- 更新日:2024.08.22
- #旦那浮気
旦那が怪しい、、浮気チェックリストとこれからの対処法を徹底解説
この記事を読んで理解できること
- 当てはまるほど怪しい、旦那の浮気チェックリストと浮気の確認方法
- 旦那が浮気している場合の3つの選択肢
- 行動の前に証拠を集めることが大事
- 旦那が浮気している場合にやるべきではないこと
- 離婚する場合に知っておくべきこと
- 旦那の浮気が確実で慰謝料請求するなら弁護士に相談しよう
あなたは、
「旦那が浮気しているかもしれないからチェックしたい」
「旦那の浮気の兆候や見抜き方が知りたい」
「旦那が浮気しているため、これからやるべきことが知りたい」
などの悩みや疑問をお持ちではありませんか?
旦那が浮気しているかも、、そう思うと不安や怒り、悲しさなどでいっぱいになりますよね。
しかし、だからといって何も行動をしなければ、いつまでもモヤモヤした気持ちで過ごさなければならなくなります。
そのため、浮気が疑わしい場合、あなたがまずやるべきなのは、旦那が本当に浮気しているかどうか確かめ、正しい方法で行動をはじめることです。
そこでこの記事では、まずは旦那の浮気チェックリストと浮気を見抜く方法について解説します。
そして、浮気の可能性が高い場合にやるべき3つの行動と、証拠集め、さらにやってはならないことも紹介します。
さらに、万が一離婚する場合に知っておくべきことと、浮気のトラブルを弁護士に相談する方法も説明します。
この記事を、これからの行動のために役立ってくださいね。
全部読むのが面倒な方へ|当記事の要点
旦那の浮気が気になる場合、まずは下記のチェックリストをしてみてください。
■チェックリスト
□残業や休日出勤が増えた
□持ち物やファッションが変わった
□スマホを手放さなくなった
□性交渉を拒むようになった
□家での態度や行動が変わった
□出費が増えた(クレカなど)
□車の走行距離が増えた
□男女で行くような店のレシートがある
旦那の浮気が明らかで何らかの行動を起こしたい場合は、下記のような選択肢があります。
■旦那が浮気している場合の選択肢
- 離婚する
- 離婚せずに不倫相手に慰謝料請求
- 話し合ってなかったことにする
ただし、下記のようなことをやってはいけません。
■旦那が浮気している場合にやってはならないこと
- 浮気相手への脅迫、嫌がらせ
- 旦那や浮気相手への暴力、暴言
- 証拠を集める前に問いただす
浮気が疑われる場合は、早めの弁護士への相談が大事です。この記事で詳しく解説しています。
目次
1章:当てはまるほど怪しい、旦那の浮気チェックリストと浮気の確認方法
それでは、まずは以下のチェックリストをやってみてください。
当てはまるものが多いほど、あなたの旦那が浮気している可能性が高くなります。
【チェックリスト】
□残業や休日出勤が増えた
□持ち物やファッションが変わった
□スマホを手放さなくなった
□性交渉を拒むようになった
□家での態度や行動が変わった
□出費が増えた(クレカなど)
□車の走行距離が増えた
□男女で行くような店のレシートがあるv
いくつあてはまったでしょうか?
