不倫カウンセリングとは?相談できる内容やメリデメを弁護士が解説

監修者

弁護士法人新橋第一法律事務所
代表弁護士 住川 佳祐

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チェック
この記事を読んで理解できること
  • 不倫カウンセリングとは?相談できる内容
  • 不倫カウンセリングのメリット・デメリット
  • 不倫カウンセリングの選び方
  • 不倫カウンセリング以外の相談先

あなたは、

  • 不倫問題で悩んでいるのでカウンセリングを受けたい
  • 不倫カウンセリングについて知りたい
  • 不倫カウンセリングの選び方が知りたい

などとお考えではありませんか?

結論から言うと、不倫問題で悩んでいる場合、親や親族、知人に相談することは躊躇されるでしょうから、不倫問題を専門とする不倫カウンセリングに相談するのが解決への近道といえます。

また、法的な問題を解決するアドバイスが必要な場合には、法律のプロである弁護士に必ず相談することが重要となってきます。

そのため、不倫カウンセリングとはどのようなもので、どのような相談ができるのか、不倫カウンセリングのメリット・デメリットなどについても十分理解することが重要です。

そこでこの記事では、

1章では、不倫カウンセリングとは?相談できる内容

2章では、不倫カウンセリングのメリット・デメリット

3章では、不倫カウンセリングの選び方

4章では、不倫カウンセリング以外の相談先

について解説します。

この記事を読んで、不倫カウンセリングとはどのようなものかをしっかり理解し、現に不倫問題で悩んでいる方はもちろん、将来不倫問題に直面するようなことがあれば参考にして下さい。

不倫の慰謝料でお悩みのあなたへ、まずはお気軽にご相談ください
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1章:不倫カウンセリングとは?相談できる内容

この章では、不倫カウンセリングとは?相談できる内容について解説します。

  • 不倫カウンセリングとは
  • 不倫カウンセリングで相談できる内容

それぞれ説明します。

1-1:不倫カウンセリングとは

配偶者の不倫で悩んでいる場合、心身に不調をきたせば医師に相談するでしょうし、また、離婚や慰謝料の請求で決着をつけたいのであれば、弁護士、法テラスや自治体の法律相談などでの相談を考えるでしょう。

しかし、医師や弁護士のもとに赴くだけの踏ん切りがつかないため、悩みを打ち明けられない人もいるでしょう。

このような場合、「不倫問題」を専門に扱っているのが、「不倫カウンセリング」であり、プロとして不倫の悩み相談を受けアドバイスをするのが不倫カウンセラーになります。

不倫に悩んでいる人は、不倫された側だけでなく、不倫した側も相談できます。

不倫カウンセリングでは、不倫問題に関する悩みについて、相談者の身になって夫婦関係に配慮しながら、心理を分析した上で適切なアドバイスをしてくれます。

1-2:不倫カウンセリングで相談できる内容

不倫カウンセリングで相談できる内容は、基本的に不倫に関する悩みの問題です。

不倫カウンセリング では、配偶者の不倫で悩んでいる「された側」はもちろん、不倫した側も相談ができます。

それぞれに分けて、相談できる内容を見てみましょう。

【不倫された側】

  • 配偶者に不倫をやめさせたい
  • 配偶者の不倫に悩んでいるが答えが出ない
  • 配偶者の不倫が疑わしい
  • つらい気持ちを聞いて欲しい
  • 弁護士などに依頼せずに解決したい
  • 離婚を優位に進めたい
  • 配偶者の不倫が原因で離婚を検討中
  • 配偶者と離婚したくない
  • 配偶者と関係を修復したい

【不倫した側】

  • 不倫をやめたい
  • 不倫相手とこのまま続けていいのか将来が不安
  • 過去に不倫をしてしまい罪悪感が消えない
  • 夫婦関係を解消したい
  • 夫婦関係を修復したい
  • 不倫相手に本気だから配偶者と離婚したい
  • 会社にバレたらクビになると思うが、不倫がやめられない

