- 更新日:2024.08.28
- #妻浮気
妻が浮気してるかも、、すぐできる浮気のチェックポイントとあなたが取れる3つの行動
この記事を読んで理解できること
- 妻の浮気チェックリストと確認する方法
- 妻が浮気している場合の3つの選択肢
- 行動の前に証拠を集めることが大事
- 妻が浮気している場合にやるべきではないこと
- 離婚する場合に知っておくべき3つのこと
- 妻の浮気が確実で慰謝料請求するなら弁護士に相談しよう
「妻が浮気しているかもしれない、、」
そんなこと考えたくありませんよね。
あなたも、妻の浮気などとは無縁の生活を送りたいと願っているのではないでしょうか。
しかし、私の弁護士としての経験上、多くの方が「うちの妻に限って浮気するなんて思っていなかった」と言い、大きなショックを受けて相談に来られます。
妻の浮気は人ごとではなく、あなたの妻も不倫・浮気と無縁だとは言い切れないのです。
そのため、もし少しでも疑いを持っている場合は、まずは妻が本当に不倫・浮気をしているかどうか確認し、それから今後のための行動をはじめることが大事です。
そこでこの記事では、1章で妻の不倫・浮気をチェックするチェックリストと、見抜く方法を紹介します。
そして、2章で妻が不倫・浮気している場合にできることを、3章では集めるべき証拠を、そして4章では浮気に気づいてもやってはいけないことについて解説します。
さらに、5章では、もし離婚する場合に知っておくべきことを、6章では弁護士を使って慰謝料請求する方法について解説します。
知りたいところから読んで、万が一のために備えてくださいね。
目次
1章:妻の浮気チェックリストと確認する方法
それでは、まずは以下のチェックリストをやってみてください。
当てはまるものが多いほど、あなたの妻が浮気している可能性が高くなります。
【チェックリスト】
□夜や休日に出かけることが増えた
□持ち物やファッションが変わった
□スマホを手放さなくなった
□性交渉を拒むようになった
□出費が増えた(クレカなど)
□車の走行距離が増えた
□男女で行くような店のレシートがある
いくつあてはまったでしょうか?
それぞれのチェックポイントについて、これから詳しく解説します。
※ただし、あくまで浮気の可能性があるということであり、確実に浮気かどうかを判断することはできません。確実に判断したい場合は、3章の証拠集めを実践してください。
1-1:夜や休日に出かけることが増えた
あなたの妻が、急に夜や休日に出かけることが増えたという場合、浮気しているかもしれません。
特に
- それまでは出かけない時間帯に出かけるようになった
- 出かける理由について話さなくなった
などの場合、浮気している可能性があります。
浮気が疑わしい場合は、出かけた後に何をしたのか、詳しく聞いてみましょう。
また、出かける理由を「残業」「休日出勤」と言っている場合は、本当に残業や休日出勤をしているのか、給与明細を見て確認してみてください。
残業代や休日手当をもらっている形跡がまったくなかったら、仕事を理由に浮気している可能性があります。
その場合は、3章でお伝えする証拠を集めて、浮気が確実か確認してみましょう。
1-2:持ち物やファッションが変わった
浮気している女性にありがちなのが、持ちものやファッションが変わることです。
- 最近、急におしゃれになった
- 服や下着の色が変わった
- アクセサリー類が急に増えた
などのことがあれば、あなたの妻は浮気している可能性があります。
「変わったかも」という疑いがある場合は、実際に洋服や持ち物が変わっていないか確認してみましょう。
確認は、定期的に何度もやってみることをおすすめします。頻繁に変わっているほど、浮気の可能性が高いです。
1-3:スマホを手放さなくなった
浮気をしている人は、スマホを手放さなくなるという特徴があります。
急に浮気相手から連絡が来て、あなたにバレるのを防ぐために肌身離さず持ち歩く場合があるのです。
たとえば、
- お風呂場にまでスマホを持って行くようになった
- 以前は家の中で無防備に置いていたのに、常に持ち歩くようになった
などの場合は、浮気をしている可能性があります。
浮気が疑わしい場合は、バレないようにメール、LINEや電話の履歴、SNSのメッセージのやり取りなどをチェックして、確認することも可能です。
本来、たとえ妻であってもスマホを盗み見するのはプライバシーの侵害であり、態様によっては慰謝料請求の対象になり得る行為です。
