妻のモラハラの5つの特徴とチェックリストや対処法・離婚する際の注意点
この記事を読んで理解できること
- モラハラ妻の5つの特徴とチェックリスト
- 妻のモラハラへの対処法
- モラハラ妻と離婚する際の注意点
- モラハラ妻と離婚する方法
あなたは、
- 妻の言動がきついけどこれってモラハラ?
- 妻からのモラハラの対処法を知りたい
- モラハラを理由に離婚や慰謝料請求したい
などとお考えではないですか?
そもそもモラハラとは、言葉や態度によって相手の人格、尊厳を傷つけ、精神的な苦痛を与える行為のことをいいます。
夫婦間のモラハラは、一般的には夫が妻に対して行うイメージがありますが、実際は妻から夫へのモラハラも少なくありません。
妻からのモラハラは、放置しておいても、自然に解消される可能性は限りなく低いです。
そのため、モラハラから自分を守るには、モラハラをする妻の特徴や対処法について理解し、適切に対応する必要があります。
そこで、この記事では、
1章では、モラハラ妻の5つの特徴とチェックリストを
2章では、妻のモラハラ行動への対処法を
3章では、モラハラ妻と離婚する際の注意点を
4章では、モラハラ妻と離婚する方法
について解説します。
この記事を読んで、妻からのモラハラについてしっかり理解し、状況の改善に役立ててください。
目次
1章:モラハラ妻の5つの特徴とチェックリスト
この章では、モラハラ妻の5つの特徴とチェックリストについて解説します。
モラハラをする妻の特徴は、以下の5つです。
- 結婚生活への不満が溜まっている
- 被害者意識が強い性格
- 常に自分が正しいと思っている
- 出産や子育てのストレスが溜まっている
- 献身的な妻を演じ平気でうそをつく
妻に上記のような特徴があると感じた場合、チェックリストも参考にしつつ、モラハラ妻でないか確認してみてください。
1-1:結婚生活への不満が溜まっている
モラハラをする妻の特徴の1つ目は、結婚生活への不満が溜まっていることです。
本人の気質はあるものの、夫婦間のモラハラは多くの場合、結婚生活に対する不満が原因となり発生します。
例えば、家事への不満、育児への不満、夫婦生活に対する不満などの原因が考えられます。
結婚生活に対するマンネリから、自分でも気づかないうちに、妻に対して心無い言動や行動をしてしまっている可能性もあるでしょう。
自分の行動を冷静に振り返ってみることで、妻がモラハラを行う原因に気づくことができるかもしれません。
1-2:被害者意識が強い性格
モラハラをする妻の特徴の2つ目は、被害者意識が強い性格です。
このタイプの妻は、小さな問題に対しても、「自分が夫のせいで苦労している」という感覚に陥りがちです。
例えば、「夫の収入が少なくて生活が厳しい」とか、「夫のわがままによって自分が我慢を強いられている」と思ってしまいます。
実際には原因が異なる場合でも、不満の多くを夫のせいにして考えてしまうのです。
妻は被害者意識が強く、夫を加害者として捉えているため、様々な形で夫を攻撃し続けます。
1-3:常に自分が正しいと思っている
モラハラをする妻の特徴の3つ目は、常に自分が正しいと思っていることです。
妻は自分が正しいと考えているため、夫の気持ちや意見など無視しがちになります。
例えば、夫が何か提案しても、「それは間違っている」と一蹴し、自分の意見を押し通してしまうなどです。
妻が、常に自分が正しいと思っていることで、夫は自分の意見を言いづらくなり、夫婦間のコミュニケーションが取りにくくなるのです。
自分が常に正しいと考えている姿勢は、夫婦間の関係性を損ない、モラハラが発生する原因の1つになります。
1-4:出産や子育てのストレスが溜まっている
モラハラをする妻の特徴の4つ目は、出産や子育てのストレスが溜まっていることです。
出産や子育てのストレスは、妻が夫に対して不満やイライラをぶつける原因になります。
例えば、子育ての疲れや不安から、夫の些細な行動にも過剰に反応し、理不尽な態度をとってしまうなどです。
このような状況が続くと、協力して出産や育児を行うどころか、モラハラにより夫婦関係が悪化し、更に悪い事態を招いてしまいます。
出産や子育てのストレスは、妻のモラハラ行動を引き起こす大きな要因です。
出産や育児に対して、協力的な姿勢を示すことで、妻のモラハラ行動が改善されるかもしれません。