なお、不倫問題の相談に関連して、不倫した配偶者との離婚や慰謝料の請求、不倫相手に対する法的措置などに関する相談をすることも考えられます。

しかし、非弁護士による法律事務の取扱い等を禁止している弁護士法72条の問題もありますので、相談目的が法律事務にならないように注意する必要があります。

2章:不倫カウンセリングのメリット・デメリット

この章では、不倫カウンセリングのメリット・デメリットについて解説します。

  • 不倫カウンセリングのメリット
  • 不倫カウンセリングのデメリット

それぞれ説明します。

2-1:不倫カウンセリングのメリット

ここでは、不倫カウンセリングのメリットについて詳しく確認しましょう。

  • 精神的ストレスが緩和される
  • 客観的なアドバイスを受けられる
  • 不倫の再発防止が期待できる  

では一つ一つ見ていきます。

2-1-1:精神的ストレスが緩和される

配偶者が不倫していることを知れば、それだけでも大きなストレスを受けます。

しかも、同居を続けている場合には、そのストレスは計り知れません。

不倫という夫婦間の問題は、親や親族、知人に気軽に相談しにくいため、一人で悩みを抱え込んでしまうとつらい日々を過ごすことになります。

自分の中で答えが見つからず、堂々めぐりを繰り返してしまい、ますます精神的ストレスを抱えこんでしまうでしょう。

このようなストレスは、不倫した側にも、当てはまります。

このまま関係を続けてよいのかと悩み、自分の家族や相手の家族に迷惑をかけているという負い目から、不安な気持ちで生活を送ることになるため、やはり精神的ストレスを抱えることになります。

不倫問題は、親や家族、知人に気軽に相談できないため、第三者である不倫カウンセリングに相談し、話を聞いてもらって悩みを打ち明けることができれば、精神的ストレスの緩和につながります。

誰にも言えなかった不倫の悩みや心に溜め込んでいた不満を吐き出すことで、自分の本当の気持ちや望むことが整理され、気持ちが楽になり不安が軽減されるでしょう。

2-1-2:客観的なアドバイスを受けられる

不倫問題では、不倫をどうやってやめるか、またやめさせるか、今後どうするのが望ましいかなど、解決すべき問題は多いです。

こうした問題を解決するためには、まず各自が心の整理をする必要があります。

その相談相手になるのが、不倫カウンセリングになります。

不倫カウンセリングでは、相談者の個人情報や相談内容は保護され、相談者の状況やその気持ちに応じた最善な方法を考え、一人ひとりに合った解決策が提案され、根本的な問題解決に向けた客観的なアドバイスを受けられます。

