不倫現場を見られたケースの4つの対処法と夫婦関係の改善法

監修者

弁護士法人QUEST法律事務所
代表弁護士 住川 佳祐

不倫現場を見られたケースの4つの対処法と夫婦関係の改善法
チェック
この記事を読んで理解できること
  • 不倫現場を見られたらするべき4つの対処法
  • 不倫現場を見られた後に起こるかもしれない4つのこと
  • 誠意をこめて反省の気持ちを伝える方法3ステップ
  • 2度と不倫しないという意思を示す方法5つ

あなたは、

  • 不倫現場を見られた後の対処法を知りたい
  • 慰謝料を請求された際の対処法を知りたい
  • 配偶者と離婚したくない・関係を修復したい

とお考えではありませんか?

結論として、不倫現場を見られたら誠実に対応するべきです。

反省している様子が相手に伝わらないと、慰謝料を請求されたり離婚を要求されたりするからです。

この記事を読めば、不倫を見られた後の対処法や夫婦関係を修復する方法がわかります。

また、2度と不倫を繰り返さないという意思を示す方法についても記載していますので、不倫を繰り返してしまうと思われているけれど信じて欲しい場合にも参考にできるでしょう。

具体的には、

1章では、不倫現場を見られたらするべき4つの対処法、

2章では、不倫現場を見られた後に起こるかもしれない4つのこと、

3章では、誠意をこめて反省の気持ちを伝える方法3つ、

4章では、不倫の再発を防ぐための対策方法5つ、

について詳しく説明します。

不倫現場を見られた後に、誠意をこめて対処しなければ大変なことになってしまいます。

この記事を読んで冷静に対処し、状況が悪化するのを防ぎ、関係の改善を目指しましょう。

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1章:不倫現場を見られたらするべき4つの対処法

不倫現場を見られたら以下のように対処しましょう。

  • 誠意をこめて謝罪する
  • 不倫相手と別れる
  • 不倫を認めて正直に話す
  • 弁護士に相談する

それぞれ説明します。

1-1:誠意をこめて謝罪する

配偶者に不倫現場を見られた後は、激しい怒りをぶつけられるでしょう。

不倫現場を見られた後は、早めに誠意をこめて謝罪しましょう。

謝罪する際に以下のような行動をとってはいけません。

  • 言い訳する
  • 怒る
  • 配偶者や不倫相手のせいにする

「最近かまってくれなくて寂しかった」などと自身では理由を説明しているつもりでも、配偶者からすると言い訳にしか聞こえません。

どうしても配偶者に伝えたいことがある場合は後日、お互いが冷静になったときに伝えましょう。

1-2:不倫相手と別れる

配偶者と関係を修復したい場合は、不倫相手と別れる必要があります。

不倫相手に不倫関係を解消したいと伝えても認めてくれないケースでは、冷静に別れたくない理由を聞いて受け入れられないことを伝えましょう。

冷静に伝えても認めてくれない場合は、弁護士に相談するのがよいでしょう。

配偶者に誠意ある姿勢を見せるために、少しでも早く別れなければなりません。

1-3:不倫を認めて正直に話す

誠意のある対応として、不倫を認めて全て正直に話しましょう。

配偶者に「まだ隠し事をしている」と思われれば、離婚に向けて行動を始めるかもしれません。

不倫がバレた時点で信頼を失っているので、少しでも信頼を取り戻すために不倫について隠さず正直に話しましょう。

また、以下のケースでは、家庭裁判所で話し合うのもよいです。

  • 時間をおいても冷静になれず口論になる可能性があるケース
  • 離婚するか迷っているケース

家庭裁判所で夫婦関係調整調停(円満)を申し立てすれば、事態は解決へと向かうかもしれません。

※夫婦関係調整調停(円満)とは、家庭裁判所で行われる調停の1つです。

調停委員が夫婦の言い分を聞いて、夫婦関係が悪くなった原因をはっきりさせ、解決方法を考えてくれます。

1-4:弁護士に相談する

不倫現場を見られた後に、配偶者とコミュニケーションがとれない場合は、弁護士に相談するのがよいです。

配偶者が会ってくれなかったり無視したりするケースでは、弁護士に自身の言いたいことを伝え、今後どう対処すればよいかアドバイスをもらいましょう。

また、慰謝料を請求された際は、弁護士に対応を依頼するのがオススメです。

弁護士に依頼するメリットは、以下のとおりです。

  • 慰謝料の適正な額がわかる
