管理職を理由に残業代が出ず給料が少なくなったため、残業代を請求し380万円の回収に成功した事例

監修者

弁護士法人新橋第一法律事務所
代表弁護士 住川 佳祐

管理職を理由に残業代が出ず給料が少なくなったため、残業代を請求し380万円の回収に成功した事例

ご依頼者

男性アイコン
性別
男性
年齢
30代
職業
会社の人事部
1ヶ月の平均残業時間
61~70時間
回収額
380万円

ご依頼内容

事例42

マネージャーに昇格し管理職になったことを理由に残業代が出なくなる

私は人事部で働いていました。何年も人事部で働いていたため、あるタイミングでマネージャーに昇格することができました。

当初は昇格することをうれしく思っていたのですが、実はマネージャーは残業代が出ないと就業規則で定められていたのです。
そのため、マネージャーに昇格したのにも関わらず、残業代が出なくなったために、依然と比べて給料が下がることになってしまったのです。

仕事はやりがいがありましたし、月給も約40万円もらっていました。

しかし、忙しい時期もあり1カ月の残業時間は、平均すると約60時間~70時間にもなりました。
それが、以前ならもらえた残業代が昇格してから出なくなったのですから、仕事を続けるほど仕事に対するモチベーションが下がっていってしまいました。

当時は知識もなく「管理職は残業代が出ない」というのは当たり前なのだろうと思っていました。
しかし、実際に自分がその立場になると「本当に残業代がもらえないの?」という疑問が大きくなっていきました。

管理職の残業代について調べていたところ、新橋第一法律事務所のHPを発見

疑問を解消するために、管理職の残業代のルールについてネットで調べていたところ、新橋第一法律事務所のコラム記事を見つけたのです。

そこには、管理職であっても要素を満たさなければ残業代が出ないのは違法であると解説されていました。
そのため、私の場合も残業代が出るはずなのではないか?と思いました。

そこで、無料相談を使って相談してみたところ、私の場合も残業代が請求できる可能性があること、請求できる金額は高額になることを教えていただけましたので、そのまま依頼しました。

ご依頼の結果と解決ポイント

相手方は弁護士を立て、残業代の代わりに資格手当を支給していたと主張してきました。

そこで、資格手当が残業代に該当することが賃金規程に記載されていないことなどを主張して反論した結果、相手方が支払いに応じて交渉段階で和解を成立させることができました。

ご依頼者コメント

会社も反論してきたようですがしっかり交渉していただいたようで、380万円の残業代請求に成功しました。

管理職だからと泣き寝入りせずに行動して本当によかったと思います。
ありがとうございました。