2-1-3:不倫の再発防止が期待できる  

不倫カウンセリングでは、不倫問題を専門としているカウンセラーと話すことにより、これまでの夫婦の関係や悩みを打ち明けることができます。

カウンセラーとのやり取りを進める中で、不倫に至った原因が何であったのかを理解することができ、自分で解決策を考えるきっかけにもなります。

つまり、不倫カウンセリングを受けることで、不倫の原因に気付き自分で解決策を考えられるため、不倫の再発防止が期待できます。

2-2:不倫カウンセリングのデメリット

ここでは、不倫カウンセリングのデメリットについて詳しく確認しましょう。

  • 費用がかかる
  • カウンセラー選びが重要になる
  • カウンセラーには解決できない問題がある

では一つ一つ見ていきます。

2-2-1:費用がかかる

不倫カウンセリングは、相談を受けることが業務となりますので、相談だけでも費用がかかります。

不倫カウンセリングの相談方法には、対面、電話、オンライン(ビデオ通話、音声通話、メール・チャット)があります。

対面相談は、不倫カウンセリングの事務所や相談者の自宅、カフェなどで行われ、相談場所が事務所以外の場合には、相談料のほかに交通費などの経費が必要です。

電話やオンラインでの相談では、相談料の他に通信費や設定された料金が必要になります。

このように、どのような相談方法を利用したとしても、費用がかかるためデメリットと言えるでしょう。

2-2-2:カウンセラー選びが重要になる

不倫問題で悩み不倫カウンセリングに相談したい方は、自分の悩みを受け止めてくれて、不倫問題に精通しているカウンセラーを頼りたいでしょう。

不倫問題に精通しているカウンセラーであれば、的を射たアドバイスが期待できるからです。

相談者の立場からすれば、不倫問題に精通しているカウンセラーが在籍していることが、不倫カウンセリング選びでは重要になります。

また、不倫での悩みが高じて精神を病み治療が必要な方や法律的な解決を望んでいる方にとっては、不倫カウンセリングでの相談だけでは、真の解決が得られることにはなりません。

相談者の状況に応じて、医師や弁護士に相談を促すなどの、適切で柔軟な対応ができるカウンセラーを選ぶ必要もあります。

そのようなカウンセラーの存在については、通常は当てがないでしょうから、過去の口コミなどを手掛かりにせざるを得ないかも知れません。

さらに、何度も相談するためには、料金も考慮せざるを得ないため、相談料が適切であることも、カウンセラー選びでは欠かせないファクターになります。

以上のように、不倫カウンセリングでは、カウンセラー選びが重要になります。

2-2-3:カウンセラーには解決できない問題がある

不倫での悩みが高じて精神を病んでいる場合には、医師による適切な治療を受ける必要があるため、カウンセラーでは解決できないことになります。

また、配偶者が不倫したため、配偶者やその不倫相手に慰謝料を請求したいという場合には、弁護士法72条所定の法律事務に当たることになるため、原則として、弁護士以外の者は報酬を得て取り扱うことができません。

他にも、不倫の証拠を集めたい場合には、弁護士や探偵などの専門家の業務になります。

以上のように、カウンセラーには解決できない問題があるのです。

3章:不倫カウンセリングの選び方

この章では、不倫カウンセリングの選び方について解説します。

  • 自身の悩みが得意なカウンセラーを選ぶ
  • 相談方法を確認する
  • 相談者の口コミを参考にする

それぞれ説明します。

3-1:自身の悩みが得意なカウンセラーを選ぶ

不倫カウンセリングを受けるに当たって大事なことは、自身がどういったことで悩んでいるのかを確認して臨むことです。

その上で、カウンセラーを選ぶときの決め手となるのが、そのカウンセラーが自身の悩みの相談に対応できる力量があるかどうかということです。

カウンセラーが得意とする「専門分野」が、自身の悩みと合致しているかどうかがポイントになります。

そうしますと、臨床心理士、公認心理師の資格を有し、経験豊富なカウンセラーが望ましいことになります。

このように、自身の悩みが得意なカウンセラーを選ぶことが重要になります。

3-2:相談方法を確認する

不倫カウンセリングの相談方法には、上述したように、対面、電話、オンライン(ビデオ通話、音声通話、メール・チャット)があります。

対面相談は、実際に話をすることで、言葉だけではうまく伝えられない微妙なニュアンスも、身振り、手振り、表情やジェスチャーで伝えることができます。

対面とビデオ通話は、カウンセラーの顔を見ながら話すことができるため、安心感があります。

カウンセラーも、相談者の表情などから情報が得られるため、相互のコミュニケーションがスムーズにいきます。

オンラインの方法を取れない方には、対面と電話が選択肢となります。

電話相談は、自宅だけに限らずどこからでも気軽にかけられますので、人に顔を見せたくない、カウンセリングを受けていることを知られたくないという方には、受けやすいといえます。