  • 弁護士が代理で対応してくれる

慰謝料を請求されるときに高額な慰謝料を請求されたり、一方的に怒りをぶつけられたりするかもしれません。

自身で慰謝料の交渉を行うのが不安であれば、弁護士に頼りましょう。

2章:不倫現場を見られた後に起こるかもしれない4つのこと

不倫現場を見られたら、以下のことが起こるかもしれません。

  • 慰謝料を請求される
  • 離婚を要求される
  • 家族との関係が悪化する
  • 社会的信用を失い仕事に影響する

それぞれ説明します。

2-1:慰謝料を請求される

不倫がバレたら、精神的苦痛を受けたとして慰謝料を請求される可能性があります。

不倫は法律で違法行為と定められていて、肉体関係がなくても抱き合う、キスをするといった行為があれば不倫と認められます。

慰謝料を請求されたら、無視せず誠実に対応しましょう。

示談書を作る際には、弁護士に不当な内容が記載されていないかチェックしてもらうのをオススメします。

また、不倫が始まる前から夫婦関係が破綻していたと判断されれば、慰謝料を支払う義務はありません。

2-2:離婚を要求される

配偶者が離婚を考えているケースでは、「別居したい」と言い出す可能性があります。

別居をしたら離れている間に離婚の準備を進められ、離婚を要求されるかもしれません。

離婚を避けたいのであれば、誠実に対応して関係修復を図りましょう。

別居すれば関係を修復できる機会が減ってしまうので、不倫がバレたら早めに行動するのが大事です。

2-3:家族との関係が悪化する

不倫がバレたら配偶者だけでなく、子どもとの関係も悪化するでしょう。

これまで仲がよかったとしても、信頼を失い無視されるかもしれません。

不倫は子どもの心に大きな傷を負わせるので、言動や行動も荒れてしまう可能性があります。

元の生活を取り戻したいと考えるのであれば、配偶者だけでなく、子どもとも関係を修復する必要があります。

2-4:社会的信用を失い仕事に影響する

不倫のうわさが職場で広まれば、社会的信用を失い仕事に影響を及ぼすでしょう。

職場内で不倫していたケースでは、左遷させられたり自身と不倫相手のどちらかが辞めさせられたりする可能性があります。

職場内で不倫していたことがバレると、職場のイメージが悪くなるのを恐れて辞めさせられる可能性もあるでしょう。

辞めさせられなかったとしても、同僚たちから白い目で見られて職場で孤立してしまうかもしれません。

3章:誠意をこめて反省の気持ちを伝える方法3ステップ

相手に誠意をこめて反省の気持ちを伝える方法は、以下のとおりです。

  • 正直に不倫を認めて謝罪する
  • こまめにコミュニケーションを図る
  • 自分から誓約書を作る

それぞれ説明します。

3-1:①正直に不倫を認めて謝罪する

反省していることを伝えるには、まず正直に不倫を認めて謝罪しましょう。

「相手から誘われた」など、言い訳したりごまかしたりすると相手からさらに怒りを買ってしまいます。

言い分があっても我慢して、不倫について隠さず全て話しましょう。

配偶者を傷つけてしまう内容でも、知りたがっているのであれば包み隠さずに話すのが大事です。

3-2:②こまめにコミュニケーションをとる

不倫を認めて謝罪した後は、こまめにコミュニケーションをとりましょう。

謝罪した後に不倫をやめても、配偶者の気持ちを取り戻そうとしなければ関係は改善しません。

具体的には、以下の方法でコミュニケーションを図るとよいでしょう。

  • 明るい話題で話しかける
  • 手紙やLINEで愛情表現をする
  • プレゼントを贈る

不倫に対して配偶者は怒っているので、無視されたり冷たい対応をされたりするかもしれません。

しかし、無視されて諦めてしまったら関係修復は難しいです。

夫婦関係の修復をしたいのであれば、諦めずに愛情を言葉と態度で伝えましょう。

3-3:③自分から誓約書を作る

誠意を見せる方法として誓約書を作るのも有効です。

以下の口コミのとおり、どんなに誠意をこめて謝罪をしても、「また不倫をするのではないか」という配偶者の不安は消えません。

 

自身から誓約書を作って渡すと、配偶者の不安を軽くできるでしょう。

誓約書には、以下の内容を記載するとよいです。

  • 不倫の事実を認める文言
  • 今後2度と不倫相手に会わない・不倫しないこと
  • 違反したら違約金を支払う旨
  • 違約金の額
  • 作成日・氏名・押印