ただし、浮気の場合、一般的に証拠を集めるのが困難であることから、裁判でも、配偶者のスマホでのやり取りを撮影したもの等が証拠として認められることが多いです。
安易におすすめはできませんが、浮気の可能性が高く、他の手段で確認しようがない、証拠が集められないという場合は、一つの手段になると覚えておいてください。
1-4:性交渉を拒むようになった
性交渉の数が明らかに減ったという場合、浮気をしている可能性があります。
浮気相手に恋愛感情を持っているため、夫との性交渉に抵抗を持つようになり、その結果性交渉の数が減っている可能性があります。
急に性交渉の回数が減っている場合は、どのくらい減ったか、いつ頃から減ったか記録し、タイミングを見て妻に理由を尋ねてみましょう。
1-5:出費が増えた(クレカなど)
急に妻の出費が増えたという場合、浮気が原因である可能性があります。
浮気による出費には、
- デート代
- プレゼント代
- 移動費
- お金を貢いでいる
など様々なケースがあります。最近、あなたの妻が頻繁に口座からお金を下ろしている、クレジットカードの明細で、怪しい明細があるという場合は、注意信号です。
「家計のことは妻に任せている」「銀行口座の入出金やクレジットカードの利用明細など、まったく把握していない」という場合は、特に確認することをおすすめします。
家庭で口座やクレジットカードを一つにまとめている場合、確認すれば何に、いくら使っているのか分かります。
銀行やカード会社によってはインターネット上からも確認できるため、妻の銀行口座やクレジットカードのパスワード等を知っている場合は「銀行名(カード会社名)+明細 確認」などで検索してみてください。
1-6:車の移動距離やガソリン代、交通系ICカードの料金が増えた
妻の移動に関わる費用が増えている場合、
- 浮気相手とのデートや旅行
- 浮気相手の自宅に通っている
などの理由である可能性があります。
そのため、
- 車の走行距離
- ガソリン代の増減
- ETCカードの記録
- 交通系ICカードの記録
などを確認することで、妻の移動距離が増えたかどうか、どこに移動しているのかが分かります。
ETCカードは、事前に登録しておけば、下記のページから過去の利用履歴の明細を確認、印刷することができます。
利用履歴から、過去に利用した高速道路や乗り降りした料金所、利用した車種などが特定できます。
交通系ICカード(SuicaやPASMO)は、駅の券売機に挿入して「履歴表示」のボタンを押すと利用履歴を確認し、印字することが可能です。
つまり、乗り降りした駅を特定することができます。
これらを確認した結果、走行距離やガソリン代が異常に増えていた、普段使わない高速道路や駅で乗り降りしていた、などの事実があった場合、浮気している可能性があります。
これらは、印刷や写真で撮影しておくと後に証拠としても利用できますので、確認と合わせて証拠に残しておくことをおすすめします。
1-7:男女で行くような店のレシートがある
妻の財布やバッグの中に、
- 男女で行くような飲食店
- 観光地、レジャースポット
- ホテル、旅館
などのレシートがある場合、浮気の可能性が高いです。
特に、
- 何度もそのようなレシートが見つかる
- そのような所に行く予定や、行ったことを伝えられていない
等の場合は、疑った方が良いでしょう。
おすすめはできませんが、浮気の可能性が高い場合は、妻の財布やバッグの中、洋服のポケット等を探してみる方法もあります。
2章:妻が浮気している場合の3つの選択肢
あなたの妻が浮気しているという場合、現状を変える選択肢には以下の3つがあります。
【妻が浮気している場合の選択肢】
- 離婚する
- 離婚せずに不倫相手に慰謝料請求
- 話し合ってなかったことにする
順番に解説します。
2-1:離婚する
妻の浮気をどうしても許すことができない場合は、離婚することも一つの選択肢です。
浮気が民法上の不貞行為(※)である場合、離婚事由になると定められているため、離婚することが可能なのです。(民法770条1項1号)。
※不貞行為とは、婚姻・婚約・内縁関係にある人が、パートナー以外の異性と性交渉や性交類似行為を行うことです。
離婚をすれば、妻の浮気に悩むことはなくなりますし、気持ちに区切りを付けることもできるでしょう。
離婚請求は、以下の流れで行われます。
離婚の方法には、
①協議離婚:話し合いによる離婚
②調停離婚:家庭裁判所を使った離婚手続き