1-5:献身的な妻を演じ平気でうそをつく
モラハラをする妻の特徴の5つ目は、献身的な妻を演じ平気でうそをつくことです。
この振る舞いは、外見上夫を支える良い妻を装いながら、実際には夫に対して心無い言動を繰り返すことを意味します。
例えば、親族や友人、同僚の前では夫を支える優しい妻を演じつつ、二人きりになると批判的で冷たい態度をとるなどです。
モラハラ妻はプライドが高いため、夫婦円満で幸せな結婚生活を過ごしている印象を与えたいと思っています。
この二面性は、夫を混乱させ妻への不信感が募るため、夫婦間の信頼関係を大きく損ないます。
献身的なふりをしながら平気でうそをつく行為は、モラハラをする妻が持っている特徴の1つです。
1-6:モラハラ妻のチェックリスト
他にも、モラハラをする妻には、以下のような特徴が見られる場合が多いです。
いくつ以上当てはまればモラハラであると断定できるものではありませんが、判断の指標として参考にしてみてください。
- 夫を理由なく無視し、話さない。
- 不機嫌な態度をとり、ため息や舌打ちをする。
- 夫の小さなミスを大げさに非難する。
- すぐに「離婚する」と脅してくる。
- 夫の意見や感情を無視する。
- 夫の大切な物をわざと壊す、捨てる。
- 夫を「役立たず」「稼ぎが悪い」と侮辱する。
- 夫のプライバシーを無断で調べる。
- 夫の趣味や興味に対して、嫌みや皮肉を言う。
- 家事や子育てへの協力を拒否する。
- 夫との約束を一方的に無視する。
- 夫の友人や家族の悪口をいう。
- 自分の成功ばかり自慢し、夫を認めない。
- 夫を邪魔者扱いし、家庭内で孤立させる。
- 外では良い妻を演じる。
2章:妻のモラハラへの対処法
この章では、妻のモラハラへの対処法について解説します。
妻のモラハラへの対処法は、主に以下の5つです。
- 妻にモラハラであるとしっかり伝える
- 妻のモラハラで子供が悲しむことを伝える
- 妻のストレスを解消しカウンセリングを受けてもらう
- 妻のモラハラからのストレス発散法を見つける
- 辛い場合は別居を検討する
順番に説明します。
2-1:妻にモラハラであるとしっかり伝える
妻のモラハラへの対処法の1つ目は、妻の言動がモラハラであるとしっかり伝えることです。
モラハラをしている妻は、自分の言動が夫にどれほどの悪影響を及ぼしているかを自覚していない可能性があるからです。
妻のモラハラは、夫の心に深い傷を残し、夫婦関係に修復できない程の溝を作ってしまいます。
例えば、妻がいつも夫を非難ばかりしていることで、夫は自尊心を傷つけられ、愛されていないと感じるかもしれません。
そこで、具体的な例を挙げながら、「〇〇のこの発言が、自分をとても傷つけている」と伝えることが効果的です。
自分がモラハラに感じているとしっかりと伝えることが、妻が自身の言動を省みて、夫婦関係を改善させる第一歩を踏み出すきっかけとなります。
2-2:妻のモラハラで子供が悲しむことを伝える
モラハラへの対処法の2つ目は、妻のモラハラで子供が悲しむことを伝えることです。
この方法が効果的なのは、妻の母親としての責任感や愛情を刺激し、自分のモラハラの悪影響に気づくことができるからです。
例えば、両親の間で喧嘩や言い争いがあった場合、子供もそれを感じ取って不安定になるケースがあります。
子供が「ママとパパが喧嘩すると悲しい」と言った場合、これを妻に伝えることで、自分の言動が子供に対して、どれほど悪影響を与えているかを実感させることができます。
妻のモラハラが子供を悲しませていると伝えることが、妻が自分のモラハラを見直し、家庭内の雰囲気が改善される大きなきっかけとなるのです。
2-3:妻のストレスを解消しカウンセリングを受けてもらう
モラハラへの対処法の3つ目は、妻のストレスを解消しカウンセリングを受けてもらうことです。
モラハラは、多くの場合、妻が抱えているストレスや不満が原因となっています。
例えば、仕事のプレッシャーや、育児・家事などによって過度のストレスを感じている場合、そのストレスが、妻のモラハラを引き起こしている可能性があります。
この場合、趣味やリラクゼーションを通じてストレスを解消させることが有効です。
また、専門家のカウンセリングを促し、妻自身に自分の言動や感情を理解し、ストレスの管理方法を学んでもらうことも必要です。
