- 2024.01.25
- 2025.01.10
- #不倫相手が弁護士
不倫相手が弁護士だった場合の対応法4つ|慰謝料請求や懲戒処分も
この記事を読んで理解できること
- 不倫相手が弁護士というケースは意外とある
- 不倫相手が弁護士だった場合のケース別対処法3つ
- 不倫相手が弁護士の場合に、より高額な慰謝料を獲得する3つの方法
- 不倫相手が弁護士の場合、懲戒処分となる余地はある
あなたは、
- 不倫相手が弁護士の場合、慰謝料を獲得できるのか知りたい
- 不倫相手が弁護士であっても、裁判に勝てる可能性はあるのか知りたい
- 不倫相手が弁護士であっても、より高額な慰謝料を獲得できる方法が知りたい
とお考えではありませんか?
不倫相手が弁護士の場合、手強い相手であると予想されるため、慰謝料請求できるのか不安ですよね。
結論として、不倫相手が弁護士の場合でも、高額な慰謝料を獲得する方法があります。
それは以下の3つです。
- こちらも弁護士を立てる
- 不倫を立証できる確実な証拠を集める
- 不倫相手である弁護士に懲戒請求をする
この記事を読めば、不倫相手が弁護士だった場合によくある主張に対してのケース別対処法や、より高額な慰謝料を請求する方法が分かります。
そのため、今後の対応として参考にできるでしょう。
さらにこの記事では、
1章で、不倫相手が弁護士というケースは意外とあること、
2章で、不倫相手が弁護士だった場合のケース別対処法3つ、
3章で、不倫相手が弁護士の場合に、より高額な慰謝料を獲得する3つの方法、
4章で、不倫相手が弁護士の場合、懲戒処分となる余地はあること
について詳しく解説します。
この記事を読んで、不倫相手が弁護士だった場合の対処法を知り、適切な対応を取りましょう。
あなたが感じている不安も軽くなるはずです。
目次
1章:不倫相手が弁護士というケースは意外とある
不倫相手が弁護士というケースは、意外とあります。
この章では、弁護士の不倫傾向と、不倫相手が弁護士だった場合にまずどうすべきかについて解説します。
1-1:弁護士は不倫しやすい職業
弁護士は、不倫しやすい職業と言われることもあります。
それには、以下のような理由があると考えられるでしょう。
- 世間的に評価が高く、異性からモテる
- 金銭的に余裕がある
- 仕事を理由に家を空けやすい
弁護士は、世間的には女性にモテる職業などと言われることもあります。
そのため、不倫につながるきっかけが多い環境にいるとも言えるでしょう。
多忙な弁護士が不倫する相手は、法律事務所の事務員などが多い傾向にあると言われています。
弁護士は、他の職業に比べて不倫に精通しているため、自分が不利にならないように手回しができる可能性もあります。
1-2:不倫相手が弁護士の場合はこちらも弁護士を立てよう
不倫相手が弁護士とわかったら、こちらも弁護士を立てましょう。
とくに、不倫問題に詳しい弁護士の場合、バレないように手回ししたり、バレたときの対策を立てたりしている可能性が高いです。
一般的な不倫相手よりも「手強い相手」であるため、こちらも弁護士を立てて、万全に対策を講じていく必要があります。
具体的な対策については、このあとの章で解説します。
2章:不倫相手が弁護士だった場合のケース別対処法3つ
不倫相手が弁護士だった場合、法的知識を用いてさまざまな反論をしてくると想定し、対応を考えておくと安心です。
この章では、ケース別の対処法を解説しますので、参考にしてください。
具体的には以下のようなパターンです。
- 「不貞行為はなかった」と主張してくるケース
- 「夫婦関係は破綻していた後の不倫」と主張してくるケース
- 「既婚者とは知らなかった」と主張してくるケース
以下、それぞれ解説します。
2-1:「不貞行為はなかった」と主張してくるケース
「会ってはいたけど、不貞行為(肉体関係)はなかった」として、不倫を否定する場合があります。
この場合、不倫相手に自白させることは難しいでしょう。
そのため、不貞行為があったと認めざるを得ないような証拠を集める必要があります。
たとえば、以下のような証拠があると良いでしょう。
- 不貞行為があったと推測されるメールやSNSのやり取り
- ラブホテルに出入りする写真や動画
- 探偵・調査会社の報告書
このような有効な証拠があると、慰謝料請求ができます。
また、逃れられない証拠を突きつけられることで、自白に転じる可能性もあります。
できることから少しずつ、証拠固めをしていきましょう。
とはいえ、不倫相手が弁護士となると、証拠集めも困難が予想されます。
有効な証拠を集めるためにも、一度弁護士に相談すると良いでしょう。