それぞれのポイントと浮気を見抜く方法について、これから詳しく解説します。
※ただし、あくまで浮気の可能性があるということであり、確実に浮気かどうかを判断することはできません。確実に判断したい場合は、3章の証拠集めを実践してください。
1-1:残業や休日出勤が増えた
あなたの旦那が、
- 急に残業が増えて帰りが遅くなるようになった
- 休日出勤が増えて休日に出かけることが増えた
という場合、仕事を理由にして、浮気相手と出かけている可能性があります。
特に
- 異動や昇進もないのに残業や休日出勤が増えた
- 仕事について詳しく話さなくなった
などの場は、怪しんだ方が良いかもしれません。
浮気が疑わしい場合は、
- なぜ残業や休日出勤が増えたのか、詳しく聞いてみる
- 給与明細を見て、残業代や休日出勤手当が出ているか確認する
などの方法を試してみてください。
本当に残業や休日出勤をしているなら、何らかの説明をしてくれるはずですし、残業や休日出勤が増えているなら、まともな会社なら残業代や休日手当が増えているはずだからです。
理由をはぐらかす、うろたえる、残業代や休日手当をもらっている形跡がまったくない、などの場合は、仕事を理由に浮気している可能性があります。
その場合は、3章でお伝えする証拠を集めて、浮気が確実か確認してみましょう。
1-2:持ち物やファッションが変わった
浮気している人に多いのが、浮気をはじめておしゃれに気を遣うようになったり、浮気相手の好みに合わせて、洋服や持ち物が変化することです。
たとえば、
- 最近、急におしゃれになった
- 服や下着の色が変わった
- 小物類が増えた、変わった
などのことがあれば、あなたの旦那は浮気している可能性があります。
「何となく変わったかも」と思う場合は、実際に洋服や持ち物が変わっていないか確認してみましょう。
1-3:スマホを手放さなくなった
浮気をしている人は、スマホを手放さなくなるという特徴があります。
急に浮気相手から連絡が来て、あなたにバレるのを防ぐために肌身離さず持ち歩く場合があるのです。
たとえば、
- お風呂場にまでスマホを持って行くようになった
- 以前は家の中で無防備に置いていたのに、常に持ち歩くようになった
などの場合は、浮気をしている可能性があります。
浮気が疑わしい場合は、バレないようにメール、LINEや電話の履歴、SNSのメッセージのやり取りなどをチェックして、確認することも可能です。
本来、たとえ夫婦であってもスマホを盗み見するのはプライバシーの侵害であり、民法の規定により慰謝料請求の対象になり得る行為です。
ただし、浮気の場合、一般的に証拠を集めるのが困難であることから、裁判でも、配偶者のスマホでのやり取りを撮影したもの等が証拠として認められることが多いです。
おすすめはできませんが、浮気の可能性が高く、他の手段で確認しようがない、証拠が集められないという場合は、一つの手段になると覚えておいてください。
1-4:性交渉を拒むようになった
浮気されている場合にありがちなのが、夫婦間での性交渉が減ってしまう、拒まれるようになるというケースです。
浮気相手に恋愛感情を持っているため、妻との性交渉に抵抗を持つようになり、その結果性交渉の数が減っているということがあるのです。
急に性交渉の回数が減っている場合は、どのくらい減ったか、いつ頃から減ったか記録し、タイミングを見て旦那に理由を尋ねてみましょう。
1-5:家での態度や行動が変わった
一般的に、男性は女性に比べて浮気を隠すのが下手だと言われます。
そのため、家での旦那の態度を見て、
- 最近落ち着かない、そわそわしている
- 上の空のことが増えた
- 嬉しそう、楽しそうにしていることが増えた
などの場合は、浮気が原因である可能性があります。
態度や行動が変わったからと言って、浮気である確証はもちろんありません。
しかし、違和感を感じたらモヤモヤを解消するためにも、浮気をしているのかどうかしっかり確認することをおすすめします。
その場合は、1章で紹介した各方法や、3章で紹介する証拠集めを実践してみてください。
1-6:出費が増えた(クレカなど)
急に旦那の出費が増えたという場合、浮気が原因である可能性があります。
浮気による出費には、
