【義母との不倫】4つのリスクと今すぐ取るべき対処法を弁護士が解説

監修者

弁護士法人新橋第一法律事務所
代表弁護士 住川 佳祐

【義母との不倫】4つのリスクと今すぐ取るべき対処法を弁護士が解説
チェック
この記事を読んで理解できること
  • 義母との不倫が抱える4つのリスク
  • 義母と不倫関係になりやすいケース
  • 義母と不倫をしてしまった場合の対処法

あなたは、

  • 義母との不倫のリスクを知りたい
  • 義母との不倫に発展しやすいケースを知りたい
  • 義母との不倫の対処法を知りたい

などとお考えではありませんか?

結論から言うと、義母との不倫のリスクや対処法で悩む前に、その結果がもたらす家庭崩壊などの代償の大きさを自覚し、義母と不倫関係にならないように心掛けるべきです。

そして、法的な問題についてのアドバイスが必要な場合には、法律のプロである弁護士に相談することをおすすめします。

まずは、義母との不倫が抱えるリスクや、義母と不倫関係になりやすいケースなど気をつけることが大事です。

また、義母と不倫した場合の対処法なども、十分理解することが重要です。

そこでこの記事では、

1章では、義母との不倫が抱える4つのリスク

2章では、義母と不倫関係になりやすいケース

3章では、義母と不倫をしてしまった場合の対処法

について解説します。

この記事を読んで、現在義母との不倫で悩んでいる方はもちろん、将来義母との不倫で悩むことあれば参考にして下さい。

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1章:義母との不倫が抱える4つのリスク

この章では、義母との不倫が抱える4つのリスクについて解説します。

  • 妻を傷つけ家庭が崩壊してしまう
  • 離婚の原因になる
  • 親族からの信頼を失う
  • 慰謝料を請求される

それぞれ説明します。

1-1:妻を傷つけ家庭が崩壊してしまう

妻からすれば、自分を慈しみ愛情をもって育ててくれた母親が、自分の夫の不倫相手であったという現実に直面しているわけです。

これは、夫ばかりでなく母親までもが、妻(娘)の存在を否定する裏切り行為であり、妻をどれだけ傷つけるかは、想像に難くありません。

妻にとって、母親は結婚するまで父親とともに自分たち子どもを支えてくれた存在であり、結婚してからは夫が一家の大黒柱として家族を支えてくれた存在でした。

そして、子どもたちにとっては、父親の不倫相手が最も身近な存在である祖母ということで、感受性を育む成長過程における心に及ぼす影響には大きなものがあります。

したがって、家族の一体感は失われ、家庭が崩壊してしまう可能性があります。

妻にとっては、夫はかけがえのない存在であっただけに、妻を傷つけ家庭が崩壊してしまう原因を作った夫の責任は極めて重いことになります。

このように、妻を傷つけ家庭が崩壊してしまうということが、義母との不倫が抱えるリスクの1つになります。

1-2:離婚の原因になる

配偶者が、自由な意思に基づいて、配偶者以外の人と肉体関係を持った場合には、民法770条1項1号の「配偶者に不貞な行為があったとき」に該当します。

したがって、義母との不倫は、不貞行為として、義母・夫どちらにとっても離婚の原因になります。

夫と義母との不倫は、妻からすれば夫の不倫相手が自分の母親であるだけに、不貞行為を立証するための証拠を集めることには躊躇するかもしれませんが、証拠がなければ裁判所は味方になってくれません。

どうしても自分で証拠を集めることが難しい場合は、弁護士に相談しましょう。

このように、離婚の原因になるというのが、義母との不倫が抱えるリスクの1つになります。

1-3:親族からの信頼を失う

夫が自分の妻の母親と不倫するということは、自分の兄弟姉妹、父母や祖父母はもとより、妻や子どもたち、妻の兄弟姉妹、父親や祖父母に与える精神的衝撃には計り知れないものがあります。

