飲食店店長で280万円の未払い残業代を回収した事例

監修者

弁護士法人新橋第一法律事務所
代表弁護士 住川 佳祐

飲食店店長で280万円の未払い残業代を回収した事例

ご依頼者

男性アイコン
性別
男性
年齢
不明
職業
飲食 (店長)
1ヶ月の平均残業時間
91~100時間
回収額
280万円

ご依頼内容

事例10

朝から夜中まで働き詰めの生活でも、残業代は一切支払われてなかった

私は飲食店の店長として働いていましたが、主な仕事は料理や接客など他のスタッフと大きく変わらないようなことでした。

店の営業時間中はもちろんずっと働かなければならず、また開店後の仕込み、閉店後の片付けなども私の仕事です。

そのため、朝から夜中まで働き詰めの生活でした。本当に忙しく、仕事以外のことができない生活でした。

しかも、残業代は一切支払われていませんでした。

退職後に調べて出てきた新橋第一法律事務所に未払い残業代を請求の依頼

自分で調べた結果、店長という役職でも残業代が出なければ違法であることが分かりました。

そのため、退職後に調べて出てきた新橋第一法律事務所に依頼し、未払い残業代を請求してもらうことにしたのです。

ご依頼の結果と解決ポイント

相手方は弁護士を立てて、依頼者は管理監督者なので残業代は支払わないと主張してきました。

残業代が支払われなくなる「管理監督者」とは、会社での肩書で決まるものではなく社内での権限や出退勤の裁量、給与の金額などを考慮して、経営者と一体的な立場にあるといえるかどうかによって判断されるものです。

今回のケースでは、依頼者に出退勤の裁量がないことや経営に関与していた事実もなかったこと、立場に見合った給与も支払われていなかったことから、依頼者が管理監督者に該当しないことを主張しました。

労働審判で争った結果、相手方が支払義務を認めて調停を成立させることができました。

ご依頼者コメント

迅速に交渉をはじめてくれて、スピーディに回収していただくことができました。

280万円もの金額になるとは思っておらず驚きました。依頼して本当に良かったです。