婚外恋愛と不倫の違いとは?婚外恋愛のリスクとトラブルへの対処法を解説

監修者

弁護士法人新橋第一法律事務所
代表弁護士 住川 佳祐

婚外恋愛と不倫の違いとは?婚外恋愛のリスクとトラブルへの対処法を解説
チェック
この記事を読んで理解できること
  • 婚外恋愛とは?不倫との違い
  • 既婚者が婚外恋愛をする5つの理由
  • 婚外恋愛がバレたときの5つのリスク
  • 婚外恋愛におけるトラブルへの3つの対処法

あなたは、

  • 婚外恋愛と不倫はどんな違いがあるの?
  • 既婚者はなぜ婚外恋愛するのか理由を知りたい
  • 婚外恋愛のルールやリスクを知りたい

などとお考えではありませんか?

婚外恋愛は、既婚者が配偶者以外の異性と恋愛関係になることをいいます。

既婚者同士での恋愛が多い傾向があるものの、一方が独身者の場合もあるようです。

婚外恋愛している人のなかには、肉体関係を持たずに精神的な結びつきを重視するケースと、肉体関係を持つケースがあります。

婚外恋愛は言葉のイメージから、自分は親権な恋愛をしているように感じるため、肉体関係の有無よりも精神的な結びつきを重視する人も多いです。

そこで、この記事では、

1章では、婚外恋愛とは?不倫との違い

2章では、既婚者が婚外恋愛をする5つの理由

3章では、婚外恋愛がバレたときの5つのリスク

4章では、婚外恋愛におけるトラブルへの3つの対処法

について解説します。

この記事を読んで、婚外恋愛と不倫の違いや、婚外恋愛のリスク、トラブルの際の対処法をよく理解してください。

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1章:婚外恋愛とは?不倫との違い

婚外恋愛とは、主に既婚者が配偶者以外の異性と恋愛することを指し、既婚者同士であることが多いです。

  • 婚外恋愛とは既婚者同士の恋愛のこと
  • 婚外恋愛は基本的には不倫との違いはない

それぞれ解説します。

1-1:婚外恋愛とは既婚者同士の恋愛のこと

婚外恋愛とは、既婚者が配偶者以外の異性と恋愛関係になることを指します。

セカンドパートナーやプラトニック不倫などの呼び方もあります。

「婚外恋愛」という言葉を耳にすることはあまりありませんでしたが、テレビドラマがきっかけで世に知られました。

精神的な結びつきを求める傾向があるため、肉体関係の有無よりも、純粋な恋愛を楽しむことも多いです。

1-2:婚外恋愛は基本的には不倫との違いはない

婚外恋愛は、基本的には不倫との違いはないと言えます。

婚外恋愛は、一般的に肉体関係がないプラトニックな恋愛が前提ですが、肉体関係がある場合は、不貞行為となりいわゆる不倫になります。

一緒にいると落ち着く、満たされるなどの、精神的なつながりを大事にして、お互いの家庭を壊さないといった暗黙のルールのもとで交際するケースも多いです。

しかし、どんなに純粋な恋愛関係にあると主張しても、肉体関係(不貞行為)の事実がある場合は、不倫関係にあると判断されることがほとんどです。

こうしたことから、婚外恋愛はプラトニックな要素が強い恋愛関係である一方で、肉体関係がある場合は不倫になります。

2章:既婚者が婚外恋愛をする5つの理由

婚外恋愛は、現状の結婚生活で満たされない部分を満たし精神的な幸福度や満足度を得られます。

また、配偶者に対する不満を解消する場合もあるでしょう。

既婚者が婚外恋愛をする理由には、次の5つがあげられます。

  • 自分を特別な異性として扱ってくれるから
  • ときめきなどの刺激が欲しいから
  • 子育てが落ち着いたから
  • 結婚とは違い責任がないから
  • 相手を好きになったから

