夫が嫌い!不倫の3大リスクと5つの割り切り法|離婚基準も解説
この記事を読んで理解できること
- 「夫が嫌いだから不倫する」は3つのリスクがある
- 夫が嫌いでも、不倫せず割り切る6つの方法
- 夫が嫌いで「離婚」する場合の4つの判断基準
あなたは、
- 夫が嫌いだから不倫したい
- 夫が嫌いだけど、不倫するのは実際どうなのか知りたい
- 夫は嫌いだけど離婚できないので対処法を知りたい
などとお考えではありませんか?
これからもずっと嫌いな夫と生活することを考えると、ため息しか出ませんよね。
結論から言うと、夫が嫌いで不倫した場合、以下の3つのリスクがあります。
- 家庭崩壊など精神的リスク
- 不倫慰謝料など経済的リスク
- 失業など社会的リスク
この記事を読めば「夫が嫌いだから不倫する」リスクが分かり、嫌いな夫と結婚生活を割り切って続ける方法を知って、適切に対処できます。
この記事では以下のとおり説明します。
1章では、「夫が嫌いだから不倫する」は3つのリスクがある
2章では、夫が嫌いでも、不倫せず割り切る6つの方法
3章では、夫が嫌いで「離婚」する場合の4つの判断基準
この記事を読んで「夫が嫌いだから不倫する」という考えを見直し、前向きに行動しましょう。
目次
1章:「夫が嫌いだから不倫する」は3つのリスクがある
この章では「夫が嫌いだから不倫する」3つのリスクを解説します。
- 家庭崩壊など精神的リスク
- 不倫慰謝料など経済的リスク
- 失業など社会的リスク
それぞれ説明します。
1-1:家庭崩壊など精神的リスク
「夫が嫌いだから不倫する」リスクの1つ目は、家庭崩壊など精神的リスクです。
不倫は民法上の不法行為で、法律上「不貞行為」にあたります。
不貞行為とは、「配偶者以外の人と性交渉を持つこと」です。
夫に不倫の証拠をつかまれ、離婚を請求された場合、強制的に離婚が成立します。
不倫による家庭崩壊で、精神的リスクを及ぼす具体例は、以下のとおりです。
- 離婚で家族が離ればなれになり、子どもにさみしい思いをさせる
- 子どもが不倫について理解できる年齢であれば、子どもから軽蔑されたり、子どもからの信用を失ったりする
- 夫が親権者となった場合、子どもと会える機会が一気に減る
- 離婚しなかった場合でも、夫婦共に精神的にしこりが残る
以上のように、不倫がもたらすリスクは、自分だけでなく家族全員の心を深く傷つけるおそれがあります。
1-2:不倫慰謝料など経済的リスク
「夫が嫌いだから不倫する」リスクの2つ目は、不倫慰謝料など経済的リスクです。
不倫の経済的リスクの注意点は、以下のとおりです。
- 不倫が夫にバレた場合、夫はあなたと不倫相手に不倫慰謝料が請求するおそれがある
- あなたの不倫相手が既婚者ならば、彼の妻からも不倫慰謝料を請求される可能性がある
- 不倫がバレて離婚に至り、あなたに十分な収入がない場合は、経済的に自立できる仕事を探す必要がある
あなたの収入が少ないほど、不倫による経済的リスクは大きく高まるでしょう。
1-3:失業など社会的リスク
「夫が嫌いだから不倫する」リスクの3つ目は、失業など社会的リスクです。
不倫の社会的リスクの注意点は、以下のとおりです。
- 同じ職場の異性との不倫が職場に発覚した場合、原則として解雇にまではならないものの懲戒処分のおそれがある
- 職場環境を乱し、業務に支障が及ぶ場合は、転勤を命じられる可能性もある
- 同じ職場の人たちから白い目で見られ、退職に追い込まれる場合もある
一旦失った社会的な信頼を回復するには時間がかかるため、不倫による社会的リスクは深刻だと言えるでしょう。
2章:夫が嫌いでも、不倫せず割り切る6つの方法
Xでは、自分が変わることで夫への気持ちも変化させ、夫に対して割り切って考えられるようになった人のポストが見られます。
夫との関係について
— 🌈color🌈やっと自由を手に入れた~ (@Peace39Harmony) December 23, 2021
“自分が変われば相手も変わる”
ではなく
“自分が変われば相手に対する自分の中での見え方が変わる”
だった
夫への期待を徐々に捨てたら
“諦める”が“割り切る”に変化し
“恨み”だけだった中に
“感謝”を見つけることが出来て前を向けるようになれた
