熟年不倫を見抜く4つのポイント|知っておくべき「お金」の問題も解説


この記事を読んで理解できること
- 熟年不倫が起きる8つの原因
- 配偶者の熟年不倫を見抜く4つのポイント
- 熟年不倫を解決するための4ステップ
- 熟年不倫で離婚を考えたら知っておくべき「お金」のこと
あなたは、
- 熟年不倫をしてしまう理由を知りたい
- 熟年不倫を見抜くポイントを知りたい
- 夫の不倫問題を解決したい
このようにお考えではないでしょうか?
配偶者の熟年不倫を疑いながらも、「なぜこの年齢で不倫をしてしまうのだろうか」と思いますよね。
配偶者の熟年不倫を見抜いて、不倫問題を早く解決したいと考える方もいるでしょう。
配偶者の熟年不倫を見抜くポイントは、以下の4つです。
- 急に身なりに気を遣うようになる
- 興味がなかったものに詳しくなる
- 不倫相手と会った証拠が確認できる
- 外出が多くなる
この記事を読むと、熟年不倫を見抜く方法がわかり、配偶者の不倫問題の解決に向けて、いち早く行動できます。
さらにこの記事では、
1章で熟年不倫が起きる8つの原因、
2章で配偶者の熟年不倫を見抜く4つのポイント、
3章で熟年不倫を解決するための4ステップ、
4章で熟年不倫で離婚を考えたら知っておくべき「お金」のこと
について、詳しく説明します。
この記事を読んで、配偶者の熟年不倫を見抜き、配偶者の不倫問題を解決しましょう。
目次
1章:熟年不倫が起きる8つの原因
不倫は若い世代だけではなく、意外にも熟年世代にも見られ、現在では、いわゆる熟年不倫も多いと言われています。
Xのポストでは、熟年離婚や熟年不倫の話を近所でよく聞くようになってきたという口コミも見られます。
近所で熟年離婚や熟年不倫の話をよく聞くようになってきた。
— ごちゃgotcha👻 (@gocha55555) June 19, 2022
そもそも、なぜ熟年不倫が起きるのかわからないという方もいるでしょう。
熟年不倫が起きる原因は、以下の8つです。
- 夫婦関係がマンネリ化しているから
- 子離れして時間があるから
- 自由に使える時間とお金が増えるから
- 遊び友達が欲しいから
- 退屈な日々に刺激が欲しいから
- 親の介護のストレスがあるから
- 配偶者のモラハラやDVが嫌だから
- 何年も不倫が続いているから
それぞれ説明します。
1-1:夫婦関係がマンネリ化しているから
熟年不倫が起きる原因の1つ目は、夫婦関係がマンネリ化しているからです。
婚姻関係が長期間続くと、配偶者のいつも同じ生活のリズムに飽きてしまうことから、他の人と過ごしたいと思い、熟年不倫に走ってしまうケースもあるでしょう。
1-2:子離れして時間があるから
熟年不倫が起きる原因の2つ目は、子離れして時間があるからです。
子どもが巣立った喪失感を埋めようとした結果、不倫に走ってしまうことも考えられます。
1-3:自由に使える時間とお金が増えるから
熟年不倫が起きる原因の3つ目は、自由に使える時間とお金が増えるからです。
熟年不倫をする年代は、自由に使える時間やお金があることで、ある程度の年齢になってから良いなと思う相手と出会うと、不倫してしまう可能性が高くなります。
1-4:遊び友達が欲しいから
熟年不倫が起きる原因の4つ目は、遊び友達が欲しいからです。
時間やお金が増え、趣味やサークルなど気の合う仲間との出会いを求めるようになった結果、相手と出会って不倫に発展してしまうことも考えられます。
1-5:退屈な日々に刺激が欲しいから
熟年不倫が起きる原因の5つ目は、退屈な日々に刺激が欲しいからです。
熟年世代は定年退職者が多いことから、仕事に打ち込んでいた生活から家で過ごす生活に切り替えられずに不満を持ち、熟年不倫に走ってしまうことが考えられます。
1-6:親の介護のストレスがあるから
熟年不倫が起きる原因の6つ目は、親の介護のストレスがあるからです。
熟年世代は、親が高齢になって自宅で介護をしているケースも多く、そのストレスから熟年不倫に走ってしまうことも考えられます。
1-7:配偶者のモラハラやDVが嫌だから
熟年不倫が起きる原因の7つ目は、配偶者のモラハラやDVが嫌だからです。
配偶者から長年モラハラやDVを受けていると、子育てが落ち着いたタイミングで配偶者から離れ、他の相手と熟年不倫をしてしまうこともあり得ます。
1-8:何年も不倫が続いているから
熟年不倫が起きる原因の8つ目は、何年も不倫が続いているからです。
若い年代の頃から同じ相手と長期間不倫を続けて現在に至っている場合、高額な不倫慰謝料を受け取れる可能性があるため、覚えておくと良いでしょう。
2章:配偶者の熟年不倫を見抜く4つのポイント
配偶者の熟年不倫を見抜くポイントは、以下の4つです。
