【不倫の写真】不貞行為の証拠となる4つの例|見つける方法と注意点

監修者

弁護士法人新橋第一法律事務所
代表弁護士 住川 佳祐

【不倫の写真】不貞行為の証拠となる4つの例|見つける方法と注意点
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チェック
この記事を読んで理解できること
  • 不倫(不貞行為)の証拠となる4つの写真例
  • 不倫の写真を見つける方法
  • 不倫の写真を見つけた場合の注意点

あなたは、

  • 不倫の写真を見つける方法は?
  • 不倫と思える写真を見つけたけど証拠になる?
  • 写真を不倫の証拠にするにはどうしたらいいの?

などとお考えではありませんか?

結論から言うと、不倫の写真が有効な証拠となり得るのは、配偶者と不倫相手の間に「不貞行為(肉体関係)があった」ことを示していると認められやすい証拠です。

例えば配偶者と不倫相手が性行為中の写真や、性行為前後と思われる裸や下着姿などの写真も、肉体関係があったことを強く推認できる証拠といえます。

そのため、確実に不倫の証拠となり得るか確認し、さらに他の証拠も集めるなど、将来の慰謝料請求や離婚に向けてしっかり準備をすることが重要です。

他の証拠としては、次のような写真があげられます。

  • ラブホテルや不倫相手の部屋に出入りする写真
  • 一緒に泊まりがけで旅行に出かけた写真
  • 性的関係を示すメールやLINEを写した写真

それぞれ、肉体関係があることを強く推認できますが、場所や時間・回数などのメモや、クレジットカードの利用明細など、他の証拠と組み合わせることでさらに有力な証拠となり得ます。

この記事では、

1章で不倫(不貞行為)の証拠となる4つの写真例

2章で不倫の写真を見つける方法

3章で不倫の写真を見つけた場合の注意点

について解説します。

個々の内容をしっかりと理解して、今後の行動に役立ててください。

不倫の慰謝料でお悩みのあなたへ、まずはお気軽にご相談ください
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1章:不倫(不貞行為)の証拠となる4つの写真例

配偶者の不倫(不貞行為)の証拠となる写真例として、次の4つがあげられます。

  • 性行為中や性行為直前後の写真
  • ラブホテルや不倫相手の部屋に出入りする写真
  • 一緒に泊まりがけで旅行に出かけた写真
  • 性的関係を示すメールやLINEを写した写真

それぞれ解説します。

1-1:性行為中や性行為直前後の写真

不倫相手との性行為中の写真であれば、肉体関係があったことをはっきり証明する証拠になります。

また、性行為直前後と思われる裸や下着姿の写真、ベッド上の写真であっても、肉体関係があったことを強く推認できる証拠になります。 

合わせて、その日時や相手が特定できれば、基本的には十分な証拠と言えます。 

1-2:ラブホテルや不倫相手の部屋に出入りする写真

不倫相手とラブホテルに出入りする写真であれば、一般的に考えられる利用目的から、肉体関係があったことを示す十分な証拠になります。

また、不倫相手の部屋に出入りする写真の場合は、その時間帯や滞在時間、他の人が一緒にいる可能性などによって、肉体関係があったことを強く推認できる証拠と言えます。

合わせて、その回数や頻度を確認することによって、十分な証拠となる可能性が高まります。

1-3:一緒に泊まりがけで旅行に出かけた写真

不倫相手と一緒に泊りがけで旅行に出かけた写真で、その旅館やホテルに2人だけで出入りしている場合は、同じ部屋に泊まったことや肉体関係があったことを強く推認できます。

