
あなたは、
「PTA不倫が多い理由を知りたい」
「PTA不倫にはどんなリスクがあるの?」
「PTAの不倫トラブルを早く解決したい」
などとお考えではないですか?
結論から言うと、PTA不倫は発覚すると友人や知人に広まりやすく、当然子供にも悪影響を及ぼすおそれもあるため、一般的な不倫に比べて非常にリスクが高いと言えます。
さらに、ダブル不倫になるケースが多いため、慰謝料請求や離婚問題も複雑になり、トラブルが長期化する場合もあります。
そのため、PTA不倫が多い理由やリスク、PTA不倫のチェックポイントなどをしっかり理解して、不倫トラブルの早期解決を図ることが重要です。
この記事では、1章でPTA不倫が多い主な理由を、2章ではPTA不倫の4つのリスクを、3章ではPTA不倫をチェックする3つのポイントについて解説します。
さらに4章では、夫または妻のPTA不倫が発覚した場合にやるべきことを、5章では逆にPTA不倫がバレた場合にやるべきことについて解説します。
個々の内容をしっかりと理解して、今後の行動に役立ててください。
【全部読むのが面倒な方へ|当記事の要点】
■PTA不倫が多い理由としては、PTA活動で会う機会が多く連絡先も交換しやすいだけでなく、同年代の異性が多いため話が合いやすいことなどがあげられます。
また、PTA 活動を隠れみのにして会いやすいことも、PTA不倫が続く一因としてあげられます。
■PTA不倫の4つのリスク
- ダブル不倫になるケースが多い
- 友人・知人に広まりやすい
- 子供に悪影響が出る
- 離婚につながる場合がある
■PTA不倫をチェックする3つのポイント
- PTA活動を理由に外出することが増えた
- PTA活動が学校以外の場所である
- PTAのやりとりでLINE等の使用が急に増えた
■PTA不倫の場合は、ダブル不倫になるケースが多いため、配偶者と自分の子供だけでなく、不倫相手の配偶者や子供まで傷つけてしまうことになります。
■PTA不倫による自分の家族や不倫相手の家族に及ぶ悪影響を最小限に抑えるためには、すぐに弁護士に相談することをおすすめします。
目次
1章:PTA不倫が多い主な理由
PTA不倫が多い主な理由は、次の3つです。
- PTA活動で会う機会が多く連絡先を交換しやすい
- 同年代の異性が多いので話が合いやすい
- PTA 活動を隠れみのにして会いやすい
それぞれ解説していきます。
1-1:PTA活動で会う機会が多く連絡先を交換しやすい
PTA活動では、委員会をはじめ各活動グループによって、同じメンバーが顔を会わせる機会が多いため、親近感を覚えいつのまにか親密な関係になる場合があります。
なぜなら、役員になった場合や時期によっては、PTA行事の準備などで週に何度も顔を合わせることがあったり、行事終了後は打ち上げなどの飲み会に一緒に参加することも多いからです。
さらには、PTA活動を協力して行うために、電話番号やLINEなど連絡先を交換する必要があるため、個人的なやりとりも自然に取りやすくなるからです。
1-2:同年代の異性が多いので話が合いやすい
PTA活動に参加する父母は、同じ年頃の子を持つ親同士のため同年代の場合が多く、さらに子育ての悩みなど共通する話題も多いため話が合いやすいという傾向があります。
特に、お互いに結婚後も地元で暮らしていて、もともと顔見知りの場合は、懐かしさや親しみやすさもあり、ともにPTA活動を続けるうちにさらに交流が深まることも多いです。
またPTA活動では、積極的に参加している父母ばかりではなく、仕事を押し付けられたと感じている人も多いため、そのストレスからお互いに意気投合し親密な関係になる場合もあります。
1-3:PTA 活動を隠れみのにして会いやすい
PTA活動から不倫関係へと発展した場合は、PTA活動を隠れみのにして会いやすい、会える機会が多いという利点があります。
なぜなら、PTA活動では月に1、2回から、役員など多い人では週に1、2回ほど集まりがあり、それぞれ参加する必要があるからです。
PTAの集まりであれば堂々と外出することができるため、配偶者にも怪しまれずに不倫相手と会うことができます。
さらに、PTA活動に参加することで、PTAの連絡と称してLINEで頻繁にやり取りをしても怪しまれにくいだけでなく、2人でいるところも見られてもPTAの会合と言い逃れできる場合もあります。
またPTA不倫の場合は、不倫相手も同じ学区内に住んでいるため、少しの時間でも会いやすいという利点もあります。
2章:PTA不倫の4つのリスク
PTA不倫のリスクとしては、次の4つがあげられます。
- ダブル不倫になるケースが多い
- 友人・知人に広まりやすい
- 子供に悪影響が出る
- 離婚につながる場合がある
それぞれ解説していきます。
2-1:ダブル不倫になるケースが多い
PTA不倫の場合は、一般的な不倫と違って既婚者同士のダブル不倫になるケースが多いため、慰謝料請求や離婚問題も複雑になる場合があります。
