不倫慰謝料1,000万円は請求可能?増額できるケースや請求された時の対処法

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住川 佳祐
(弁護士法人QUEST法律事務所 代表弁護士)

著者情報 弁護士法人QUEST法律事務所 代表弁護士 住川佳祐

東京弁護士会所属。東京大学法学部卒。『NHK あさイチ』のTV出演の他、『プレジデント』『ダイヤモンド・セレクト』などメディア掲載多数。弁護士法人QUEST法律事務所のHPはこちら。

不倫慰謝料1,000万円は認められる可能性は低い。でも

あなたは、

  • 不倫の慰謝料で1,000万円貰えるか知りたい
  • 不倫慰謝料1,000万円は無理でもできるだけ高額請求したい
  • 反対に、不倫慰謝料1,000万円を請求されたらどうしよう?

などとお考えではないでしょうか。

結論からお伝えすると、不倫慰謝料として1,000万円が認められる可能性は低いです。

不倫慰謝料の相場は、50万円〜300万円と言われているため、裁判の際、相応の事情があっても全額は認められず減額される可能性が高いからです。

しかし、以下の3つに該当する場合、不倫慰謝料が増額される可能性があります。

  • 婚姻期間や不倫期間が長い
  • 不倫によって別居あるいは離婚した
  • 不倫相手への生活費の援助や子どもができた

反対に、1,000万円の不倫慰謝料を請求された場合、

慰謝料金額としては相場よりもかなり高額といえるため、減額交渉する必要があります。

この記事では、

1章では、1,000万円の不倫慰謝料が認められる可能性を、

2章では、不倫慰謝料が高額になる3つのケースを、

3章では、不倫慰謝料の高額請求を弁護士に相談するメリットを、

4章では、1,000万円の不倫慰謝料を請求された場合の対処法

について詳しく解説します。

不倫慰謝料の高額請求が認められるための条件や、請求された場合の対処法について理解を深めましょう。

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1章:不倫慰謝料1,000万円は請求できるが認められる可能性は低い

不倫した配偶者に、「不倫慰謝料として1,000万円払ってほしい」と思われる方もいるでしょう。

そこでこの章では、

  • 不倫慰謝料の実際の相場
  • 不倫慰謝料として1,000万円を請求することはできるのか

それぞれ解説します。

1-1:不倫慰謝料の相場は50万~300万円

一般的な不倫慰謝料の相場は、50万〜300万円と言われています。

不倫慰謝料の相場は、不貞行為が発覚した後の夫婦関係によって、以下のような金額になります。

  • 不倫したが夫婦関係は継続:50万円~100万円
  • 不倫が原因で別居した場合:100万円~200万円
  • 不倫が原因で離婚した場合:150万円〜300万円