合わせて、クレジットカードの明細や、配偶者・不倫相手の行動記録・スケジュールなどで確認できれば、十分な証拠となる可能性が高まります。

1-4:性的関係を示すメールやLINEを写した写真

不倫相手とメールやLINEで連絡しあっている場合、その内容から肉体関係があったことが推認できるようなやり取りの写真は十分な証拠になります。

例えば、

「昨日のホテルきれいだったね」
「奥さんにばれないようにしなきゃね」
「気持ちよかったよ」

などといった文面であれば、当然肉体関係があったことを強く推認できます。

ほかに、配偶者が相手に対して、単に好意を伝えるやり取りの場合は、恋愛関係にあると認められことはあっても、直ちに肉体関係があったことまでは認められません。

この場合は、他の証拠と合わせて不貞行為を証明する必要があります。

2章:不倫の写真を見つける方法

不倫の写真を見つける方法としては、次の2つがあげられます。

  • パートナーのスマートフォンをチェックする
  • SNSをチェックする

それぞれ解説します。

2-1:パートナーのスマートフォンをチェックする

パートナーのスマートフォンは、不倫の証拠が見つかりやすい場所の一つです。

以下の点を重点的にチェックしましょう。

■写真フォルダのチェック

写真フォルダや隠しフォルダに不倫相手との写真が保存されていないか確認します。

削除された項目も確認するとよいでしょう(ただし、Face IDなどが必要な場合は無理をしないでください)。

写真には撮影時間が記録されており、位置情報がONになっていれば撮影場所も特定できます。

■メッセージアプリの確認

LINEやカカオトークなどのチャットアプリを確認し、怪しいメッセージや写真がないか探します。

LINEのトーク内のアルバムやノートも確認しましょう。

LINEには送信取消機能があるため、写真が削除されていても前後のやり取りから関係性を確認できる場合があります。

■隠しアプリのチェック

隠しアプリや鍵付きアプリを使って写真を保存している可能性もあります。

見慣れないアプリがインストールされていないか確認してみましょう。

2-2:SNSをチェックする

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は不倫の証拠を見つけるための重要な手段です。

■主要SNSのチェック

InstagramやFacebookなどのアカウントをチェックし、投稿内容や交流関係を確認します。

カップルの写真が減っている、特定の異性とのやり取りが増えているなどの変化に注目しましょう。

タグ付けされた写真も確認し、怪しい人物が映っていないかチェックします。

■裏アカウントの可能性

XやInstagramでは簡単に新しいアカウントを作成できます。

鍵付きアカウントで特定の相手とだけやり取りしている可能性もあるため、見慣れないアカウント名や複数のアプリインストールがないか確認してみましょう。

3章:不倫の写真を見つけた場合の注意点

不倫の写真を見つけた場合の注意点としては、次の3つがあげられます。

  • 写真を証拠として撮影・保存する
  • 暴力行為や脅迫行為はしない
  • 過度な行為はプライバシーの侵害に当たる

それぞれ解説します。

3-1:写真を証拠として撮影・保存する

不倫の証拠となる写真を発見した場合、その証拠を適切に記録・保存することが重要です。

以下のポイントに注意しましょう。

■正しい撮影・保存方法

証拠となる写真は、自分のスマホで「撮影」して保存しましょう。

相手のスマホに表示されている写真は、画面ごとに撮影します。

相手のスマホのデータを、自分のスマホに転送するのはNGです。

メール添付やAirdropなどの使用は、不正アクセス禁止法違反になる可能性があります。

■複数枚の撮影を心がける

1枚だけでなく複数枚撮影しておくと、ブレや途切れを防ぎ、誤って削除してしまうリスクを軽減できます。

また、配偶者や不倫相手の顔がはっきりと写っているか確認しましょう。

裁判所で証拠として提示する際は、印刷することを考慮し画質にも注意する必要があります。

■日付や場所の情報も記録する

写真が撮影された日時や場所の情報も一緒に保存しましょう。

LINEやSNSの写真の場合は、送信日時も一緒に撮影します。

3-2:暴力行為や脅迫行為はしない

不倫の証拠を見つけた場合でも、感情的になって以下のような行為は絶対に避けるべきです。

■冷静な対応を心がける

感情的になって暴力行為に及ばないようにしましょう。

不倫の写真を見つけた際に、怒りに任せて配偶者や不倫相手の携帯やスマホを無理やり奪おうとすると、暴行罪などの刑事事件に及ぶ可能性もあるので絶対にやってはいけません。

■証拠の不適切な使用は避ける

  • 写真を流出させたり、SNSにアップロードしたりしない
  • 「この写真をSNSにアップする」などと脅迫に使用しない

このような行為は、あなた自身が慰謝料を請求される原因になる可能性があります。

さらに、不倫相手の家や職場に直接会いに行ったり、電話で連絡を取って不適切な発言をした場合は、脅迫行為として相手に訴えられる可能性もあるので十分注意する必要があります。