なぜならダブル不倫の場合は、それぞれの夫婦の配偶者が被害者となるため、不倫の加害者2人は両方の被害者からそれぞれ慰謝料を請求される可能性があるからです。
また、ダブル不倫の場合は、一般的な不倫と違って2組の夫婦が関係するため、当事者同士で話し合っても、円満に解決することはかなり難しいといえます。
2-2:友人・知人に広まりやすい
PTA不倫が発覚した場合、友人や知人に知られるだけでなく、同じ学校の保護者にすぐに広まりやすいです。
なぜなら、PTAの保護者同士は同じ学区内に住んでいて、地域に密着した一番身近な集まりであるため、PTA内での不倫は格好のネタとしてママ友たちに噂されてしまうからです。
また、同じ地域の保護者間では、それまでの繋がりから自宅を知られていることも多いため、その周辺の人達にまで噂として広がる危険性があります。
さらには、自分の配偶者の不倫を、ママ友などに教えてもらって初めて気づいたというケースも多いです。
2-3:子供に悪影響が出る
一般的な不倫でも発覚した場合は、夫婦関係が悪くなり子供に悪影響が出ることは多いですが、PTA不倫の場合は、家庭内だけでなく学校生活においても悪影響が出るおそれがあります。
なぜなら、PTA不倫は友人や知人に広がるだけでなく、PTAの保護者を通してその子供や先生にも噂が広がってしまう場合があるからです。
そのため、学校内に噂が広まり子供がいじめのターゲットになったり、子供自身が負い目を感じ友達を避けたり不登校になる危険性があります。
2-4:離婚につながる場合がある
PTA不倫も一般的な不倫と同じように、離婚に繋がる場合があります。
不倫は、民法第770条で離婚事由として定められている「不貞な行為」にあたるため、不貞行為を証明する証拠がある場合は、離婚が認められる可能性が高くなります。
また、離婚につながるだけでなく、配偶者から慰謝料を請求される可能性や、ダブル不倫の場合は不倫相手の配偶者からも慰謝料を請求される可能性があります。
3章:PTA不倫をチェックする3つのポイント
最近、PTAに参加する配偶者の様子が少しおかしいと感じた場合、PTA不倫をチェックするポイントは次の3つです。
- PTA活動を理由に外出することが増えた
- PTA活動が学校以外の場所である
- PTAのやりとりでLINE等の使用が急に増えた
それぞれ解説していきます。
3-1:PTA活動を理由に外出することが増えた
以前に比べて、PTA活動を理由に外出することが増えた場合は、PTA不倫を疑う必要があります。
なぜなら、PTA活動に積極的に参加する保護者もいますが、多くの保護者は周りに押し付けられて負担を感じながら参加しているからです。
そのため、以前より積極的に参加するようになった場合は、何か別の目的があったりPTA活動を隠れみのにしている可能性があります。
また、PTA活動に外出の際に、以前より身だしなみや服装に気を使い始めた場合も、PTA内に好きな人ができた可能性も高いため注意が必要です。
3-2:PTA活動が学校以外の場所で行われる
PTA活動が学校以外の場所である場合は、PTA不倫を疑う必要があります。
もちろん、PTA行事の下見や話し合いで学校以外の場所に集合する場合もありますが、その回数が多い場合や長時間に及ぶ場合は、PTA不倫の口実にしている可能性があります。
また同じように、打ち合わせや懇親会と称してお店などに出かけたり、緊急の呼びだしなどで外出することが多くなった場合も注意が必要です。
3-3:PTAのやりとりでLINE等の使用が急に増えた
現在ではPTAの連絡でLINE等を使用することが多くなっていますが、その使用頻度が急に増えた場合や、長時間に及ぶような場合は、PTA不倫を疑う必要があります。
なぜなら、学校の行事等の日程とずれていたり、主に事務的な連絡だけだったのにやりとりを繰り返している場合は、PTA活動に関係なく個人的な目的で使用している可能性が高いからです。
また、以前に比べてスマホを手放さなくなった場合も同様に、不倫を疑う必要があります。
4 章:【不倫された人】PTA不倫が発覚した場合にやるべきこと
配偶者のPTA不倫発覚した場合にやるべきことは、次の2つです。
- 慰謝料請求や離婚するかを決める
- できるだけ早く弁護士に依頼する
それぞれ解説していきます。
4-1:慰謝料請求や離婚するかを決める
配偶者のPTA不倫が発覚した場合は、配偶者と不倫相手に対して慰謝料を請求することができます。
また、不倫による不貞行為は離婚事由として認められているため、配偶者に対して離婚を求めることもできます。
4-1-1:慰謝料を請求する場合
不倫相手に対して慰謝料を請求する場合は、不倫の慰謝料を請求できる条件を確認する必要があります。
不倫相手に慰謝料を請求できる条件としては、次の5つがあげられます。