③裁判離婚:協議や調停で条件が合意できなかった場合の、最終的な離婚手続き
の3つがあり、たいていは①で解決されます。
①が最もスピーディーかつ手間が少なく、③が最も時間、手間、お金(裁判や弁護士費用)がかかります。
そのため、多くは協議離婚や調停離婚で解決されるのです。
また、どの方法であっても、配偶者の不貞行為が明らかなら慰謝料請求が認められます。
詳しい方法は、離婚専門の弁護士に相談してみましょう。
2-2:離婚せず浮気相手に慰謝料請求
浮気された場合、離婚はせずに夫婦関係は維持し、浮気相手に慰謝料を請求するという方法もあります。
浮気が民法上の不貞行為である場合、民法709条の「不法行為」に該当するため、あなたが受けた精神的苦痛に対する慰謝料の請求が認められる可能性が高いのです。
慰謝料の金額は、以下のように相場が決まっています。
【不貞行為の慰謝料相場】
- 不倫はしたが夫婦関係は継続:50万円~100万円
- 不倫が原因で別居に至った:100万円~200万円
- 不倫が原因で離婚に至った:150万円~300万円
離婚や別居をしない場合は、50万円〜100万円の慰謝料が相場になります。
慰謝料を請求する方法には、
- 裁判外交渉による請求
- 裁判による請求
という2つの方法があります。
裁判外交渉とは、夫婦と浮気相手の間で(場合によっては弁護士をつけて)話し合いによって慰謝料の金額に折り合いを付ける方法のことです。
これで解決しなかった場合に、訴訟(裁判)を提起して慰謝料を決定することになります。
以下の流れで請求することができます。
慰謝料請求の詳しい流れやポイントについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。
【弁護士が解説】不倫慰謝料を高額請求するために知っておくべき知識
さらに、不倫の慰謝料相場を決める要因について詳しく知りたい方は以下の記事も読んでみてください。
まさか自分の家庭で・・不倫の慰謝料相場と増額・減額を左右する7つの要因とは
2-3:話し合ってなかったことにする
妻に浮気されても、話し合ってなかったことにするという選択肢もあります。
離婚も浮気相手への慰謝料請求もせず、夫婦関係の再構築のみを行うというものです。
あなたが、離婚も慰謝料請求も求めないのであれば、この選択肢も良いでしょう。
とは言え、今後一切浮気をさせないために、妻や浮気相手に対して「今後一切関係を持たない」「関係を持った場合は、違約金を支払う」などを記載した誓約書を書かせることをおすすめします。
なぜなら、一度関係を持った相手とは、後に再び関係が戻ってしまう可能性があるからです。
そのため、誓約書を書かせて「次は許さない」という断固たる態度を見せておくことが大事なのです。
どのような誓約書を書かせるべきなのかは、浮気・不倫専門の弁護士に相談してみましょう。
3章:行動の前に証拠を集めることが大事
これから離婚、慰謝料請求をする場合、浮気の事実を証明できる証拠が必要です。
証拠がなければ、浮気の事実があっても弁護士に依頼を受けてもらえなかったり、裁判官に不倫があったことを認めてもらうことができず、慰謝料請求に失敗する可能性が高いからです。
ただし、証拠になるものはいろいろなものがありますので、これから紹介するものを工夫して集めてみてください。
3-1:浮気の証拠になるもの
浮気の証拠になるものは、以下の通りです。
【証拠になるもの】
- 写真(ホテルに出入りする写真、ホテルや旅行先でのツーショットなど)
- 録音した音声データや録画した撮影データ
- クレジットカードの利用明細、レシート
- Suica、PASMOなどの利用履歴
- メール、LINEや手紙
- SNSやブログ
- 手帳、日記、メモ
- GPS
- 不倫相手の住民票の写し
- 妊娠、堕胎を証明できるもの
- 子どもの血液型
- 興信所や探偵事務所の調査報告書
証拠が多いほど弁護士や裁判官に対する説得力を高めることができるため、ここに上げた証拠をより多く集めることが重要です。
3-2:浮気の証拠にならない物
証拠として集めたつもりでも、その内容や集め方によっては、証拠として認められないものがあります。
【証拠にならないもの】
- 改ざんが疑われてしまうもの
→編集済みの音声や画像データなど。
- 異性といつも出かけているという噂
→証拠がなく、噂だけしかない場合は、慰謝料請求が認められにくいです。
- 違法に集めたもの(盗聴、盗撮など)