妻のストレスを解消しカウンセリングによってストレスを適切に管理する方法を学ぶことは、妻のモラハラを減らすために有効な対処法の1つです。
2-4:妻のモラハラからのストレス発散法を見つける
モラハラへの対処法の4つ目は、妻のモラハラからのストレス発散方法を見つけることです。
妻からのモラハラによって生じるストレスは、自分の精神状態に深刻な影響を及ぼし、うつ病等を発症してしまうこともあります。
そのため、自分の精神状態に気を配り、ストレスを適切に発散する方法を見つけることが必要です。
例えば、運動、趣味、瞑想、または友人との交流など、自分にとって心地よい活動を定期的に行いましょう。
妻からのストレス発散法を見つけ、定期的に行うことは、モラハラによるストレスから自分を守り、心の健康状態を維持するために非常に重要です。
2-5:辛い場合は別居を検討する
モラハラへの対処法の5つ目は、別居を検討することです。
毎日のモラハラがどうしても辛い場合は、妻と別居することも検討してみましょう。
離婚前に、物理的に距離を置いてみることが、双方にとって最善の解決策となる場合もあるからです。
例えば、モラハラの環境から一時的に離れることで、夫は精神的な平穏を取り戻し、より客観的な視点から自分が置かれている状況を確認できます。
また、別居は、妻が自身の言動を見直すきっかけともなるため、結果として別居により夫婦関係が改善されることもあります。
別居を選択する際は、弁護士等の専門家にも相談してみましょう。
例えば、子供の問題や、経済的な問題、別居する期間や別居から離婚への流れなど、別居によって生じる問題について必要なサポートを受けることができます。
妻からのモラハラに耐えられなくなった場合、別居が夫婦双方にとって最善の選択肢となることもあります。
モラハラが辛い場合は、別居も視野に入れて検討してみましょう。
3章: モラハラ妻と離婚する際の注意点
この章では、モラハラ妻と離婚する際の注意点について解説します。
モラハラ妻と別居し、離婚することになった場合、以下の点に注意する必要があります。
- モラハラの証拠をしっかり掴む
- 慰謝料や親権を請求できるか確認する
- 養育費を支払えるか確認する
順番に説明します。
3-1:モラハラの証拠をしっかり掴む
まずは、モラハラの証拠をしっかりと掴むことが重要です。
モラハラを理由に、離婚や慰謝料、親権の獲得に向けた法的請求を行う場合、モラハラがあったことを調停や裁判で証明する必要があるからです。
例えば、モラハラの内容や日時を記録したり、モラハラ発言を録音しておく等の方法が考えられます。
スクリーンショット等で、メッセージのやり取りを保存しておくことも効果的です。
これらの証拠により、モラハラが発生していたことを証明できれば、離婚や慰謝料、親権獲得などの法的請求を有利に進めることができます。
逆に、証拠を集めることができなければ、モラハラがあったことを認めてもらえなくなる可能性もあるため、十分に注意する必要があります。
モラハラに対して法的な請求を行う場合、事前準備としてモラハラの証拠をしっかり掴むことに注力しましょう。
3-2:慰謝料や親権を請求できるか確認する
モラハラを原因として離婚する場合、慰謝料を請求できる可能性があります。
モラハラの態様や程度によっては不法行為に該当し、精神的な苦痛に対して、金銭で補償してもらうことが認められるからです。
なお、モラハラが原因でうつ病などを発症しているなど、精神的な苦痛が大きい場合には、慰謝料が高額になるケースもあります。
慰謝料の金額については、弁護士に確認してみましょう。
また、夫婦間に未成年の子供がいる場合には、親権をどちらに指定するか決める必要があります。
この点、一般的には、妻が親権者となるケースが圧倒的に多いのが実情です。
ただし、個別の事情によっては、父親が親権者となるケースもあるため、どうしても親権を獲得したい場合は、弁護士に相談してみましょう。
3-3:養育費を支払えるか確認する
未成年の子供がいる場合、養育費を支払えるか確認する必要もあります。
養育費とは、子供の衣食住に必要な経費、教育費、医療費などをいいます。
養育費は、親として子どもを育てるために発生する費用のため、離婚の原因が妻のモラハラであったとしても、親権者が妻であれば、支払いを拒むことはできません。