- デート代
- プレゼント代
- 移動費
- お金を貢いでいる
など様々なケースがあります。
最近、あなたの旦那が頻繁に口座からお金を下ろしている、クレジットカードの明細で、怪しい項目があるという場合は、注意信号です。
旦那の銀行口座やクレジットカードを確認すれば何に、いくら使っているのか分かります。
銀行やカード会社によってはインターネット上からも明細を確認できるため、もし旦那の銀行口座やクレジットカードのパスワード等を把握しているなら「銀行名(カード会社名)+明細 確認」などで検索してみてください。
1-7:車の移動距離やガソリン代、交通系ICカードの料金が増えた
旦那の移動に関わる費用が増えている場合、
- 浮気相手とのデートや旅行
- 浮気相手の自宅に通っている
などの理由である可能性があります。
そのため、
- 車の走行距離
- ガソリン代の増減
- ETCカードの記録
- 交通系ICカードの記録
などを確認することで、旦那の移動距離が増えたかどうか、どこに移動しているのかが分かります。
ETCカードは、事前に登録しておけば、下記のページから過去の利用履歴の明細を確認、印刷することができます。
利用履歴から、過去に利用した高速道路や乗り降りした料金所、利用した車種などが特定できます。
交通系ICカード(SuicaやPASMO)は、駅の券売機に挿入して「履歴表示」のボタンを押すと利用履歴を確認し、印字することが可能です。
つまり、乗り降りした駅を特定することができます。
これらを確認した結果、走行距離やガソリン代が異常に増えていた、普段使わない高速道路や駅で乗り降りしていた、などの事実があった場合、浮気している可能性が高いです。
また、自動車を利用している場合は、ダッシュボードやトランクの中を確認すると、浮気に関わる何らかの物が出てくる場合も多いです。
これらは、印刷や写真で撮影、現物を保存等しておくと後に証拠としても利用できますので、確認と合わせて証拠に残しておくことをおすすめします。
1-8:男女で行くような店のレシートがある
旦那の財布やバッグ、スーツのポケットの中等に、
- 男女で行くような飲食店
- 観光地、レジャースポット
- ホテル、旅館
などのレシートがある場合、浮気の可能性が高いです。
特に、
- 何度もそのようなレシートが見つかる
- そのような所に行く予定や、行ったことを伝えられていない
等の場合は、疑った方が良いでしょう。
おすすめはできませんが、浮気の可能性が高い場合は、旦那の財布やバッグの中、スーツのポケット等を探してみる方法もあります。
2章:旦那が浮気している場合の3つの選択肢
あなたの旦那が浮気しているという場合、現状を変える選択肢には以下の3つがあります。
【旦那が浮気している場合の選択肢】
- 離婚する
- 離婚せずに不倫相手に慰謝料請求
- 話し合ってなかったことにする
順番に解説します。
2-1:離婚する
旦那の浮気をどうしても許すことができない場合は、離婚することも一つの選択肢です。
浮気が民法上の不貞行為(※)である場合、離婚事由になると定められているため、離婚することが可能なのです。(民法770条1項1号)。
※不貞行為とは、婚姻・婚約・内縁関係にある人が、パートナー以外の異性と性交渉や性交類似行為を行うことです。詳しくは「不貞行為とは」をご覧ください。
離婚をすれば、旦那の浮気に悩むことはなくなりますし、気持ちに区切りを付けることもできるでしょう。
離婚請求は、以下の流れで行われます。
離婚の方法には、
- 協議離婚:話し合いによる離婚
- 調停離婚:家庭裁判所を使った離婚手続き
- 裁判離婚:協議や調停で条件が合意できなかった場合の、最終的な離婚手続き
の3つがあり、たいていは①で解決されます。
①が最もスピーディーかつ手間が少なく、③が最も時間、手間、お金(裁判や弁護士費用)がかかります。
そのため、多くは協議離婚や調停離婚で解決されるのです。
また、どの方法であっても、配偶者の不貞行為が明らかなら慰謝料請求が認められます。
詳しい方法は、離婚専門の弁護士に相談してみましょう。
2-2:離婚せず浮気相手に慰謝料請求
浮気された場合、離婚はせずに夫婦関係は維持し、浮気相手に慰謝料を請求するという方法もあります。