夫は憎いが境遇には感謝出来た
この章では、夫が嫌いでも、不倫せず割り切る5つの方法を解説します。
- 夫と適度な距離でコミュニケーションをとる
- 夫に期待しすぎない
- 趣味を見つけてストレスを発散する
- これまでの自分の言動を見直す
- 経済的自立を考えてみる
- 誰かに相談する
それぞれ説明します。
2-1:夫と適度な距離でコミュニケーションをとる
夫が嫌いでも、不倫せず割り切る方法の1つ目は、夫と適度な距離でコミュニケーションをとることです。
同じ屋根の下で、無視しあうような緊張感ある関係より、せめて挨拶を交わすなど最低限の会話ができる関係の方が、生活しやすいはずです。
最初は短い時間でも良いので、お互いのタイミングがあうときに話しやすい話題を持ち掛けて、会話する機会を持ちましょう。
話す機会が増えていくことで、夫に少しずつ愛着が湧き、夫が嫌いな気持ちも少しは緩和されます。
2-2:夫に期待しすぎない
夫が嫌いでも、不倫せず割り切る方法の2つ目は、夫に期待しすぎないことです。
夫に強く期待するほど、期待を裏切られた怒りや悲しみは強くなり、あなたは夫をもっと嫌いになるでしょう。
夫に期待しすぎて失望することになるよりは、いっそのこと夫を「単なる同居人」と割り切ることも選択肢の一つといえます。
「してもらえなくて当たり前」「してもらえたらラッキー」ぐらいに、夫に期待しすぎなければ、イライラすることも減ります。
2-3:趣味を見つけてストレスを発散する
夫が嫌いでも、不倫せず割り切る方法の3つ目は、趣味を見つけてストレスを発散することです。
嫌いな夫と一緒に生活し続けると、ストレスもたまり続けます。
あなたの心も体も病んでしまう前に、あなたが夢中になれるような趣味を見つけてみましょう。
定期的に気持ちをリフレッシュすれば、夫の嫌な部分も受け流せる心の余裕もできます。
2-4:これまでの自分の言動を見直す
夫が嫌いでも、不倫せず割り切る方法の4つ目は、これまでの自分の言動を見直すことです。
夫が嫌いな理由を、改めて冷静に考えてみましょう。
「夫に自分の気持ちをきちんと伝えていなかった」など、あなたの日々の言動にも非がある場合も考えられます。
「自分が完璧ではないように、夫も完璧ではない」と気付けば、夫を許して割り切れる気持ちが少しは出てくるはずです。
2-5:経済的自立を考える
夫が嫌いでも、不倫せず割り切る方法の4つ目は、経済的自立を考えることです。
自分の収入が少ないなど、経済的な理由で離婚できず、我慢しながら結婚生活を続けている人もいるでしょう。
「夫に食べさせてもらっている」という気持ちが強いと、夫に自分の気持ちを言えなくなるなど、夫婦関係のバランスが崩れることもあります。
経済的に自立するために取り組む具体例は、以下のとおりです。
- 専業主婦なら、新しく仕事を始める
- 短時間勤務なら、勤務時間を増やす
- 非正規雇用なら、正社員を目指す
- 子どもが小さいなど外で働けないなら、在宅ワークや資格の勉強をする
収入が増えれば、夫への経済的な依存も減ってきて、夫と対等に話せるようになったり、離婚を前向きに考えたりできます。
経済的に自立する目標ができれば、夫と割り切って結婚生活を続けられるでしょう。
2-6:誰かに相談する
夫が嫌いでも、不倫せず割り切る方法の4つ目は、誰かに相談することです。
夫へのストレスを抱え続けると、ますます夫が嫌いになり、マイナスな思いにハマりこんでしまいがちです。
泥沼化する前に、誰かに相談してみて、自分では気付かなかった視点からのアドバイスを聞いてみましょう。
話を聞いてもらうことは、ストレス発散になることもあるため、こり固まった気持ちが楽になる傾向があります。
周りの人に相談できない場合は、SNSなどインターネットで同じ悩みがある人を探したり、専門カウンセラーに相談したりしてみましょう。
3章:夫が嫌いで「離婚」する場合の4つの判断基準
この章では、夫が嫌いで「離婚」する場合の4つの判断基準を解説します。
- 改善の余地があるか
- 自分が本当に幸せでいられるか
- 離婚後の生活が健全に成り立つか
- 夫に法定離婚事由があるか
それぞれ説明します。
3-1:改善の余地があるか
夫が嫌いで「離婚」する場合の判断基準の1つ目は、改善の余地があるかどうかです。