それぞれ解説します。

2-1:自分を特別な異性として扱ってくれるから

婚外恋愛をする理由の1つに、相手が自分を特別な異性として扱ってくれることがあげられます。

結婚して何年も経過すると、配偶者の態度が結婚当初とは違ってくることはよくあります。

会話がそっけなくなる、女性(男性)として見てくれないなど、精神的に満たされない場合もあるでしょう。

こうした状態が続くと、配偶者以外の人に精神的な幸福度や満足度を求めてしまいます。

優しい言葉や対応をしてくれる、気持ちに寄り添ってくれる異性は、とても魅力的に感じられるからです。

2-2:ときめきなどの刺激が欲しいから

結婚生活が、家庭と仕事の両立だけになると、ときめきなどの刺激が少なくなります。

そのため、次第にドキドキするような刺激を求めるようになります。

刺激がない生活の中で、恋愛はこの上ない刺激になるため、婚外恋愛を楽しむこともあるのです。

また、配偶者と離婚するつもりがなくても、ときめきを得られることから婚外恋愛をする場合もあります。

2-3:子育てが落ち着いたから

子育てが落ち着くと、自分の時間を持てるようになるため、自分磨きをして再び輝きを取り戻したいと思う場合があります。

そのときに、配偶者が見向きもしてくれないと、少しでも反応してくれる異性に傾いてしまうことがあります。

子育てが落ち着いた人が自分を磨きつつ、職場復帰した際に、周囲から身なりを褒められたり、内面を認めてもらったりした場合などに、婚外恋愛に陥る可能性が高いです。

2-4:結婚とは違い責任がないから

婚外恋愛は、お互いの家庭を壊さないことを前提にしているため、お互いに深入りせず、将来への責任もなく恋愛を楽しめます。

結婚生活は、家族や親族との関わりや、家計管理など、ある程度の責任や義務を負うことが多いです。

それに比べて婚外恋愛は、お互いのパーソナルスペースを保ったまま恋愛を楽しめることや、別れる際にも財産分与や慰謝料などを考えなくてよいため、気軽に楽しめる点も婚外恋愛をする理由といえるでしょう。

2-5:相手を好きになったから

相手を好きになった場合も、婚外恋愛をする理由の1つです。

職場など異性と関わる場所では、普段の何気ない会話や対応がきっかけで、相手を好きになることがあります。

相手が仕事上でサポートしてくれたときや、反対にサポートしたときに笑顔でお礼を言ってくれたなど、些細なことがきっかけで、ときめくことは珍しくありません。

相手が自分に好意を抱いた場合は、既婚者・独身者のどちらの場合でも婚外恋愛に発展する可能性があるでしょう。

3章:婚外恋愛がバレたときの5つのリスク

婚外恋愛は、純粋な恋愛だと主張しても、肉体関係がある場合は不倫になります。

配偶者にバレたときは、離婚に発展する場合や、家庭を壊すなどさまざまなリスクがあります。

  • 離婚に発展するおそれがある
  • 肉体関係がある場合は不倫になり離婚請求できない
  • 肉体関係がなくても不法行為になる場合がある
  • 職場恋愛の場合は仕事を失うおそれがある
  • 子どもを傷つけ家庭を壊すおそれがある