なお、養育費の金額は、裁判所の養育費算定表等を参考にしつつ、双方で話し合って決めることになります。
4章:モラハラ妻と離婚する方法
この章では、モラハラ妻と離婚する方法について解説します。
モラハラをする妻と別居し、離婚することを決めた場合、以下の方法を参考に、離婚に向けて行動していきましょう。
- 妻と冷静に話しあう
- 離婚調停を申し立てる
- 離婚訴訟を申し立てる
順番に説明します。
4-1:①妻と冷静に話しあう
離婚をするには、まずは妻と二人で、冷静に話し合う必要があります。
自分が離婚したいと考えていることを妻に伝えて、納得して貰う必要があるからです。
もちろん、モラハラをする妻は、自分に原因があると考えていないことが通常であるため、話し合いは非常に難しくなる可能性が高いです。
自分がモラハラにより感じている苦痛や、モラハラの具体例について、冷静に説明するしかありません。
ポイントは、妻に対する非難や、感情的な言葉遣いは避けて、客観的な事実に基づいて話すことです。
もっとも、離婚の意思を伝えることで妻が感情的になり、モラハラがより深刻な事態に発展する可能性もあります。
場合によっては、事前に弁護士に相談したり、別居しておく等の対策が必要になるでしょう。
4-2:②離婚調停を申し立てる
話し合いで離婚がまとまらない場合、家庭裁判所に「離婚調停」を申し立てることになります。
「離婚調停」では、中立的な立場である調停委員を交えて、双方の合意を目指すことになります。
離婚調停でポイントとなるのは、妻からモラハラを受けていたことを、いかに分かりやすく説明できるかです。
そのため、前述のとおり、事前にモラハラの証拠をしっかりと掴んでおくことが非常に重要となります。
客観的な証拠をもとに、妻からモラハラを受けていたことを説明できれば、離婚調停を有利に進めることができるでしょう。
4-3:③離婚訴訟を申し立てる
「離婚調停」でも合意が成立しなかった場合、裁判所に訴状を提出し、離婚訴訟を申し立てることになります。
離婚訴訟では、民法770条第1項に定められている離婚原因が存在するかを、裁判所が判断します。
(裁判上の離婚)
第七百七十条 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
モラハラは、五の「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当すると考えられます。
裁判が進むと、裁判上の和解が成立したり、判決により裁判所の判断が下ります。
離婚が認められた場合、和解調書や判決を添えて離婚届を提出することで、離婚が成立します。
まとめ:モラハラ妻の行動が改善しなければ、別居や離婚も検討しよう
最後に、今回の内容を振り返ります。
【モラハラ妻の特徴】
- 結婚生活への不満が溜まっている
- 被害者意識が強い性格
- 常に自分が正しいと思っている
- 出産や子育てのストレスが溜まっている
- 献身的な妻を演じ平気でうそをつく
【モラハラ妻の対処法】
- 妻にモラハラであるとしっかり伝える
- 妻のモラハラで子供が悲しむことを伝える
- 妻のストレスを解消しカウンセリングを受けてもらう
- 妻のモラハラからのストレス発散法を見つける
- 辛い場合は別居を検討する
【離婚するためのポイント】
- モラハラの証拠のしっかりと掴む
- 慰謝料、親権、養育費等について確認する
- 話し合いで解決できない場合、離婚調停、離婚訴訟を検討する
この記事では、モラハラ妻の特徴や対処法、離婚する場合の流れについてお伝えしました。
妻からモラハラを受けている状態が続くと、精神的に疲弊し、最悪の場合うつ病などを発症してしまうこともあります。
しかし、何の対策も講じないまま耐え続けても、妻のモラハラが改善される可能性は低いといえるでしょう。
妻からのモラハラで悩んでいる場合は、ぜひ弁護士に相談することをオススメします。
別居や離婚を選択するにしても、話し合いによる関係改善の道を模索するにしても、モラハラを解決するための一番の近道は専門家にアドバイスを受けることです。
妻からのモラハラが酷い場合は、早めに弁護士に相談し、状況を改善させるための一歩を踏み出しましょう!