改善の余地がないと夫婦関係の修復が難しい具体例は、以下のとおりです。
- DV
- モラハラ
- 不倫
- ギャンブル
- 仕事をしない
あなたが夫をとにかく嫌いでたまらなかったり、夫が話し合うことを拒否したりする場合も、夫婦関係の改善は難しいと言えます。
改善の余地が見込めるかどうかにおいて重要なことは、以下の3つです。
- 夫婦で話し合えること
- お互いに夫婦関係を修復する意欲があること
- お互いに愛情が残っていること
長い目で見て、改善の余地があるかどうかを慎重に判断しましょう。
3-2:自分が本当に幸せでいられるか
夫が嫌いで「離婚」する場合の判断基準の2つ目は、自分が本当に幸せでいられるかどうかです。
離婚したくても離婚できない理由は、人それぞれあります。
特に子どもがいる場合は、子どもと父親を引き離すのがかわいそうだと思い、自分の幸せよりも子どもを優先してしまう傾向が多いです。
確かに、子どもを尊重することは大事です。
しかし、あなたが夫に対するストレスのせいで心身が病んでしまうほどの精神状態では、子どもにもさまざまな悪影響をあたえます。
子どもがある程度物心がついた年齢であれば、母親の辛い様子を見て、ひそかに心を痛めている可能性があります。
今の夫との生活において、まずはあなたがあなたらしく、本当に幸せでいられるかどうか、考えてみましょう。
3-3:離婚後の生活が健全に成り立つか
夫が嫌いで「離婚」する場合の判断基準の3つ目は、離婚後の生活が健全に成り立つかどうかです。
あなたは以下の考えのどちらに当てはまるでしょうか?
- 離婚後の生活水準が下がってもいいほど夫が嫌いなので、とにかく離婚したい
- 夫が嫌いだけど、離婚後の生活水準が下げたくないので、結婚生活を続けたい
「心身を病むほど夫へのストレスを抱え続けること」も「生活水準が下がって不便になり、これまでのような満足した生活を送れないこと」も、どちらもあなたにとって健全とは言えません。
離婚した場合は、財産分与や養育費、慰謝料など、人それぞれの状況により受け取れるお金があります。
またシングルマザーの場合、国や自治体から助成金がもらえますので、各窓口へ確認してみましょう。
離婚後もあなたが健全に生活できるようであれば、離婚するのも選択肢の1つです。
3-4:夫に法定離婚事由があるか
夫が嫌いで「離婚」する場合の判断基準の4つ目は、夫に法定離婚事由があるかどうかです。
法定離婚事由とは、「配偶者の同意がなくても離婚が認められる理由」で、具体例は以下のとおりです。
- 不貞行為
- 悪意による遺棄
- その他婚姻を継続し難い重大な事由(DVなど)
あなたが夫から以上のような行為を受けている場合、今後も結婚生活を続けることは難しいはずです。
早めに弁護士に相談して、適切に対処しましょう。
まとめ:「夫が嫌いだから不倫する」は3つのリスクがある
「夫が嫌いだから不倫する」リスクは、以下の3つです。
- 家庭崩壊など精神的リスク
- 不倫慰謝料など経済的リスク
- 失業など社会的リスク
不倫のリスクは、自分だけでなく家族や周りにまで及ぶため、「夫が嫌いだから不倫する」という安易な選択肢はオススメしません。
夫が嫌いでも不倫せず割り切る方法は、以下の6つです。
- 夫と適度な距離でコミュニケーションをとる
- 夫に期待しすぎない
- 趣味を見つけてストレスを発散する
- これまでの自分の言動を見直す
- 経済的な自立を考える
- 誰かに相談する
不倫のように後ろめたいことではなく、前向きに割り切っていける方法で、嫌いな夫と生活していきましょう。
ただし、夫と離婚できない理由があっても、離婚を考えた方が良いケースもあります。
夫が嫌いで「離婚」する場合の4つの判断基準は、以下の4つです。
- 改善の余地があるか
- 自分が本当に幸せでいられるか
- 離婚後の生活が健全に成り立つか
- 夫に法定離婚事由があるか
夫が不貞行為を行ったり、家に生活費を入れなかったり、夫からDVやモラハラを受けているなど、夫に法定離婚事由がある場合は、早めに弁護士に相談することをオススメします。
嫌いな夫と割り切って生活を続けるにしても、離婚を考え始めるにしても、あなたが本当に幸せになれるように行動していきましょう。