不倫が苦しいと感じる4つの理由やリスクとおすすめする4つの行動

監修者

弁護士法人新橋第一法律事務所
代表弁護士 住川 佳祐

不倫が苦しいと感じる4つの理由やリスクとおすすめする4つの行動
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チェック
この記事を読んで理解できること
  • 不倫を苦しいと感じる4つの理由
  • 苦しいだけではない不倫の4つのリスク
  • 不倫で苦しい場合にあなたが取るべき行動
  • 不倫のトラブルは弁護士など専門家に相談しよう

あなたは、

  • 不倫が苦しいのはなぜ?
  • 不倫が苦しいのはリスクがあるから?
  • 不倫で苦しい場合の対処法を知りたい

などとお考えではありませんか?

結論から言うと、不倫を苦しいと感じているなら、不倫に伴うリスクをよく考え不倫をやめるための行動を取るべきです。

そして、必要であれば不倫カウンセリングなど専門家のアドバイスを受けたり、法的な問題については法律のプロである弁護士に相談することをオススメします。

そこでこの記事では、

1章では、不倫を苦しいと感じる4つの理由

2章では、苦しいだけではない不倫の4つのリスク

3章では、不倫で苦しい場合にあなたが取るべき行動

4章では、不倫のトラブルは弁護士など専門家に相談しよう

について解説します。

この記事を読んで、不倫を苦しいと感じる理由や対処法をよく理解し、現に不倫で悩んでいる方はもちろん、将来不倫で悩むようなことがあれば参考にして下さい。

不倫の慰謝料でお悩みのあなたへ、まずはお気軽にご相談ください
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1章:不倫を苦しいと感じる4つの理由

この章では、不倫を苦しいと感じる4つの理由について解説します。

  • 自分は1番にはなれず将来も望めないから
  • 罪悪感や不安感に襲われるから
  • 誰にも相談できないから
  • 自由に会えず相手の本心もわからないから

それぞれ説明します。

1-1:自分は1番にはなれず将来も望めないから

一緒に過ごしているときはどんなに幸せでも、不倫相手には配偶者という最優先の存在がいるため、結局は自分の家に帰ってしまいます。

その現実を目の当たりにすれば、不倫関係は常に2番目のポジションであることを痛感させられます。

その意味では、不倫を続ける限り、不倫相手と将来家庭を持つことを望めない現実とも向き合わなければなりません。

このように、自分は1番にはなれず将来を望めないからというのが、不倫を苦しいと感じる理由の1つになるのです。

1-2:罪悪感や不安感に襲われるから

不倫している人は、自分が許されないことをしているという罪悪感に襲われ、罪悪感と相手への思いとの間で、ゴールが見えず苦しい思いに駆られます

既婚者と不倫関係になれば、その配偶者や子どもたちに対してはもちろん、自分を大切に思ってくれている両親に対する罪悪感にも襲われ、大きなストレスを感じることになります。