双方の親族は、お互いに不信感を持つようになり、親戚付き合いを避けるだけでなく、冠婚葬祭などの出席も控えることが予想されます。

家族関係はもとより、親族同士の付き合いも、お互いの信頼関係が前提となっていますから、親族からの信頼を失うことは避けられないところです。

このように、親族からの信頼を失うということが、義母との不倫が抱えるリスクの1つになります。

1-4:慰謝料を請求される

義母と不倫した場合、夫・義母とも、妻に対する不法行為が成立するため、妻に対して慰謝料を支払わなければなりません

したがって、夫・義母とも、妻に慰謝料を請求される可能性があります。

そのため、夫と離婚する場合には、離婚そのものだけでなく、慰謝料についても一緒に話し合う必要があります。

もし、離婚が成立したものの、慰謝料について合意に至らなかった場合には、慰謝料請求の裁判を起こされる可能性もあるでしょう。

また、夫に対する裁判の結果、支払いを命じる判決に従わない場合は、夫の給料や特有財産(婚姻前から所有していたものや、婚姻中であっても相続・贈与等により取得したもの)に対する差押えを受けたりします。

このように、慰謝料を請求されるというのが、義母との不倫が抱えるリスクの1つになります。

2章:義母と不倫関係になりやすいケース

この章では、義母と不倫関係になりやすいケースについて解説します。

  • 夫婦仲が悪い
  • 妻が家にいないことが多い
  • 義母が未亡人または離婚している
  • 夫婦間の年齢差が大きい

それぞれ説明します。

2-1:夫婦仲が悪い

夫婦仲が良い場合には、夫が不倫するということはあまり考えられないでしょう。

しかし、夫婦仲が悪い場合には、性交渉が遠のくため、夫が風俗に走るだけでなく、はけ口を求めて浮気することもないとはいえません。

そして、夫が夫婦仲の悪さを義母に相談し、胸のうちを明かしたりした場合に、義母が夫(義理の息子)の話に同情し、つい魔が差して不倫関係になるかもしれません。

また、娘から夫婦仲が悪いという相談を受けた義母が、心配して娘の夫と話し合ううちに、娘の夫の誘惑を受け入れてしまい不倫関係になることも考えられます。

このように、夫婦仲が悪いということが、義母と不倫関係になりやすいケースになります。

2-2:妻が家にいないことが多い

夫の勤務時間の都合や共働きで生活の時間帯が違うなどの事情があればともかく、普通の夫婦であれば、一緒に外出したり、買物に出かけたりすると思われます。

しかし、妻が家にいないことが多い場合、夫が一人でいる時間が多くなったり、子どもの面倒をみて過ごしたりする時間が増えるでしょう。

また、娘の夫から妻が家にいないことが多いと聞き心配した義母が、夫や子どもたちの食事の世話などするうち、家庭を大事にしない娘を嫁に持った夫に対し申し訳ないという気持ちも手伝い、男女の仲に発展するという事態も考えられます。

このように、妻が家にいないことが多いということが、義母と不倫関係になりやすいケースになります。

2-3:義母が未亡人または離婚している

義母が未亡人または離婚している場合には、義母が娘夫婦宅に顔を出す機会も多くなるでしょう。

また、義母の年齢によっては、未亡人としてあるいは離婚してからの一人身の時間が長いため、寂しさや癒されない気持ちから、女としての喜びを感じたいという複雑な心境に至ることも自然なのかも知れません。

義母がその喜び求める相手は誰でもよいというわけではなく、秘密が守られて身近にいる人ということになれば、不謹慎かも知れませんが、娘の夫に行きつく可能性もあります。

娘の夫が、義母の誘惑に負ければ、不倫という結末になります。

また、妻が母親との同居を強く望み同居している場合は、娘の夫と義母が二人きりになる機会もあるでしょう。

義母は一人身の気安さと寂しさから、娘の夫は義母を一人の女性として見たために、どちらともなく誘い合い深い関係になってしまうこともないとはいえません。

このように、義母が未亡人または離婚しているということが、義母と不倫関係になりやすいケースになります。

2-4:夫婦間の年齢差が大きい

夫婦間の年齢差が大きい場合、夫はむしろ妻の母親と年齢が近くなり、同世代ということから、親近感を覚えるでしょう。

同じ時期に青春時代を過ごしていたため、お互いに話が通じ合うということから、心を許せる友だち(仲間)という錯覚さえ覚えるかも知れません。

夫も、年の離れた妻よりも、いつの間にか義母に惹かれるものを感じるでしょうし、また、義母も同じ思いを抱いても不自然ではなく、お互いが一人の男と女として急接近する可能性もあります。