→ただし、不倫の証拠は普通の方法では集めることが難しいため、必ずしも適法ではない集め方でも認められることが多いです。認められにくいのは、著しく反社会的な集め方(他人の自宅や土地に入っての盗撮、カメラの設置、窃取など)です。
より詳しい証拠の内容やその集め方については、以下の記事をご覧ください。
【浮気・不倫の13の証拠】証拠になるもの・ならないものを弁護士が解説
4章:妻が浮気している場合にやるべきではないこと
妻の浮気を知ってしまったら、怒りが抑えられなくなることもあると思います。
しかし、だからといって、感情のままに行動をしてはいけません。
なぜなら、もしあなたが、
- 妻や浮気相手への脅迫、嫌がらせ
- 妻や浮気相手への暴力、暴言
- 証拠を集める前に問いただす
といったことをしてしまうと、逆にあなたが不利になってしまうからです。
その理由について解説します。
4-1:浮気相手への脅迫、嫌がらせ
妻の浮気が許せないからと、浮気相手に対して、脅迫や嫌がらせをしてしまうことがあります。
例えば、
- 浮気相手の職場に連絡して、浮気していることをバラす
- 浮気相手の家族に対して、浮気していることを示す写真や文面を送りつける
- ネットの掲示板やSNSに、浮気の事実を示す投稿、写真を拡散する
- 「バラされたくなければ、〇〇万円支払え」と脅迫する
といったことです。
たとえ、あなたが浮気の被害者だったとしても、このような行為は「脅迫罪」「名誉毀損罪」という犯罪になってしまいます。
その場合は、逆にあなたが罪に問われたり、慰謝料請求されることになりかねないのです。
したがって、脅迫、嫌がらせは絶対にしないようにしましょう。
4-2:妻や浮気相手への暴力、暴言
妻の浮気が許せず、怒りが抑えられなくなって、妻や浮気相手に対して、
- 「クズ」「死ね」などの精神的苦痛を与えるような暴言
- 殴る、叩く、蹴るなどの暴力
を加えることは、絶対に辞めてください。
たとえ、たった1度であっても、暴言は「侮辱罪」、暴力は「傷害罪」という罪で、罰金や懲役等の刑事罰や慰謝料請求の対象になり得ます。
あなた自身の人生を台無しにしてしまう可能性すらありますので、どんなに怒りが強くても、妻や浮気相手を攻撃するようなことはやらないようにしましょう。
4-3:証拠を集める前に問いただす
さらに、妻に対して、浮気の証拠を集める前に問いただすということも避けてください。
なぜなら、あなたが浮気に気づいていることを知られてしまうと、浮気の証拠を隠滅されてしまう可能性があるからです。
そうなれば、あなたが妻の浮気を確信していたとしても、離婚や慰謝料請求などの行動を取ることが難しくなります。
離婚も慰謝料請求もせず、再構築するだけ、という場合でも証拠がなければ妻は浮気を認めず、うやむやにされてしまう可能性もあります。
そのため、妻の浮気に気づいたら、まずは気づいていることを知られないように、3章でお伝えした証拠集めを実践してください。
浮気を問いただすのは、証拠を集めてからにしましょう。
5章:離婚する場合に知っておくべき3つのこと
もしあなたが、妻と離婚することを選ぶ場合、以下の4つの点について知っておくことが大事です。
なぜなら、以下の4点について、夫側は不利であることもあるからです。
【離婚する場合に知っておくべき事】
- 離婚慰謝料請求
- 財産分与
- 親権(子供がいる場合)
- 養育費(子供がいる場合)
順番に解説します。
5-1:離婚慰謝料請求
妻の浮気(不貞行為)が原因で離婚する場合、2章で解説したように、妻に対して慰謝料を請求することができます。
ただし、離婚する場合の慰謝料の相場としては150万円~300万円になりますが、妻が専業主婦等で支払能力が乏しい場合は、慰謝料を回収できないおそれがあります。
そのため、不倫の慰謝料は、浮気相手に対して請求する方が高額になる可能性があります。
5-2:財産分与
財産分与とは、それまでに夫婦で購入した家、車、貯めたお金などを、離婚の際に二人で分けることを言います。
法律でも、離婚する際は、財産分与を請求できるとされています(民法768条1項)
財産分与には、
- 清算的財産分与
- 扶養的財産分与
- 慰謝料的財産分与
の3つがありますが、妻に浮気されて離婚する場合に知っておくべきなのは、特に清算的財産分与です。
清算的財産分与とは、夫婦の間で協力して形成してきた財産については、離婚時に公平に分配するというものです(おおむね、2分の1に分配されます)。