そして、不倫した場合、いつバレるかという不安感にも襲われ、常に気を張った生活を送らなければならないため、精神的なストレスは計り知れないものになるでしょう。

また、不倫相手との将来がどうなるのか、いずれ捨てられてしまうのではないかという不安感にも襲われたりします。

このように、罪悪感や不安感に襲われるからというのが、不倫を苦しいと感じる理由の1つになるのです。

1-3:誰にも相談できないから

通常の恋愛だとしたら、気軽な気持ちで友人や家族に相談できますが、不倫となるとなかなかそうもいきません。

不倫の悩みは身近な人であればあるほど、相談しにくいものです。

なぜなら、不倫は、反対されることが明らかだからです。

反対されることがわかり切っている相手には、相談を持ちかけられません。

また、友人も不倫を知れば、軽蔑して離れていくかも知れないという恐怖心があるため、相談できずますます自分自身を孤立させてしまいます。

このように、誰にも相談できないからというのが、不倫を苦しいと感じる理由の1つになるのです。

1-4:自由に会えず相手の本心もわからないから

 不倫関係の場合には、会いたいときに自由に会えないため我慢を強いられます。

自分にとっては、不倫相手と過ごす時間がどんなに楽しく幸せなものであっても、そのあと相手は必ず帰っていきます。

不倫相手が帰る場所には配偶者や家族がいて、普段はそこで楽しい幸せな生活を送っているわけです。

不倫という関係と自覚しながら、自分と配偶者という2人の存在を認める不倫相手の本心がわからなくなってきます

自分との関係が壊れてしまわないか不安なため、不倫相手の本心や、2人の関係が今後どうなるのかもなかなか聞けないものです。

不倫相手と自由に会えないことから、相手の本心がますますわからなくなります。

このように、自由に会えず相手の本心もわからないからというのが、不倫を苦しいと感じる理由の1つになるのです。

2章:苦しいだけではない不倫の4つのリスク

この章では、苦しいだけではない不倫の4つのリスクについて解説します。

  • 不倫相手の配偶者に慰謝料を請求される
  • 社会的な信頼を失うおそれがある
  • 出会いや婚期を逃してしまう
  • 妊娠するおそれがある

それぞれ説明します。

2-1:不倫相手の配偶者に慰謝料を請求される

不倫相手の配偶者に不倫がバレた場合、あなたは慰謝料を請求される可能性があります。

不倫が事実であなたに故意または過失があれば、請求された慰謝料を支払う義務が生じます。

その場合、内容証明郵便で慰謝料を請求されたり、慰謝料請求の裁判を起こされたりするだけでなく、支払えない場合は給料や預貯金等の財産を差し押さえられる可能性があります。

このように、不倫相手の配偶者に慰謝料を請求されるというのが、不倫のリスクになります。

2-2:社会的な信頼を失うおそれがある

不倫は社会的なルールや倫理に反する行為であるため、周囲にバレた場合には、友人や家族からの信頼だけでなく、職場における立場にも影響し社会的な信頼を失うおそれがあります。

また、上司と部下という関係にある場合には、厳しい非難を受けるのは当然として、社会的な信頼だけでなく職を失うことにもなりかねません。

不倫がバレた場合、社会的な生活を脅かされるリスクがあることも、理解しておかなければなりません。

このように、社会的な信頼を失うおそれがあるというのが、不倫のリスクになります。

2-3:出会いや婚期を逃してしまう

不倫している間は、不倫相手のことばかり考えて視野が狭くなっているため、別の出会いを探すという意欲が起きないケースが多いです。

そのため、本来出会うはずの結婚相手とのチャンスを失い、婚期を逃してしまう結果になる可能性があります。

また、若気の至りで、不倫をすることにスリルと快感を覚え、そういった刺激から抜け出せないため、出会いや婚期を逃してしまう人もいることでしょう。

女性の場合は、不倫関係が長く続けば続くほど、妊娠適齢期が過ぎてしまい、家庭を築くタイミングを逃してしまうことにもなります。

さらに、不倫したという負い目から結婚することに臆病になったり、不倫の噂が広まってしまったりしたため、出会いのチャンスが遠のき婚期を逃してしまうことも考えられます。

このように、出会いや婚期を逃してしまうというのが、不倫のリスクになります。

2-4:妊娠するおそれがある

不倫は、そもそも肉体関係を伴うため、当然妊娠するおそれがあります。

妊娠した場合、通常の恋愛関係であれば、それをきっかけに結婚に発展することも考えられますが、不倫の場合にはそうはいきません。

不倫の結果妊娠したとなると、一番大変な思いをするのは女性のほうです。

既婚の男性は子どもの出産を望まないケースが多いため、中絶を求められるか、最悪の場合は女性から離れてしまいそのまま捨てられるおそれもあります。

男性が中絶費用を支払ってくれたとしても、その後も以前のような関係が続き、明るい未来が待っているという保障はどこにもないのです。

このように、妊娠するおそれがあるというのが、不倫のリスクになります。

3章:不倫で苦しい場合にあなたが取るべき行動

この章では、不倫で苦しい場合にあなたが取るべき行動について解説します。

  • 連絡を絶ち肉体関係をやめる
  • 不倫カウンセリングなど専門家に相談する
  • 自分が本気で得たいものを見つける
  • 不倫相手と会えない環境に移る

それぞれ説明します。

3-1:連絡を絶ち肉体関係をやめる

不倫での苦しみから逃れるためには、連絡を絶ち肉体関係をやめる覚悟が必要です。

連絡を取り合えば、結局ずるずると肉体関係が続くことになるため、まずは連絡を絶ち距離を置くことが重要です。

そのためには、自分から連絡を絶つだけではなく、相手からの連絡も絶たなければなりません。

相手から連絡がきても絶対に返信しないだけでなく、相手の電話番号やメールアドレスはもちろん、LINEなどのアプリもすべて消去することです。

また、SNSをブロックすることも必要です。

そして、自分のほうの電話番号やメールアドレスを変更し、相手からの連絡ツールを絶つことです。

このように、不倫で苦しい場合に、連絡を絶ち肉体関係をやめることが、あなたが取るべき行動になります。

3-2:不倫カウンセリングなど専門家に相談する

不倫についての相談先には、不倫カウンセリングのほか、弁護士、法テラスや自治体の法律相談窓口などがあります。

不倫カウンセリング以外の相談先は、法的問題の相談が主なものになります。

ここであなたが相談したいのは、不倫相手と別れたい不倫をやめたいということですから、不倫カウンセリングについて説明します。

不倫カウンセリングは、精神科医や公認心理師・臨床心理士・夫婦カウンセラーなどの資格を持っている専門家が実施し、不倫に関する悩み・問題について、相談者の立場や環境を考慮しながら適切な解決策・アドバイスを行っています。