不倫した配偶者と離婚し不倫慰謝料を請求する場合でも、1,000万円の不倫慰謝料は、相場よりかなり高額だと言えます。

1-2:不倫慰謝料として1,000万円を請求することはできる

不倫慰謝料の相場より高額であっても、不倫した配偶者に対して、不倫慰謝料として、1,000万円を請求すること自体は不可能ではありません。

不倫慰謝料の請求金額は、特に法律で決まっていないため、あなたが希望する金額を自由に請求できるからです。

しかし、不倫した配偶者は、金額に納得できない場合、拒否する権利があります。

そのため、1,000万円の慰謝料を請求したとしても、相手がその金額に合意して支払うとは限りません。

また、明らかに高すぎる請求をすることは、態様によっては恐喝などに該当してしまうおそれもあるのでオススメできません。

1-2-1:裁判で認められる可能性はかなり低い

不倫した配偶者との話し合いや調停でも合意が得られず、裁判で不倫慰謝料として1,000万円を請求しても、全額が認められる可能性はかなり低いです。

裁判ではこれまでの判例を基に判決が下されるため、不倫慰謝料の相場を超える金額が認められるためには、相応の事情がある場合に限られるからです。

また、どれだけ悪質なケースであっても、1,000万円の請求金額は、高額すぎて現実的な金額とは言えません。

このように、1,000万円の請求は、認められる可能性はかなり低いことを念頭に、請求する金額を検討しましょう。

1-2-2:相手が合意した場合でも後々否定される可能性がある

不倫した配偶者が、任意で1,000万円の不倫慰謝料に合意したとしても、後々高額な慰謝料に納得できず否定される可能性があります。

ここまで解説したように、1,000万円の不倫慰謝料は、慰謝料の相場や過去のケースとくらべても、現実的な金額とは言えないからです。

また、あまりにも高額な慰謝料は、裁判で合意そのものが無効とされてしまうこともあります。

そのため、不安な場合は、事前に弁護士などの専門家に相談しましょう。

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2章:不倫慰謝料が高額になる3つのケース

1章では、1,000万円の不倫慰謝料を請求することはできるが、認められる可能性は低いと解説しました。

しかし、以下の3つのケースに該当した場合、不倫慰謝料の相場より増額される可能性があります。

  • 婚姻期間や不倫期間が長い
  • 不倫によって別居あるいは離婚した
  • 不倫相手への生活費の援助や子どもができた

それぞれ解説します。

2-1:①婚姻期間や不倫期間が長い

婚姻期間や不倫期間が長いと、不倫慰謝料が増額される要素となり得ます。

不倫慰謝料が増額されるポイントの1つに、婚姻期間の長さが含まれています。

婚姻期間が長い配偶者が不倫した場合、相手が受ける精神的苦痛は大きいと判断されるため、不倫慰謝料が増額される可能性が高いです。

具体的な婚姻期間は、以下の目安を参考にしてください。

  • 3年以下:短期間
  • 3年〜15年:中期間
  • 15年以上:長期間

そして、不倫期間の長さも、不倫慰謝料が増額されるポイントの1つに含まれています。

不倫期間が長いほど、その分、相手が受ける精神的苦痛が大きいと判断されるため、不倫慰謝料が増額される可能性が高いです。

具体的な不倫期間は、以下の目安を参考にしてください。

  • 数ヶ月:短期間
  • 1年以上:長期間

Xでも、夫に不倫され高額な慰謝料請求を望む、以下のような投稿があります。

 

高額な不倫慰謝料を請求したい場合は、まず、婚姻期間や不倫期間を把握し、あなた自身のケースに該当しているのか確認しましょう。

2-2:②不倫によって別居あるいは離婚した

不倫が原因で別居あるいは離婚した場合、不倫の後も夫婦関係を継続している場合に比べて、不倫慰謝料が高額になります。

夫の不倫が原因で婚姻関係が破綻したことにより、精神的な苦痛が大きいと判断されるからです。

また、離婚はしていないが、離婚協議を進めている場合も、不倫慰謝料が高額になる可能性が高くなります。

しかし、婚姻関係の破綻の原因が、不倫以外にもある場合、必ずしも不倫だけが原因だと考えられないため、不倫慰謝料が減額される可能性もあります。

そのため、不倫慰謝料を請求する際、別居あるいは離婚までに至った経緯や原因について、振り返ることが必要です。

2-3:③不倫相手への生活費の援助や子どもができた

不倫相手への生活費の援助や、不貞行為によって不倫相手とのあいだに子どもができた場合、不倫慰謝料が増額される要素になります。

どちらも、信頼を失わせる悪質な行為であり、不倫された被害者が受ける精神的苦痛が大きいと判断されるからです。

特に、不倫相手とのあいだに子どもができた場合、慰謝料が増額される他のケースとくらべても、被害者が受ける精神的苦痛が大きいといえます。

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3章:不倫慰謝料の高額請求は弁護士に相談するのがオススメ