浮気が民法上の不貞行為である場合、民法709条の「不法行為(違法行為)」に該当するため、あなたが受けた精神的苦痛に対する慰謝料の請求が認められる可能性が高いのです。
慰謝料の金額は、以下のように相場が決まっています。
【不貞行為の慰謝料相場】
■不倫はしたが夫婦関係は継続:50万円~100万円
■不倫が原因で別居に至った:100万円~200万円
■不倫が原因で離婚に至った:150万円~500万円
夫婦関係をそのまま継続する場合は50〜100万円、離婚していなくても別居に至った場合は、100〜200万円程度の慰謝料が認められる可能性があるのです。
慰謝料を請求する方法には、
- 裁判外の交渉による請求
- 裁判による請求
という2つの方法があります。
裁判外の交渉とは、夫婦と浮気相手の間で(場合によっては弁護士をつけて)話し合いによって慰謝料の金額に折り合いを付ける方法のことです。
これで解決しなかった場合に、裁判によって慰謝料を決定することになります。
以下の流れで請求することができます。
慰謝料請求の詳しい流れやポイントについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。
「不倫 慰謝料 請求」
※慰謝料の相場や金額が決まるポイントについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。
まさか自分の家庭で・・不倫の慰謝料相場と増額・減額を左右する7つの要因とは
2-3:話し合ってなかったことにする
旦那に浮気されても、話し合ってなかったことにするという選択肢もあります。
離婚も浮気相手への慰謝料請求もせず、夫婦関係の再構築のみを行うというものです。
あなたが、離婚も慰謝料請求も求めないのであれば、この選択肢も良いでしょう。
とは言え、今後一切浮気をさせないために、旦那や浮気相手に対して「今後一切関係を持たない」「関係を持った場合は、違約金を支払う」などを記載した誓約書を書かせることをおすすめします。
なぜなら、一度関係を持った相手とは、後に再び関係が戻ってしまう可能性があるからです。
そのため、誓約書を書かせて「次は許さない」という断固たる態度を見せておくことが大事なのです。
どのような誓約書を書かせるべきなのかは、浮気・不倫専門の弁護士に相談してみましょう。
3章:行動の前に証拠を集めることが大事
これから離婚、慰謝料請求をする場合、浮気の事実を証明できる証拠が必要です。
証拠がなければ、浮気の事実があっても弁護士に依頼を受けてもらえなかったり、裁判官に不倫があったことを認めてもらうことができず、慰謝料請求に失敗する可能性が高いからです。
ただし、証拠になるものはいろいろなものがありますので、これから紹介するものを工夫して集めてみてください。
浮気の証拠になるもの、ならないものは以下の通りです。
【証拠になるもの】
- 写真(ホテルに出入りする写真、ホテルや旅行先でのツーショットなど)
- 録音した音声データや録画した撮影データ
- クレジットカードの利用明細、レシート
- Suica、PASMOなどの利用履歴
- メール、LINEや手紙
- SNSやブログ
- 手帳、日記、メモ
- GPS
- 不倫相手の住民票の写し
- 妊娠、堕胎を証明できるもの
- 子どもの血液型
- 興信所や探偵の調査報告書
【証拠にならないもの】
- 改ざんが疑われてしまうもの
→加工が可能な音声や画像データ(デジカメの写真、スクリーンショット)など。 - 異性といつも出かけているという事実
→証拠がなく、証言だけしかない場合は、慰謝料請求が認められにくいです。 - 違法に集めたもの(盗聴、盗撮、盗み見)
→ただし、不倫の証拠は普通の方法では集めることが難しいため、違法な集め方でも認められることが多いです。認められにくいのは、著しく反社会的な集め方(他人の自宅や土地に入っての盗撮、カメラの設置、窃取など)です。
より詳しい証拠の内容やその集め方については、以下の記事をご覧ください。
【浮気・不倫の13の証拠】証拠になるもの・ならないものを弁護士が解説
4章:旦那が浮気している場合にやるべきではないこと