また、職場内での不倫だった場合に相手に対して退職を強要した場合は、不倫相手に損害賠償を請求されるおそれもあるため絶対にやってはいけません。

3-3:過度な行為はプライバシーの侵害に当たる

不倫の証拠をさらに集めるために、LINEなどのアカウントに不正にログインしたり、携帯電話のデータを抜き取ったりすることは、プライバシーの侵害に当たる可能性があります。

不正に集めた証拠として認められない可能性や、逆に損害賠償を請求されるおそれもあります。

また、自分で配偶者や不倫相手を尾行や監視する場合は、注意が必要です。

長時間の尾行や執拗な監視行為は、ストーカー行為とみなされる可能性があります。

さらに、自分で不倫の瞬間を写真に収めようとする行為は、配偶者に気づかれるリスクも高いです。

素人が不貞行為の証拠を集める方法には限界がありますので、プロである興信所や探偵に依頼するという方法もあります。

もし、一人で証拠を準備することが難しい場合や、自分で相手と交渉することが難しい場合は、経験豊富な弁護士に依頼することをおすすめします。

不倫の証拠を集める過程では、あなた自身が法的問題に巻き込まれないよう、常に冷静な判断を心がけることが重要です。

興信所や探偵に依頼する場合のポイントも含めて、浮気の証拠になり得るものとその集め方について、次の記事で詳しく解説しています。

浮気・不倫の証拠として有効な10のアイテム|証拠を集めるポイント

4章:不倫の写真に関するQ&A

4-1:Q1、ラブホテルに出入りする写真は不倫の証拠になる?

A:はい、証拠になり得ます。ただし、“タイミング”と“対象者の特定”が重要です。

ラブホテルに「入る瞬間」と「出る瞬間」の両方を押さえた写真は、不倫の証拠として非常に強力です。 

特に2人が同時に写っていることで、“一緒に滞在していた可能性”が高くなり、親密度の証明につながります。 

慰謝料請求において、親密さや悪質性が強く影響するため、証拠として有力です。

4-2:Q2、スマホから見つけた写真はそのまま保存しても大丈夫?

A:撮影して保存するのはOKですが、データを転送すると違法になるおそれがあります。

相手のスマホから見つけた写真をメールやAirdropで自分に送信するのはNGです(不正アクセス禁止法違反の可能性あり)。 

正しい方法は、相手のスマホ画面を自分のスマホで撮影し、日時や相手の顔が写っていることを確認して保存することです。 

複数枚撮る・ブレていないかチェックするなどもお忘れなく。

4-3:Q3、証拠写真が1枚見つかったけど、すぐに配偶者を問い詰めてもいい?

A:すぐ問い詰めるのは避けましょう。他の証拠も集めてから弁護士に相談しましょう。

焦って問い詰めると、他の証拠を隠されてしまう可能性や、言い逃れをされる危険があります。 

より確実な証拠(LINEやSNSでのやりとり、宿泊履歴、複数の写真など)を集めておくことで、慰謝料請求時に有利に進められます。 

最終的には、専門家である弁護士に相談するのが安心・確実です。

まとめ

ここまで、不倫の写真と不貞行為(肉体関係)の証拠や、不倫の写真で慰謝料請求や離婚に向けてやることなどについて解説してきました。

最後に、今回の内容をまとめます。

■配偶者の不貞行為の証拠となる写真例

  • 性行為中や性行為直前後の写真
  • ラブホテルや不倫相手の部屋に出入りする写真
  • 一緒に泊まりがけで旅行に出かけた写真
  • 性的関係を示すメールやLINEを写した写真

■不倫の写真を見つけた際に、怒りに任せて暴力行為や脅迫行為をしないように十分注意する必要があります。

■弁護士は、不倫の離婚・慰謝料問題に関するアドバイスだけでなく、必要な手続きや資料の準備、自立後の生活のための支援制度の紹介など、幅広い範囲にわたってサポートすることができます。

この記事の内容を参考にして、これからの行動に役立ててください。

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