不倫した配偶者から、不倫慰謝料を高額請求したい場合、弁護士に相談するのがオススメです。

弁護士に相談することによって、以下の3つのメリットがあります。

  • 慰謝料が増額できる可能性が高まる
  • 配偶者や不倫相手との交渉を任せられる
  • 慰謝料請求に必要な書類の作成や手続きを任せられる

それぞれ解説します。

3-1:慰謝料が増額できる可能性が高まる

弁護士に相談すると、慰謝料が増額できる可能性が高まります。

不倫慰謝料を増額させるためには、以下の2つのスキルが必要です。

  • 過去のケースや法律に関する知識
  • 交渉をうまく進めるテクニック

不倫慰謝料を請求した場合、高額な請求は配偶者からの反発も大きいため、弁護士による粘り強い交渉が不可欠です。

あなたと配偶者だけで交渉を行うと、配偶者への怒りがおさまらず、冷静な対応ができないため、交渉が失敗する可能性があります。

そのため、弁護士に相談することで、少しでも高額な慰謝料が獲得できるように、法律のプロとして冷静に配偶者との交渉を進められます。

3-2:配偶者や不倫相手との交渉を任せられる

弁護士に相談すると、あなたの代わりに、配偶者や不倫相手との交渉を任せられます。

あなたが直接配偶者や不倫相手と交渉する場合、相手との連絡など交渉までに手間や労力がかかり、不倫した当事者と顔を合わせて話し合う必要があります。

そのため、あなたは、大きな心身の負担を強いられることになります。

弁護士に相談することで、あなたの代理人として配偶者や不倫相手への連絡や慰謝料の交渉を行うため、心身の負担を軽くすることができます。

3-3:慰謝料請求に必要な書類の作成や手続きを任せられる

弁護士に相談すると、慰謝料請求に必要な書類の作成や手続きを任せられます。

不倫慰謝料を請求する際は、さまざまな書類の作成や手続きが必要です。

それぞれのケースによって違いはありますが、具体的には、以下のとおりです。

  • 内容証明の作成
  • 示談書の作成
  • 公正証書の作成

このような書類の作成や手続きをあなただけで行うには、多くの時間や手間がかかるため、相当な負担となります。

弁護士に相談すると、慰謝料請求に必要な書類の作成と手続きを行なってくれるため、あなたの負担が軽減されるでしょう。

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4章:不倫慰謝料1,000万円を請求された場合の対処法

1章から3章までは、高額な不倫慰謝料を「請求する」場合について解説しました。

反対に、1,000万円の不倫慰謝料を「請求された」場合、どのような対処法があるのか気になりますよね。

具体的な対処法は、以下のとおりです。

  • 法外な慰謝料請求を拒否して減額を求める
  • 減額交渉を弁護士に依頼する

それぞれ解説します。

4-1:法外な慰謝料請求を拒否して減額を求める

1,000万円の慰謝料を請求された場合は、法外な慰謝料請求には応じる必要がないので、拒否して減額を求めましょう。

1,000万円という金額は、不倫慰謝料の相場や過去のケースとくらべても、あまりにも高額なので、現実的な金額とは言えないからです。

慰謝料の減額を求める際は、以下の点に注意することが必要です。

  • 不倫したことについて、相手へ謝罪する
  • 請求された金額は相場よりかなり高額なことを主張する
  • 収入や資産では支払えないことを説明する
  • 具体的に支払える金額を提示する

相手も1,000万円の不倫慰謝料を請求するに至るまでに、怒りや悲しみなどの思いや、家庭の事情があってのことと考えられます。

そのため、交渉の際は、相手の心情や事情にも配慮しながら交渉を進めましょう。

4-2:減額交渉を弁護士に依頼する

1,000万円の不倫慰謝料の減額を求める際、弁護士に減額交渉を依頼しましょう。

相手が、慰謝料の減額に応じてくれる可能性が高くなるからです。

不倫慰謝料の減額を求めるためには、以下の4つの減額要素が重要です。

  • 婚姻期間や同居期間
  • 不倫が始まった時点の夫婦関係
  • 不倫が始まった経緯や回数・期間
  • 反省や謝罪の有無

弁護士に相談することで、上記の減額要素があなた自身のケースにおいて該当するか、正確に判断することができます。

そして、1,000万円の不倫慰謝料を請求された背景には、少しでも多くの慰謝料を手に入れたいだけでなく、相手がどうしても不貞行為を許せない可能性があります。

弁護士であれば、あなたの代わりに減額の交渉を行い、減額要素や支払いに合意できない事情について、理論的に粘り強く主張してくれます。

1,000万円の不倫慰謝料を請求されて困っている場合は、弁護士に相談しましょう。

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まとめ:不倫慰謝料1,000万円を請求したい人・された人は弁護士に相談を

■不倫慰謝料1,000万円の請求が認められる可能性は低い

  • 不倫慰謝料の相場は、50万~300万円
  • 不倫慰謝料として1,000万円を請求することはできる
  • 裁判で認められる可能性はかなり低い
  • 相手が合意した場合でも後々否定される可能性がある

■不倫慰謝料が増額または高額になる3つのケース

  • 婚姻期間や不倫期間が長い
  • 不倫によって別居あるいは離婚した
  • 不倫相手への生活費の援助や子どもがいる

■不倫慰謝料の高額請求を弁護士に相談するメリット

  • 慰謝料が増額できる可能性が高まる
  • 配偶者や不倫相手との交渉を任せられる
  • 慰謝料請求に必要な書類の作成や手続きを任せられる

■不倫慰謝料1,000万円を請求された場合の対処法

  • 法外な慰謝料請求を拒否して減額を求める
  • 減額交渉を弁護士に依頼する

高額な不倫慰謝料を請求する方法や、慰謝料を請求された場合の対処法が分からないとお困りの方は、当法律事務所にご相談ください。

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  • 不倫トラブルの経験豊富な弁護士が所属
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