- 急に身なりに気を遣うようになる
- 興味がなかったものに詳しくなる
- 不倫相手と会った証拠が確認できる
- 外出が多くなる
それぞれ説明します。
2-1:急に身なりに気を遣うようになる
配偶者の熟年不倫を見抜くポイントの1つ目は、急に身なりに気を遣うようになることです。
「もう歳だから…」と身なりを全く気にしていなかったにも関わらず、急にオシャレに気を遣い出した場合、不倫している可能性が高いと言えるでしょう。
2-2:興味がなかったものに詳しくなる
配偶者の熟年不倫を見抜くポイントの2つ目は、興味がなかったものに詳しくなることです。
不倫相手と関わって今まで興味がなかった分野の知識を得たり、不倫相手に話を合わせるために、自分から相手の好きなジャンルを学んだりする可能性があります。
配偶者と話していて「なぜ急にこんなジャンルに詳しくなったの?」と違和感を覚えたら、不倫を疑ってみても良いでしょう。
2-3:不倫相手と会った証拠が確認できる
配偶者の熟年不倫を見抜くポイントの3つ目は、不倫相手と会った証拠が確認できることです。
不倫相手と会った証拠はさまざまですが、たとえば以下のようなケースがあります。
- カバンの中に不倫相手と訪れた場所のレシートが入っている
- LINEでのトーク履歴で不倫相手と肉体関係を持ったことがわかる会話が確認できる
熟年不倫の場合は「バレないだろう」「細かい部分まではチェックしないだろう」と思い、若いときよりも気持ちが緩みがちです。
ふとしたことから証拠を見つけられる可能性があるため、配偶者の周りに目を向けてみましょう。
2-4:外出が多くなる
配偶者の熟年不倫を見抜くポイントの4つ目は、外出が多くなることです。
普段はほとんど出かけなかったにも関わらず、「友人と会う」「買い物に行く」などと言って外出が増えた場合には、不倫を疑って配偶者の周りをチェックしてみても良いでしょう。
3章:熟年不倫を解決するための4ステップ
もし配偶者の熟年不倫が判明した場合、解決するための流れは以下の4ステップです。
- できるだけ早く不倫の証拠を集める
- 離婚するかどうかを決める
- 不倫問題に詳しい弁護士に依頼する
- 弁護士を通して交渉・慰謝料請求をする
それぞれ説明します。
3-1:①できるだけ早く不倫の証拠を集める
熟年不倫を解決するための1ステップ目は、できるだけ早く不倫の証拠を集めることです。
不倫問題を解決するためには、まず不倫の事実が明らかになる証拠を集めることが重要です。
証拠がなければ、不倫した事実が判明していても弁護士への依頼ができなかったり、裁判でも裁判官に不倫を認めてもらえなかったりして不利な状況になる可能性もあります。
また、不倫の慰謝料請求には、不貞行為の事実と不倫相手を知ってから3年間の消滅時効があります。
慰謝料を受け取るためには、時効が成立していないことが条件となるため、できるだけ早く証拠を集めましょう。
3-2:②離婚するかどうかを決める
熟年不倫を解決するための2ステップ目は、離婚するかどうかを決めることです。
不倫慰謝料を請求するにあたっては、最初に配偶者と離婚するかどうかを決めましょう。
なぜなら、不倫慰謝料を請求する相手先が変わってくるからです。
離婚する場合は、不倫慰謝料の請求先は配偶者と不倫相手になり、離婚しない場合には不倫相手のみとなります。
離婚しない場合には、配偶者との今後の関係を保つために慰謝料を請求しないほうが良いでしょう。
3-3:③不倫問題に詳しい弁護士に依頼する
熟年不倫を解決するための3ステップ目は、不倫問題に詳しい弁護士に依頼することです。
弁護士に依頼するメリットは以下の4つです。
- 自分の要求(慰謝料の金額や離婚の希望など)を通すことが可能になる
- 金銭以外の要求(接近禁止など)も通しやすい
- 手間や時間、ストレスが最小限になる
- 後のトラブル(慰謝料未払いなど)の防止になる
弁護士に依頼すれば、過去の判例を参考にして交渉を進めるため、解決に向けたスムーズな交渉ができるでしょう。
3-4:④弁護士を通して交渉・慰謝料請求をする
熟年不倫を解決するための4ステップ目は、弁護士を通して交渉・慰謝料請求をすることです。
弁護士に依頼した場合、その後の交渉や慰謝料請求などほとんどの手続きを弁護士が代理で行えます。
不倫慰謝料の相場は、50万円~300万円です。
相場に開きがあるのは、不倫によって夫婦関係が破綻したかどうかによって、慰謝料の金額が大きく左右されるからです。
不倫が原因で夫婦関係が破綻したと判断された場合、高額な慰謝料を請求できます。
不倫慰謝料は、以下の7つの要素のうち、当てはまるものが多いほど高額請求できる可能性が高いでしょう(期間や回数はいずれも目安であり、絶対的な基準ではありません)。