旦那の浮気を知ってしまったら、怒りが抑えられなくなることもあると思います。
しかし、だからといって、感情のままに行動をしてはいけません。
もしあなたが、
- 旦那や浮気相手への脅迫、嫌がらせ
- 旦那や浮気相手への暴力、暴言
- 証拠を集める前に問いただす
といったことをしてしまうと、逆にあなたが不利になってしまうからです。
その理由について解説します。
4-1:浮気相手への脅迫、嫌がらせ
旦那の浮気が許せないからと、浮気相手に対して、脅迫や嫌がらせをしてしまうことがあります。
たとえば、
- 浮気相手の職場に連絡して、浮気していることをバラす
- 浮気相手の家族に対して、浮気していることを示す写真や文面を送りつける
- ネットの掲示板やSNSに、浮気の事実を示す投稿、写真を拡散する
- 「バラされたくなければ、〇〇万円支払え」と脅迫する
といったことです。
たとえ、あなたが浮気の被害者だったとしても、このような行為は「脅迫罪」「名誉毀損罪」という犯罪になってしまいます。
その場合は、逆にあなたが罪に問われたり、慰謝料請求されることになりかねないのです。
したがって、脅迫、嫌がらせは絶対にしないようにしましょう。
4-2:旦那や浮気相手への暴力、暴言
旦那の浮気が許せず、怒りが抑えられなくなって、旦那や浮気相手に対して、
- 「クズ」「死ね」などの精神的苦痛を与えるような暴言
- 殴る、叩く、蹴るなどの暴力
を加えることは、絶対に辞めてください。
たとえ、たった1度であっても、暴言は「侮辱罪」、暴力は「傷害罪」という罪で、罰金や懲役等の刑事罰や慰謝料請求の対象になり得ます。
あなた自身の人生を台無しにしてしまう可能性すらありますので、どんなに怒りが強くても、旦那や浮気相手を攻撃するようなことはやらないようにしましょう。
4-3:証拠を集める前に問いただす
さらに、旦那に対して、浮気の証拠を集める前に問いただすということも避けてください。
なぜなら、あなたが浮気に気づいていることを知られてしまうと、浮気の証拠を隠滅されてしまう可能性があるからです。
そうなれば、あなたが旦那の浮気を確信していたとしても、離婚や慰謝料請求などの行動を取ることが難しくなります。
離婚も慰謝料請求もせず、再構築するだけ、という場合でも証拠がなければ旦那は浮気を認めず、うやむやにされてしまう可能性もあります。
そのため、旦那の浮気に気づいたら、まずは気づいていることを知られないように、3章でお伝えした証拠集めを実践してください。
浮気を問いただすのは、証拠を集めてからにしましょう。
5章:離婚する場合に知っておくべきこと
もしあなたが、旦那と離婚することを選ぶ場合、以下の3つの点について知っておくことが大事です。
【離婚する場合に知っておくべき事】
- 財産分与
- 親権(子供がいる場合)
- 養育費(子供がいる場合)
なぜなら、旦那と離婚する場合は金銭面のことをしっかり取り決めておかなければ、本来もらえるはずのものがもらえず、損することになりかねないからです。
特に離婚し、子供は自分だけで育てるという場合は、収入が減る一方で子育ての負担は大きくなります。
そのため、その後の生活の安定のためにも、以下の3点について知っておくことが大事なのです。
順番に解説します。
5-1:財産分与
財産分与とは、それまでに夫婦で購入した家、車、貯めたお金などを、離婚の際に二人で分けることを言います。法律でも、離婚する際は、財産分与を請求できるとされています(民法768条1項)
財産分与には、
- 清算的財産分与
- 扶養的財産分与
- 慰謝料的財産分与
の3つがありますが、旦那に浮気されて離婚する場合に知っておくべきなのは、特に清算的財産分与です。
清算的財産分与とは、夫婦の間で協力して形成してきた財産については、離婚時に公平に分配するというものです(おおむね、2分の1に分配されます)。
ここで重要なポイントは、たとえ、
- 旦那の方が収入が多い
- 自分は専業主婦
などの場合でも、あなたには財産分与を請求する権利があるということです。
※もちろん逆に、旦那の方が収入が少なかったり、旦那が主夫であり、旦那の浮気を原因に離婚するという場合も、財産分与によって財産の一部を失うということになります。