それぞれ解説します。

3-1:離婚に発展するおそれがある

婚外恋愛が配偶者にバレたとき、配偶者の考え方によっては離婚に発展するおそれがあります。

自分としては純粋に恋愛を楽しむだけで、家庭を壊すつもりがなかったとしても、配偶者から見れば自分以外の異性と親しくしていることは面白くありません。

配偶者が、あなたに対し浮気や不倫を疑うだけでなく、婚外恋愛の事実を知ることにより、自分に愛情が向けられていないと判断する場合もあるでしょう。

また、婚外恋愛の相手も既婚者でダブル不倫だった場合は、双方の家庭で離婚に発展する可能性もあります。

3-2:肉体関係がある場合は不倫になり離婚請求できない

婚外恋愛の相手と肉体関係がある場合は、不倫になります。

不倫の場合は、不貞行為をした自分に有責性があることから、配偶者に離婚請求できません。

どんなに婚外恋愛の相手を想っていても、配偶者が離婚に同意しない場合は離婚できないため、婚外恋愛の相手にも辛い思いをさせてしまうでしょう。

3-3:肉体関係がなくても不法行為になる場合がある

婚外恋愛の相手と肉体関係がなくても、婚外恋愛が相手の家庭を壊す原因になった場合、不法行為になる可能性があります。

婚外恋愛の相手と、あまりにも親密なやり取りをしていた、相手が自分の家庭を省みないほど、あなたにのめり込んだ場合などがあげられます。

肉体関係がなくても不法行為にあたる場合は、相手の配偶者から慰謝料請求される可能性もあるでしょう。

3-4:職場恋愛の場合は仕事を失うおそれがある

婚外恋愛の相手が同じ職場にいる場合、婚外恋愛がバレて職場に居づらくなったり、最悪の場合は退職を余儀なくされ仕事を失ってしまうおそれがあります。

職場の人が婚外恋愛を不倫だと認識した場合は、とくに仕事を失う可能性が高くなります。

3-5:子どもを傷つけ家庭を壊すおそれがある

子どもがいる場合、子どもが親の婚外恋愛の事実を知ることで、子どもを傷つける可能性があります。

夫婦が離婚しない場合でも、夫婦仲が悪くなると、子どもにはネガティブな影響を与えかねません。

婚外恋愛を理由に離婚する場合、婚外恋愛をした親のせいで離婚に至ったと解釈する可能性もあるでしょう。

4章:婚外恋愛におけるトラブルへの3つの対処法

婚外恋愛によるトラブルが生じた際は、適切な対処が必要です。

主な婚外恋愛におけるトラブルへの対処法は、次の3つがあげられます。

  • 婚外恋愛のリスクを理解し相手と別れる
  • 趣味など恋愛以外で満たされるものを探す
  • 弁護士に相談する

それぞれ解説します。

4-1:婚外恋愛のリスクを理解し相手と別れる

婚外恋愛のリスクを相手と共に理解し、早急に別れることは効果的な手段です。

関係を清算する際は、はっきりと別れたい気持ちを伝え、その後は連絡を断つ方がよいでしょう。

なぜなら、恋愛感情があるために、相手が再燃する可能性があるためです。

そのため、別れたあとは友達として付き合うことも、避ける方がよいでしょう。

4-2:趣味など恋愛以外で満たされるものを探す

生活の中で満たされない思いは、恋愛以外の趣味などでも満たせます。

自分が好きなことや、夢中になれることを見つけることで、恋愛以外に興味や関心が向きます。

未経験からスポーツを始めるのもよい方法で、体を動かすことでストレス発散になり、婚外恋愛について考える時間を減らすことにもつながるでしょう。

4-3:弁護士に相談する

婚外恋愛について、弁護士に相談するのも1つの方法です。

婚外恋愛の相手が別れてくれないなど、話し合いがまとまらない場合は、弁護士という第三者を間にいれることで、冷静な話し合いができます。

とくに、婚外恋愛の相手が既婚者でダブル不倫の場合は、お互いの配偶者が慰謝料請求する可能性もあります。

こうした相談や対応も、弁護士であれば法律の専門家として任せられるからです。

まとめ:婚外恋愛は不倫と同じように家庭を壊すリスクがある

最後に、これまでの内容を振り返ります。

■婚外恋愛は基本的には不倫との違いはない

婚外恋愛は、一般的に肉体関係がないプラトニックな恋愛が前提ですが、肉体関係がある場合は、不貞行為となりいわゆる不倫になります。

■既婚者が婚外恋愛をする5つの理由

  • 自分を特別な異性として扱ってくれるから
  • ときめきなどの刺激が欲しいから
  • 子育てが落ち着いたから
  • 結婚とは違い責任がないから
  • 相手を好きになったから
  • 婚外恋愛はお互いの家庭を壊さないことが暗黙のルール

■婚外恋愛がバレたときの5つのリスク

  • 離婚に発展するおそれがある
  • 肉体関係がある場合は不倫になり離婚請求できない
  • 肉体関係がなくても不法行為になる場合がある
  • 職場恋愛の場合は仕事を失うおそれがある
  • 子どもを傷つけ家庭を壊すおそれがある

■婚外恋愛におけるトラブルへの3つの対処法

  • 婚外恋愛のリスクを理解し相手と別れる
  • 趣味など恋愛以外で満たされるものを探す
  • 弁護士に相談する

この記事の内容を参考にして、婚外恋愛と不倫の違いを理解して役立ててください。

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