- 不貞行為の年数が長い(1年以上)
- 不貞行為の回数が多い(20回以上)
- 婚姻期間が長い(15年以上)
- 妊娠している
- 幼い子どもがいる
- 不倫発覚後に不倫をやめない
- 不貞行為が原因で離婚した
熟年不倫の場合、上記の要素のうち「婚姻期間が長い」という項目に当てはまるケースが多いため、慰謝料が高額になる可能性が考えられます。
この点を踏まえて、不倫問題に詳しい弁護士に慰謝料の相場について相談してみましょう。
4章:熟年不倫で離婚を考えたら知っておくべき「お金」のこと
この章では、熟年不倫で離婚を考えたら知っておくべき「お金」のことについて、以下の5つを詳しく解説します。
- 慰謝料を請求できる
- 財産分与の必要がある
- 自営業者以外は年金分割が可能となる
- 経済力のあるどちらか一方が婚姻費用を支払う
- 養育費を子どもの大学卒業まで支払うケースもある
それぞれ説明します。
4-1:慰謝料を請求できる
離婚によって精神的な苦痛を受けた場合、離婚する原因を作った配偶者に対して離婚慰謝料を請求できます。
離婚慰謝料を請求できる可能性が高いケースは以下の4つです。
- 不貞行為
- DV
- モラハラ
- 悪意の遺棄(生活費を支払わないなど)
離婚慰謝料を請求できるケースに当てはまるか、離婚問題に詳しい弁護士に相談してみましょう。
4-2:財産分与の必要がある
離婚すると、配偶者と財産分与を行う必要があります。
財産分与とは、夫婦が婚姻関係にある期間に協力して作り上げた共有財産を、原則として2分の1ずつに分割することです。
会社の退職金については、後に支払われる給与であるという認識から、基本的には退職金の支払いが確実になった時点で財産分与の対象です。
4-3:自営業者以外は年金分割が可能となる
離婚するときには、年金分割を考える必要があります。
年金分割とは、離婚するときに婚姻期間中の夫婦の厚生年金の標準報酬額を多い方から少ない方へ分割する制度です。
夫婦のうち一方の保険料納付が少なくても、家庭では夫婦で同程度の貢献をしているため、離婚するときには公平を図る必要があります。
厚生年金と共済年金のみの制度であるため、夫が自営業者である場合は制度を利用できないことに注意しましょう。
4-4:経済力のあるどちらか一方が婚姻費用を支払う
夫婦における助け合いの観点から、離婚するまでは経済力のある方が生活費などを支払う義務があります。
この費用を婚姻費用といい、たとえ離婚に向けて話し合い中でも、婚姻関係が続いている間は支払い義務のある相手へ請求可能であるため、覚えておきましょう。
4-5:養育費を子どもの大学卒業まで支払うケースもある
養育費の支払いは、家庭裁判所の実務上では子どもが成人するまで行うのが基本的な基準です。
しかし、家庭裁判所の判断により、合理的な理由がある場合には、子どもが大学を卒業する年齢まで養育費の支払いが認められることがあります。
たとえば以下のようなケースです。
- 相手方が子どもの大学進学について承諾している
- 離婚時に大学に進学中である・進学が決定している
- 両親も高学歴である
- 相手方の収入が高い
まずは、離婚問題や養育費に詳しい弁護士に相談してみましょう。
まとめ:熟年不倫は夫婦関係のマンネリ化やストレスなどが原因
熟年不倫が起きる原因は、以下の8つです。
- 夫婦関係がマンネリ化しているから
- 子離れして時間があるから
- 自由に使える時間とお金が増えるから
- 遊び友達が欲しいから
- 退屈な日々に刺激が欲しいから
- 親の介護のストレスがあるから
- 配偶者のモラハラやDVが嫌だから
- 何年も不倫が続いているから
熟年不倫は、婚姻関係が何年も続いたことによるマンネリ化や退屈な生活、親の介護のストレスなどによって起こると言えるでしょう。
また、配偶者の熟年不倫を見抜くポイントは、以下の4つです。
- 急に身なりに気を遣うようになる
- 興味がなかったものに詳しくなる
- 不倫相手と会った証拠が確認できる
- 外出が多くなる
夫婦関係のマンネリ化から、若い世代における不倫よりも「配偶者が気づいてしまうのではないか」という意識が薄れがちになることがポイントです。
もし配偶者の熟年不倫が判明した場合、解決するための流れは以下の4ステップです。
- できるだけ早く不倫の証拠を集める
- 離婚するかどうかを決める
- 不倫問題に詳しい弁護士に依頼する
- 弁護士を通して交渉・慰謝料請求をする
熟年不倫の場合、慰謝料を高額請求できる要素のうち「婚姻期間が長い」という項目に当てはまるケースが多く、慰謝料が高額になる可能性があります。
まずは、不倫問題に詳しい弁護士に相談してみましょう。