財産分与の対象になるのは、婚姻中に夫婦の協力で形成されてきた財産です。
たとえば、
- 購入した自宅や車
- 結婚後の貯金
などです。
したがって、離婚する場合は、財産分与によって財産の一部をもらう権利があるということをしっかり覚えておきましょう。
詳しくは、離婚に強い弁護士に聞いてみてください。
5-2:親権(子供がいる場合)
あなたに子供がいる場合は「親権」についても、知っておく必要があります。
親権とは、親が未成年の子供に対して持つ、子供を養育したり、監護したり、財産を管理する権利や義務のことです。
離婚する場合、子供は夫婦のどちらかが引き取るため、一方が親権を持ち、一方が失うことになります。
協議離婚の場合は話し合いによって、調停離婚の場合は、調停での争いによって、裁判離婚の場合は、裁判によって親権者が決められます。
調停や裁判で親権を争った場合、多くのケースで妻側に親権が認められることが多いです。
とは言え、確実ではありません。
なぜなら、親権は以下のような複数の要素から認められるものだからです。
【親権が決まる要素】
- 経済的安定
- 親権者(親)の心身の健康状態
- 子供への愛情
- 子育てに十分な時間が割けるか
- これまでの子供の監護状況(どの程度子供の面倒をみてきたか)
- 子供と過ごしてきた時間の多さ
- 子供の意見
そのため、あなたがこれからも子供と一緒に生活するためには、確実に親権を取るために、離婚専門の弁護士に相談することをおすすめします。
5-3:養育費(子供がいる場合)
養育費とは、離婚後も離婚した元旦那から、養育のためにかかるお金をもらうことです。
未成年の子供がいる限り養育費の請求は認められるため、たとえ旦那が「養育費は支払わない」と拒否しても、請求することが可能です。
養育費には以下の相場があり、あなたの旦那には、一般的に以下の費用の支払いの義務があります。
そのため、離婚時か離婚後に、養育費の金額や支払い方法、支払い日などを取り決める必要があります。
子供のためにも、確実に養育費を取れるように行動することが大事なのです。
6章:旦那の浮気が確実で慰謝料請求するなら弁護士に相談しよう
離婚して旦那と浮気相手に慰謝料を請求する場合や、離婚せずに旦那の浮気相手に慰謝料を請求する場合、弁護士に依頼して慰謝料請求してもらうという選択肢があります。
自分だけで慰謝料請求する方法もありますが、それでは、
- 感情的になって交渉が進まない
- 交渉に失敗して1円も慰謝料がもらえない
- 本来もらえるはずの金額よりも、少ない慰謝料しかもらえない
- 慰謝料の支払いに合意したのに、いつまで経っても支払ってもらえない
などのトラブルになりかねません。
弁護士に依頼すると、
- あなたの状況で最適な選択肢を教えてくれる
- 交渉がスムーズかつスピーディーに進む
- あなたの手間や時間、心理的ストレスが最小限になる
- 慰謝料の金額を決める要素や交渉テクニックを持っているため、慰謝料の金額を最大限高額にできる可能性が高まる
- 手続き後のトラブルを避けることができる
などのメリットがあります。
ただし、弁護士なら誰でも良いというわけではありません。
医者に「内科」「眼科」などの専門があるように、弁護士にも分野によって得意不得意があるからです。
詳しい弁護士選びの方法や、弁護士に依頼する方法について、以下の記事で解説しています。
【保存版】不倫トラブルを弁護士に依頼して最大限有利に解決する全手法
まとめ:旦那の浮気・不倫
いかがでしたか?
最後に今回の内容をまとめます。
【チェックリスト】
□残業や休日出勤が増えた
□持ち物やファッションが変わった
□スマホを手放さなくなった
□性交渉を拒むようになった
□家での態度や行動が変わった
□出費が増えた(クレカなど)
□車の走行距離が増えた
□男女で行くような店のレシートがある
【旦那が浮気している場合の選択肢】
- 離婚する
- 離婚せずに不倫相手に慰謝料請求
- 話し合ってなかったことにする
【旦那が浮気している場合にやってはならないこと】
- 浮気相手への脅迫、嫌がらせ
- 旦那や浮気相手への暴力、暴言
- 証拠を集める前に問いただす
ここで紹介したことを実践して、損しないように行動してくださいね。