このように、夫婦間の年齢差が大きいということが、義母と不倫関係になりやすいケースになります。

3章:義母と不倫をしてしまった場合の対処法

この章では、義母と不倫をしてしまった場合の対処法について解説します。

  • 不倫がバレないうちに関係を清算する
  • 不倫がバレたら真摯に謝罪する
  • 弁護士に相談する

それぞれ説明します。

3-1:不倫がバレないうちに関係を清算する

義母と不倫してしまったとしても、妻や他の家族らに不倫がバレないうちに、関係を清算するのが賢明といえます。

このような関係が異常であることは誰の目にも明らかなことであり、社会常識から考えても不健全で不潔な関係であることは疑いようがありません。

幸いなことに不倫がバレていないのであれば、妻はじめ子どもたちや他の家族を悲しませないため、そして、お互いの家族の幸せのためにも、関係を清算して新しく出直すことが最善の道といえます。

このように、不倫がバレないうちに関係を清算するというのが、義母と不倫してしまった場合の対処法の1つになります。

3-2:不倫がバレたら真摯に謝罪する

義母との不倫がバレた場合、不倫相手が不倫相手だけに、妻や子どもたち、義父ら他の家族が許してくれるはずがありません。

そのまま、双方の家庭崩壊ということにもなりかねません。

もし、やり直す覚悟があるのであれば、自分に非がある以上、反省と悔恨の念が通じるように、妻ら家族はじめ親族に対して、心を尽くして真摯に謝罪するしかありません。

夫の真摯な謝罪が伝われば、妻の心の回復も期待できるかも知れません。

開き直りや言い訳、責任逃れをするような言動は、事態を悪化させるだけですので、絶対に慎むべきです。

このように、不倫がバレたら真摯に謝罪するというのが、義母と不倫してしまった場合の対処法の1つになります。

3-3:弁護士に相談する

義母との不倫という場合、妻は夫の謝罪を容易に受け入れられないでしょう。

そして、夫婦だけの話し合いでは、お互いに感情的になって、話し合いにならないことが予想されます。

夫の不倫相手が自分の母親であるだけに、妻に冷静さを求め、話し合いに応じるように説得することにも限界があるでしょう。

このような場合、夫としては、今後の行く末を模索するだけでなく、妻の要望を聞き出してもらい、善後策を講じるためにも、弁護士に相談するのが早道といえましょう。

弁護士に相談することで、冷却期間を置けばやり直しが見込めるのか、妻には離婚の選択肢しかないのであれば、養育費・慰謝料・財産分与などの金銭的な問題や、子の親権者といった条件についても、アドバイスを受けられるでしょう。

また、話し合いによる協議離婚で解決できる見通しや、難しい場合の離婚調停での解決の見込み、最終的に離婚訴訟によって決着をつけようとしているのかなど、夫婦間の問題解決のすべてを弁護士に託せます。

このように、弁護士に相談するというのが、義母と不倫してしまった場合の対処法の1つになります。

まとめ:義母との不倫が抱えるリスクと対処法

この記事では、義母との不倫が抱える4つのリスク、義母と不倫関係になりやすいケース、義母と不倫してしまった場合の対処法について解説しました。

あなたは、義母との不倫についてのお悩みが解決できたでしょうか。

義母との不倫が抱えるリスクがあまりにも大きいことや、その結果に伴い事後になすべき対処の大変さはご理解いただけたことと思います。

もし、義母との不倫でお悩みの場合には、ぜひ、法律のプロである弁護士にご相談されることをおすすめします。

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