不倫の当事者は、不倫していることは人に話せる内容でもないため、大きなストレスを抱えているものです。

不倫カウンセリングで人に話すことで、

  • 自分自身の心の中にある葛藤や欲求を客観的に見つめ直せる
  • 適切な対処方法を見つけることができる
  • 不倫に至った原因や背景を再認識し、再出発に向けての動機づけができる
  • 罪悪感や不安感などの心の重荷を軽減できる
  • 不倫による心の傷を癒すことができ、前向きな気持ちになれる

などが期待できるのです。

このように、不倫で苦しい場合に、不倫カウンセリングなど専門家に相談することが、あなたが取るべき行動になります。

3-3:自分が本気で得たいものを見つける

不倫相手のことが忘れられるほど、その代わりになるものが見つけられれば、相手への未練や寂しさを絶ち切れる可能性があります

好きなことや没頭できることに積極的にチャレンジすることで、自分が本気で得たいものを見つけることが期待できます。

仕事に情熱を傾けるほか、趣味や旅行、スポーツ、勉強や資格取得など、あなたが楽しみややりがいを感じることを見つけることです。

そのような経験を通して、自信や充実感を得ることができます。

このように、不倫で苦しい場合に、自分が本気で得たいものを見つけることが、あなたが取るべき行動になります。

3-4:不倫相手と会えない環境に移る

どうしても不倫相手と別れて再出発したいという覚悟がある場合には、物理的な距離を置いて不倫相手と会えない環境に移ることもひとつの方法です。

具体的には、引っ越しや転職をするなどして、不倫相手に見つからない場所に身を置くことです。

不倫関係を解消するには、不倫相手との接点を絶つことが最善だからです。

お金も時間もかかることになりますが、不倫相手との関係をすべて絶つためにはこれくらいの覚悟も必要になります。

このように、不倫で苦しい場合に、不倫相手と会えない環境に移ることが、あなたが取るべき行動になります。

4章:不倫のトラブルは弁護士など専門家に相談しよう

不倫の当事者からは、次のような場合にどうしたらよいかという相談が考えられます。

  1. 不倫相手の配偶者から慰謝料を請求された場合
  2. 不倫相手とトラブルになった場合

これらは不倫のトラブルといえるものです。

このような場合の相談先としては、

  • 法的な対処がしたい場合は弁護士
  • 法的な対処がしたいけれど経済的に余裕がない場合は法テラス
  • 弁護士の探し方がわからない場合は自治体の法律相談窓口

になります。

不倫の当事者が、不倫相手の配偶者、あるいは不倫相手と直接話し合いを持っても、お互い感情的になって話が進まないケースが多いです。

それよりも、最初から相手側との交渉を弁護士に任せたほうがトラブルにならずにスムーズに解決できます

上記の①及び②に関する不倫のトラブルのすべてに対処できるのは、法律のプロである弁護士だけです。

では、弁護士に依頼した場合、上記の①及び②はどうなるでしょうか。

①の場合は、慰謝料額が適正かどうかを判断してもらい、高額な場合には減額の交渉をしてもらえます。

②の場合は、

  • 子どもができた場合に中絶するのか
  • 認知してもらえるのか
  • 養育費を支払ってもらえるのか
  • 将来結婚してもらえるのか

などのトラブルが考えられます。

女性の側にとってはいずれも切実な問題ですので、弁護士に自分の気持ちをきちんと伝えることで、問題を解決する方法についての法的アドバイスを得られるとともに、少しでも自分に有利になるように不倫相手を説得してもらえます。

このように、不倫のトラブルは弁護士など専門家に相談し、解決してもらうのが望ましいことになります。

まとめ:不倫で苦しい場合は今すぐ別れましょう。

この記事では、

  • 不倫を苦しいと感じる4つの理由
  • 苦しいだけではない不倫の4つのリスク
  • 不倫で苦しい場合にあなたが取るべき行動
  • 不倫のトラブルは弁護士など専門家に相談しよう

ということについて解説しました。

あなたは、不倫をやめることを決断したほうがよい理由や、不倫で苦しい場合の対処法についてのお悩みは解決できたでしょうか。

不倫がどんなに苦しくても、不倫に伴うリスクは余りにも大きく、あなたが望む未来を得ることの難しさがおわかりいただけたと思います。

不倫で苦しい場合は、今すぐ別れることがあなたのためなのです。

もし、不倫のトラブルでお悩みの場合には、ぜひ法律のプロである弁護士にご相談されることを検討しましょう。

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