音声通話は、電話と同様に考えることができます。

メール・チャットによる相談は、自分の自由な時間帯に気軽に相談でき、自分が送信した内容や、カウンセラーからの返信を、いつでも読み返すことができます。

不倫カウンセリングには、どのような相談方法があるのかを確認し、費用の面も考慮して、自分に合った方法を選ぶことが重要といえます。

3-3:相談者の口コミを参考にする

不倫カウンセリングで相談を受けようとする場合、一つの手掛かりとして、口コミの評判から、相性がよく評判のよいカウンセラーを探す方が多いと思われます。

相談者の口コミをチェックすることで、カウンセリングの内容やカウンセラーの対応などの情報を得ることができるからです。

口コミの情報を参考にして、自分に合ったカウンセリングを選べるという安心感もあります。

自分が悩んでいる内容を専門としているカウンセラーが、在籍しているかも確認した上で、口コミの評判などをチェックすることも必要なことになります。

このように、不倫カウンセリングを選ぶ場合、相談者の口コミを参考にすることも大切なことになります。

4章:不倫カウンセリング以外の相談先

この章では、不倫カウンセリング以外の相談先について解説します。

  • 弁護士・法律事務所
  • 探偵事務所
  • 市区町村の無料相談窓口

それぞれ説明します。

4-1:弁護士・法律事務所

不倫した配偶者との離婚を決めている場合、弁護士・法律事務所であれば、法律の専門家の立場から、離婚の手続、財産分与や慰謝料請求、未成年の子どもの親権問題、養育費などについて幅広く相談できます。

相談内容には、

  • 不倫で離婚をするためには、どのような証拠が必要か
  • 慰謝料の算定にはどのような事情が考慮されるか
  • 財産分与の対象となる財産はどのようなものか
  • 親権や養育費はどのように決められるか
  • 離婚後の生活に不安がある場合の手続き

など、一般的に高度な法律問題が含まれますので、実際に日々、依頼者に代理して交渉や裁判を行っている弁護士・法律事務所でないと判断が難しいのです。

そして、離婚や慰謝料の請求などの法律事務について、報酬を得て行うことができるのは、法律で例外が規定されている士業関係者の場合を除き、弁護士しかできないことになっています。

したがって、士業の資格のない不倫カウンセリングの場合であれば、せいぜい一般論を伝える程度しかできないのです。

また、不倫して配偶者から離婚や慰謝料などを請求されている場合も、その相談先は同じく弁護士・法律事務所になります。

4-2:探偵事務所

配偶者の不倫を明らかにし離婚や慰謝料を請求するためには、不倫現場の確実な証拠が必要になります。

不倫の事実を確かめたい、あるいは不倫相手の身元を調査したいという場合には、不倫の証拠収集や身元調査のノウハウに精通している探偵事務所に相談すべきといえましょう。

4-3:市区町村の無料相談窓口

各自治体では、弁護士による無料法律相談を行っています。

不倫した配偶者との離婚等を考えている場合には、市区町村の無料相談窓口を利用してアドバイスを受けるのもよいでしょう。

また、離婚した後、児童扶養手当や生活保護などを受ける場合には、市区町村における手続が必要になりますので、早めに市区町村の担当窓口で相談しておくようにしましょう。

まとめ:不倫カウンセリングとは?メリット・デメリットとその他の相談先

この記事では、

  • 不倫カウンセリングとは?相談できる内容
  • 不倫カウンセリングのメリット・デメリット
  • 不倫カウンセリングの選び方
  • 不倫カウンセリング以外の相談先

について解説しました。

不倫カウンセリングでは、

  • 精神的ストレスが緩和される
  • 客観的なアドバイスが受けられる
  • 不倫の再発防止が期待できる

というメリットがあり、不倫問題の解決に糸口が見いだせることになるでしょう。

しかし他方で、費用がかかる上、自分の悩みに合ったカウンセラー選びや、カウンセラーには解決できない問題があるというデメリットもあります。

また、不倫問題については、離婚・慰謝料などの法的問題の解決も欠かせないため、不倫カウンセリングでは解決できません。

不倫問題では、不倫される側のみならず、不倫する側も不安な気持ちになってしまいますが、不倫カウンセリングをはじめ、弁護士・法律事務所、探偵事務所、市区町村の無料相談窓口といった様々な相談先があります。

不倫問題に対して、どのようにしたいかの考えに応じて、相談先を選ぶことも大切になります。

もし、法的問題でお悩みの場合には、ぜひ、法律のプロである弁護士にご相談することを検討しましょう。

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