- 配偶者と不倫相手に肉体関係がある
- 不倫相手は既婚者だと知っていた・知ることができた
- もともと夫婦関係は破綻していなかった
- 不倫によって夫婦関係が悪化または破綻した
- 時効が成立していない
PTA不倫でダブル不倫にあたる場合は、これらの条件と、慰謝料請求の可否を不倫相手の夫婦状況も念頭に置いて確認する必要があります。
なぜなら、それぞれの条件が、お互いに請求できる慰謝料金額に大きく影響してくるからです。
ダブル不倫の慰謝料請求については、次の記事で詳しく解説しています。
【ダブル不倫の慰謝料請求】5つの要素と失敗しないためのポイント
4-1-2:離婚するかどうか決断する
PTA不倫による配偶者の不貞行為は、法的に認められた離婚事由となるため、離婚するかどうかを決断することが重要です。
不倫の慰謝料相場は、次にあげる表のようになります。
不倫が原因で離婚に至った場合の方が、被害者の精神的苦痛が大きいため、慰謝料金額の相場も高額になる傾向にあります。
また、PTA不倫でダブル不倫にあたる場合は、不倫後のそれぞれの夫婦関係によって、不倫慰謝料の相場が変わることになります。
そのため、離婚をするかどうかをはっきり決断し、今後の対処法をしっかり見極めることが重要です。
ただしPTA不倫の場合は、学区内という限られた地域の中で噂が広がりやすい半面、子供の成長によって学区が変わったり、生活の場を変えることによって周囲の目から逃れることもできます。
そのため、配偶者が不貞行為を真摯に反省している場合は、今後の人生を総合的に判断し慎重に対処していくことが重要です。
4-2:できるだけ早く弁護士に依頼する
PTA不倫が発覚した場合は、できるだけ早い段階から弁護士に依頼することをおすすめします。
なぜなら、ここまで解説したように、配偶者のPTA不倫が発覚した場合は、同じPTAの保護者に知られてしまう危険性が高く、その影響は夫婦だけでなく子供にまで及ぶ可能性があるからです。
またPTA不倫の場合は、一般的な不倫と違って既婚者同士のダブル不倫になるケースが多いため、慰謝料請求や離婚問題も複雑になり長期化する場合があります。
そのため一刻も早く不倫問題を解決するためには、できるだけ早い段階から弁護士に依頼することが最も重要です。
5章:【不倫した人】PTA不倫がバレた場合にやるべきこと
PTA不倫が自身の配偶者や不倫相手の配偶者にバレた場合は、慰謝料を請求される可能性があります。
不倫の慰謝料を請求された場合、もっとも有効な対処法はすぐに弁護士に相談することです。
5-1:慰謝料を請求された場合、すぐに弁護士に相談する
不倫の慰謝料を請求された場合は、すぐに弁護士に相談することが重要です。
なぜなら、ここまで解説したように、PTA不倫の場合は、一般的な不倫と違って既婚者同士のダブル不倫になるケースが多いため、配偶者と自分の子供だけでなく、不倫相手の配偶者や子供まで傷つけてしまうことになるからです。
そのため、PTA不倫による慰謝料請求から自分の身を守ることも重要ですが、自分の家族や不倫相手の家族に及ぶ悪影響を最小限に抑えるためにも、すぐに弁護士に相談することをおすすめします。
不倫で慰謝料を請求された場合の対処法については、次の記事で詳しく解説しています。
【示談書雛形付き】不倫で慰謝料請求されたら?慰謝料を減額・回避する方法
まとめ
ここまで、PTA不倫が多い理由や、PTA不倫の4つのリスクなどについて解説してきました。
最後に、今回の内容をまとめます。
■PTA不倫が多い理由としては、PTA活動で会う機会が多く連絡先も交換しやすいだけでなく、同年代の異性が多いため話が合いやすいことなどがあげられます。
また、PTA 活動を隠れみのにして会いやすいことも、PTA不倫が続く一因としてあげられます。
■PTA不倫の4つのリスク
- ダブル不倫になるケースが多い
- 友人・知人に広まりやすい
- 子供に悪影響が出る
- 離婚につながる場合がある
■PTA不倫をチェックする3つのポイント
- PTA活動を理由に外出することが増えた
- PTA活動が学校以外の場所である
- PTAのやりとりでLINE等の使用が急に増えた
■PTA不倫の場合は、ダブル不倫になるケースが多いため、配偶者と自分の子供だけでなく、不倫相手の配偶者や子供まで傷つけてしまうことになります。
■PTA不倫による自分の家族や不倫相手の家族に及ぶ悪影響を最小限に抑えるためには、すぐに弁護士に相談することをおすすめします。
この記事の内容を参考にして、これからの行動に役立ててください。
不倫慰謝料計算機で算出された数値は、
あなたが請求できる、または請求される慰謝料の相場額です。
実際の金額は、不倫の程度や証拠の有無などにより増額・減額します。
不倫相手への慰謝料請求やスムーズな支払いを希望される場合は、
弁護士への相談・依頼を検討してください。