
3章:不倫示談のために集めるべき証拠
不倫の示談でより高額の慰謝料を請求するためには、まずやるべきなのが証拠集めです。
証拠がなければ、不倫(不貞行為)の事実があっても弁護士に依頼を受けてもらうことができなかったり、裁判になっても裁判官に不倫があったことを認めてもらうことができず、請求が認められないからです。
ただし、証拠になるものはいろいろなものがありますので、これから紹介するものを工夫して集めてみてください。
不倫(不貞行為)の証拠になるもの、ならないものは以下の通りです。
【証拠になるもの】
- 写真
→ラブホテルや旅館で泊まった写真など) - 録音した音声データや録画した撮影データ
→性行為やそれを予測させる会話等の録音、撮影 - クレジットカードの利用明細、レシート
→ラブホテルや旅行先で利用したと思われるもの、避妊具等の明細やレシート - Suica、PASMOなどの利用履歴
→不倫相手の自宅の最寄り駅等の利用履歴 - メール、LINEや手紙
→不倫相手とのやり取りが残っているもの - SNSやブログ
→不倫相手との交際や行為について書かれたもの - 手帳、日記、メモ
→配偶者との会話や目撃した行為等について、継続的にとった手書きの記録 - GPS
→ラブホテルや不倫相手の自宅に滞在したことが分かる記録 - 不倫相手の住民票の写し
→配偶者と不倫相手が同棲している場合の、同棲を示す住民票 - 妊娠、堕胎を証明できるもの
→配偶者が妊娠したor不倫相手を妊娠させた場合、それを示す証拠(中絶同意書のサインなど) - 子どもの血液型
→子供の血液型が、夫婦の血液型から一致しない場合 - 興信所や探偵の調査報告書
→興信所、探偵に調査依頼した場合
【証拠にならないもの】
- 改ざんが疑われてしまうもの
→加工が可能な音声や画像データ(デジカメの写真、スクリーンショット)など。 - 異性といつも出かけているという事実
→証拠がなく、証言だけしかない場合は、慰謝料請求が認められにくいです。 - 違法に集めたもの(盗聴、盗撮、盗み見)
→ただし、不倫の証拠は普通の方法では集めることが難しいため、違法な集め方でも認められることが多いです。認められにくいのは、著しく反社会的な集め方(他人の自宅や土地に入っての盗撮、カメラの設置、窃取など)です。
上記の証拠になるものを、できるだけたくさん集めてください。
証拠が多いほど弁護士や裁判官に対する説得力を高めることができるためです。
より詳しい証拠の内容やその集め方については、以下の記事をご覧ください。
【浮気・不倫の13の証拠】証拠になるもの・ならないものを弁護士が解説
4章:不倫で示談する際の3つの注意点
示談に失敗しないためには、これから紹介する注意点についても知っておくことが大事です。
弁護士に依頼する場合は、弁護士に任せれば良いため、それほど注意する必要はありませんが、自分で示談したい場合は、よく注意しておきましょう。
【示談する際の3つの注意点】
- 時効が経過する前に示談を成立させる
- 暴言、暴力、脅迫行為は絶対にしない
- 示談書は公正証書にする
順番に解説します。
4−1:時効が経過する前に示談を成立させる
不倫の慰謝料請求には、3年の時効があります。
時効の基準になる日(起算点)は、不倫相手の素性(名前や住所など)が判明した日になります。
この3年の時効が過ぎてしまうと、加害者は慰謝料を支払う義務がなくなります。つまり、あなたが慰謝料請求しても認められなくなってしまうため、示談に失敗する可能性が非常に高くなるのです。
4−2:暴言、暴力、脅迫行為は絶対にしない
不倫の示談を成功させたい場合は、絶対に以下のことはやってはいけません。
- 「バカ」「クズ」「淫乱」など、相手を侮辱する暴言
- 殴る、蹴る、叩くなどの暴力
- 「不倫をばらす」などの名誉毀損行為
- 「ばらされたくなければ〇〇万円支払え」などの脅迫行為
これらのことをすると、あなた自身が暴行罪、侮辱罪、名誉毀損罪、脅迫罪などの罪に問われてしまいます。
その結果、あなたに罰金や懲役などの罰則が与えられたり、請求できる慰謝料の金額が大幅に減額されてしまう可能性があります。
不倫の制裁を与えたい!合法的に制裁を与える方法を弁護士が徹底解説
4−3:示談書は公正証書にする
不倫で示談した場合、示談書は「公正証書」にすることをおすすめします。
公正証書とは、公証人に立ち会ってもらい、示談書が双方の合意に基づいたものであることを証明する、書面の作成方法のことです。
分かりやすく言うと、示談書の内容について公的なお墨付きをもらう、ということです
示談書を公正証書にしておくことで、
- 加害者が慰謝料の支払を拒否した場合
- 加害者が示談書の内容に違反したため、違約金を請求したい場合