誓約書を書いたら、配偶者に渡して保管してもらいましょう。

4章:2度と不倫しないという意思を示す方法5つ

2度と不倫しないという意思を示す方法は、以下のとおりです。

  • 外出時に外出先と帰宅時間を伝える
  • GPSアプリをダウンロードする
  • 夫婦関係を良好にする
  • ペットや趣味などの生きがいを作る
  • 誓約書を作る

詳しく説明します。

4-1:外出時に外出先と帰宅時間を伝える

外出するときは、外出先・帰宅時間を配偶者に伝えると安心してもらえるでしょう。

どこで何をしているかわからない状態だと、不倫を疑われる可能性があります。

飲み会であれば、その場の写真、残業であれば駅の電光掲示板の写真をLINEで送ると、さらに信用してもらいやすいです。

4-2:GPSアプリをダウンロードする

帰宅が遅くなってしまう際に、配偶者を不安にさせたくない場合は、自身のスマホにGPSアプリをダウンロードするのがよいでしょう。

外出先や帰宅時間を伝えても、「どこで何をしているのかがわからない」という状況は不安にさせてしまいます。

GPSアプリを入れることに抵抗がある人は多いため、アプリを入れることで誠意を見せることにもつながります。

4-3:夫婦関係を良好にする

誠意を見せる上で、夫婦関係を良好にするのは必須です。

夫婦関係が悪ければ精神的にツラいですし、不倫を疑われる可能性があります。

夫婦関係を改善するために以下の行動をとって関係の修復を図りましょう。

  • こまめにコミュニケーションをとる
  • 愛情表現をする
  • プレゼントを贈る
  • 旅行などの楽しい思い出を作る

不倫していたことが原因で冷たく対応されても、関係修復のために諦めず愛情を伝えましょう。

4-4:ペットや趣味などの生きがいを作る

誠意を見せる方法として、ペットや趣味などの生きがいを作り、夢中な姿を配偶者に見せるのも効果的です。

また、配偶者と一緒にペットのお世話をしたり、趣味を楽しんだりするのもよいでしょう。

ペットや趣味に時間を使い、その姿を配偶者に見せれば「不倫をする暇がなさそう」と思ってもらえます。

一緒に楽しい思い出も共有できるので、夫婦関係の改善も期待できます。

4-5:誓約書を作る

誓約書を作れば、「本気で夫婦関係を修復しようとしている」と思ってもらえるでしょう。

不倫現場を見られたら、夫婦関係を修復しても配偶者の不安は消えません。

そのため、証拠として誓約書を書いて配偶者に保管してもらうのがよいです。

誓約書があると、配偶者に多少の安心感を与えられます。

誓約書には以下の内容を記載するとよいです。

  • 不倫の事実を認める文言
  • 今後2度と不倫相手に会わない・不倫しないこと
  • 違反したら違約金を支払う旨
  • 違約金の額
  • 作成日・氏名・押印

誓約書があれば、不倫を繰り返した際にペナルティーが与えられるので、「もう不倫しない」と意思を示せるでしょう。

まとめ:不倫現場を見られたら誠実に対応しよう

不倫現場を見られたら、以下の方法で対処しましょう。

  • 誠意をこめて謝罪する
  • 不倫相手と別れる
  • 不倫を認めて正直に話す
  • 弁護士に相談する

配偶者と話すときは言い訳せず、誠意をこめて話すことが大事です。

また、配偶者とコミュニケーションがとれないケースや慰謝料を請求されたケースでは、弁護士に相談するのがオススメです。

不倫現場を見られた後に正しく対処しないと以下のことが起こるかもしれません。

  • 慰謝料を請求される
  • 離婚を要求される
  • 家族との関係が悪化する
  • 社会的信用を失い仕事に影響する

配偶者との関係を修復したい場合は、以下の3ステップで行動しましょう。

  • 正直に不倫を認めて謝罪する
  • こまめにコミュニケーションを図る
  • 自分から誓約書を作る

2度と不倫しないという意思を示す方法は、以下のとおりです。

  • 外出時に外出先と帰宅時間を伝える
  • GPSアプリをダウンロードする
  • 夫婦関係を良好にする
  • ペットや趣味などの生きがいを作る
  • 誓約書を作る

不倫現場を見られた後は、夫婦関係を修復するために誠意を見せることが大事です。

自身のみで対処するのが難しい場合は、弁護士の無料相談を利用してみましょう。

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