これは、たとえ妻に「浮気」という離婚原因がある場合でも、公平に分配しなければならないものです。
婚姻中に夫婦の協力で形成されてきた財産であれば、すべて財産分与の対象になります。
例えば、
- 購入した自宅や車
- 結婚後の貯金
などです。
夫婦で働いているのがあなただけで、妻は専業主婦だった場合でも、基本的には財産は二人で形成されたものとみなされます。
そのため、浮気されたあなたからすれば、不公平に感じるかもしれませんが、離婚する場合は財産分与によって資産の一部を分けなければならない可能性が高いということを覚えておきましょう。
5-3:親権(子供がいる場合)
あなたに子供がいる場合は「親権」についても、知っておく必要があります。
親権とは、親が未成年の子供に対して持つ、子供を養育したり、監護したり、財産を管理する権利や義務のことです。
離婚する場合、子供は夫婦のどちらかが引き取るため、一方が親権を持ち、一方が失うことになります。
協議離婚の場合は話し合いによって、調停離婚の場合は、調停での争いによって、裁判離婚の場合は、裁判によって親権者が決められます。
あなたにとって知っておくべきことは、調停や裁判で親権を争った場合、多くのケースで妻側に親権が認められることが多いということです。
なぜなら、浮気したことと子供の親権は別問題と考えられており、親権は「子供の幸せ」が最優先して考えられるからです。
したがって、離婚し親権を争うことになった場合、あなたは親権が取れず、子供を引き取れない可能性がある、ということも知っておくべきなのです。
5-4:養育費(子供がいる場合)
養育費とは、離婚後に子供を引き取れなかった場合でも、元妻が育てる子供に対して、養育のための費用を支払うことです。
あながら支払いたくなくても、未成年の子供がいる限り養育費の請求は認められるため、あなたには養育費を支払う義務があります。
養育費には以下の相場があり、一般的に以下の費用の支払いの義務があります。
そのため、離婚時か離婚後に、養育費の金額や支払い方法、支払い日などを取り決める必要があります。
このように、たとえあなたが親権を取れなくても、毎月子供のためにお金を負担する必要があるのです。
6章:妻の浮気が確実で慰謝料請求するなら弁護士に相談しよう
離婚して妻と浮気相手に慰謝料を請求する場合や、離婚せずに浮気相手に慰謝料を請求する場合、弁護士に依頼して慰謝料請求してもらうという選択肢があります。
自分だけで慰謝料請求する方法もありますが、それでは、
- 感情的になって交渉が進まない
- 交渉に失敗して1円も慰謝料がもらえない
- 本来もらえるはずの金額よりも、少ない慰謝料しかもらえない
- 慰謝料の支払いに合意したのに、いつまで経っても支払ってもらえない
などのトラブルになりかねません。
弁護士に依頼すると、
- あなたの状況で最適な選択肢を教えてくれる
- 交渉がスムーズかつスピーディーに進む
- あなたの手間や時間、心理的ストレスが最小限になる
- 慰謝料の金額を決める要素や交渉テクニックを持っているため、慰謝料の金額を最大限高額にできる可能性が高まる
- 手続き後のトラブルを避けることができる
などのメリットがあります。
ただし、弁護士なら誰でも良いというわけではありません。
医者に「内科」「眼科」などの専門があるように、弁護士にも分野によって得意不得意があるからです。
詳しい弁護士選びの方法や、弁護士に依頼する方法について、以下の記事で解説しています。
【保存版】不倫トラブルを弁護士に依頼して最大限有利に解決する全手法
まとめ:妻の浮気・不倫
いかがでしたか?
最後に今回の内容を振り返ります。
【チェックリスト】
□夜や休日に出かけることが増えた
□持ち物やファッションが変わった
□スマホを手放さなくなった
□性交渉を拒むようになった
□出費が増えた(クレカなど)
□車の走行距離が増えた
□男女で行くような店のレシートがある
【妻が浮気している場合の選択肢】
- 離婚する
- 離婚せずに不倫相手に慰謝料請求
- 話し合ってなかったことにする
【妻が浮気をしている場合にやってはならないこと】
- 妻や浮気相手への脅迫、嫌がらせ
- 妻や浮気相手への暴力、暴言
- 証拠を集める前に問いただす
【離婚する場合に知っておくべき事】
- 財産分与
- 親権(子供がいる場合)
- 養育費(子供がいる場合)
ここで紹介したことを覚えておいて、万が一の時に役立ててくださいね。