などに、強制的に支払わせることができるというメリットがあります。
【雛形付き】不倫慰謝料請求でスムーズに示談書を作成する全手法
5章:(加害者側)不倫をして示談で解決したい場合に知っておくべき事
不倫をしてしまった加害者側の人で「示談で解決したい」という場合、以下のことを知っておくべきです。
- 慰謝料請求は減額、免除できるケースがある
- 対応は弁護士に依頼するべき
順番に解説します。
5−1:慰謝料が免除、減額できるケース
不倫の慰謝料は、
- 婚姻関係が客観的に破綻していた場合
- パートナーとの関係が、婚姻、婚約、内縁関係のいずれでもない(ただの恋人)
- 不倫相手が発覚してから、3年の時効が経過している
- 故意、過失のいずれもない
という場合は、慰謝料の支払いが免除できます。
さらに、慰謝料の金額は以下の要素から決まるため「減額」の要素が重なると、相場よりも少ない金額になる可能性があります。
【不倫(不貞行為)の慰謝料相場】
■不倫はしたが夫婦関係は継続:50万円~100万円
■不倫が原因で別居に至った:100万円~200万円
■不倫が原因で離婚に至った:150万円~300万円
したがって、不倫してしまい示談で解決する際は、被害者側の言い値で支払う必要はないのです。
実際の慰謝料の金額は状況によって異なりますので、詳しくは弁護士に相談することをおすすめします。
慰謝料の金額について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
【試算表つき】不倫慰謝料の計算に関わる8つの要素と計算時の注意点
さらに、慰謝料相場について確認したいときは、以下の記事をご覧ください。
まさか自分の家庭で・・不倫の慰謝料相場と増額・減額を左右する7つの要因とは
5−2:対応は弁護士に依頼しよう
繰り返しになりますが、慰謝料は示談交渉時に免除、減額を要求することができます。
しかし、慰謝料の免除、減額の交渉をするのは、自分だけでは難しい場合が多いです。
なぜなら、減額交渉をするためには、
- 不倫慰謝料請求に関する、法的な知識
- 不倫慰謝料請求の過去の判例に関する知識
- 不倫慰謝料の減額、増額要素に関する知識
- 交渉テクニック
などが必要であり、さらに当事者同士では感情的になって、示談交渉が進まないことが多いからです。
そのため、実際の減額、免除の示談交渉を進める前に、弁護士に依頼して今後の示談に関わる手続きを任せてしまうことをおすすめします。
慰謝料請求された場合に、すぐにやるべきこと、やってはならないこと等について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
【示談書雛形付き】不倫で慰謝料請求されたら?慰謝料を減額・回避する方法
まとめ:不倫の示談について
いかがでしたか?
最後に今回の内容をまとめます。
【示談のメリット】
- 被害者・・・慰謝料請求などの要求をして、相手に必ず責任を取らせることができる。
- 加害者・・・何度も慰謝料請求されたり、不倫トラブルを蒸し返されることを避けることができる。
■不倫はしたが夫婦関係は継続:50万円~100万円
■不倫が原因で別居に至った:100万円~200万円
■不倫が原因で離婚に至った:150万円~300万円
【不倫トラブルに強い弁護士を選ぶ基準】
- 慰謝料請求の実績が多い
- 依頼前に請求できる金額を教えてくれる
- 相談をしっかり聞いてくれる
- 家族や職場にバレないように交渉を進めてくれる
- 相手や弁護士に会わずに解決する方法を提案してくれる
【示談する際の3つの注意点】
- 時効が経過する前に示談を開始する
- 暴言、暴力、脅迫行為は絶対にしない
- 示談書は公正証書にする
示談の基礎知識をしっかり頭に入れて、不利にならないように行動をはじめてくださいね。
不倫裁判の注意点!知っておくべき裁判の全知識を現役弁護士が解説
【無料テンプレート付き】内容証明で不倫慰謝料を請求する全手法
仕返ししてやる!不貞行為の慰謝料相場と高額取るために必要な全知識
【保存版】不倫の慰謝料請求に強い弁護士の基準を現役弁護士が解説
【浮気・不倫の13の証拠】証拠になるもの・ならないものを弁護士が解説
不倫の制裁を与えたい!合法的に制裁を与える方法を弁護士が徹底解説
【雛形付き】不倫慰謝料請求でスムーズに示談書を作成する全手法
【試算表つき】不倫慰謝料の計算に関わる8つの要素と計算時の注意点
不倫慰謝料計算機で算出された数値は、
あなたが請求できる、または請求される慰謝料の相場額です。
実際の金額は、不倫の程度や証拠の有無などにより増額・減額します。
不倫相手への慰謝料請求やスムーズな支払いを希望される場合は、
弁護士への相談・依頼を検討してください。