2-2:「夫婦関係は破綻していた後の不倫」と主張してくるケース
不倫相手が、「夫婦関係は破綻していたと聞いていた」と主張してくるケースがあります。
しかし、夫婦関係が破綻していたと認めることに、裁判所は非常に慎重です。
ほとんどの場合、配偶者と同居中であれば、夫婦関係が破綻しているとは認められません。
そのため、たとえ不倫相手が堂々と主張してきても、怯まずに適切な対応を取りましょう。
しかし、不倫相手が弁護士の場合、そのように主張してくるだけの証拠を持っている可能性があるため、慰謝料が減額されるリスクがあります。
どう対応したら良いか困ったら、弁護士に相談しましょう。
2-3:「既婚者とは知らなかった」と主張してくるケース
「既婚者とは知らなかった」、「独身だと聞いていた」などと主張してくるケースもあります。
この場合、あなたの配偶者が独身と偽っていた、あるいは既婚者ということを隠していたことが前提です。
そして、たとえ既婚者だと聞かされていなくても、出会ったときや交際中の状況などから、「本当に既婚者と判断できなかったのか」を不倫相手に対して問うことができます。
たとえば、左手薬指の指輪や、同じ職場同士など、既婚者と判断できるきっかけはたくさんあるでしょう。
また、不倫相手の主張を覆すような証拠を集めるのがオススメです。
たとえば、既婚者と分かっているような内容のメールやSNS、録音データなどが有効です。
しかし、本当に既婚者と知る余地がなかった場合、貞操権の侵害で、逆に配偶者が不倫相手から慰謝料を請求される可能性があります。
いずれにせよ、不倫相手である弁護士から「既婚者とは知らなかった」と主張された場合には、弁護士に相談して適切な対応を取りましょう。
3章:不倫相手が弁護士の場合に、より高額な慰謝料を獲得する3つの方法
不倫相手が弁護士の場合でも、より高額な慰謝料を獲得する方法があります。
それは以下の3つです。
- こちらも弁護士を立てる
- 不倫を立証できる確実な証拠を集める
- 不倫相手である弁護士に懲戒請求をする
それぞれ解説します。
3-1:こちらも弁護士を立てる
不倫相手が弁護士の場合でも、より高額な慰謝料を獲得する方法の1つ目は、こちらも弁護士を立てることです。
相手は弁護士であるため、不倫問題に詳しい可能性があります。
また、普段からさまざまな問題に関わっている弁護士の場合、あなたの訴えに対しても、法的知識を用いて冷静に反論してくるでしょう。
こういった場合、交渉の主導権を握られてしまうことが多く、あなたが不利な立場となってしまいます。
こちらも弁護士を立てることで、弁護士があなたの代わりに不倫相手と交渉してくれます。
そのため、より高額な慰謝料を請求できる可能性が高くなるでしょう。
3-2:不倫を立証できる確実な証拠を集める
不倫相手が弁護士の場合でも、より高額な慰謝料を獲得する方法の2つ目は、不倫を立証できる確実な証拠を集めることです。
不貞行為は、「肉体関係があったか否か」で判断されます。
つまり、「肉体関係があったと推測できる証拠」があると、不倫を立証でき、より高額な慰謝料を請求できます。
しかし、不倫相手が弁護士の場合、不倫がバレないように用意周到に隠している可能性もあります。
確実に不倫を立証できる証拠を集めるために、探偵・調査会社や弁護士に相談すると良いでしょう。
3-3:不倫相手である弁護士に懲戒請求をする
不倫相手が弁護士の場合でも、より高額な慰謝料を獲得する方法の4つ目は、不倫相手である弁護士に懲戒請求をすることです。
懲戒請求とは、弁護士としての秩序や信用、品位を害する行為があったと考える際に、所属する弁護士会に懲戒処分を求めることです。
懲戒請求は弁護士だけでなく、誰でも行えます。
この懲戒請求は、職業倫理に反する場合はとくに有効な手段です。
不貞行為で懲戒請求された弁護士は、弁護士会の中では悪い意味で有名になります。
そのため、懲戒請求をすぐに取り下げてもらおうと、高額な慰謝料を提案してくる場合もあるのです。
ただし、「懲戒請求されたくなければ金を払え」などと言うことは恐喝に該当してしまう可能性がありますし、単に裁判を有利に進める目的で懲戒請求を行うと、弁護士会側に見破られる可能性もあるので注意しましょう。
また、説明のために弁護士会に何度も足を運ぶ必要があるため、懲戒請求を検討する際は弁護士と相談したうえで行うことをオススメします。
4章:不倫相手が弁護士の場合、懲戒処分となる余地はある
不倫問題の解決に導くはずである弁護士が、不倫しているなんて懲戒処分だろうと考える方もいるでしょう。
しかし、弁護士が不倫したからといって、その事実のみをもって直ちに懲戒処分となる可能性は低いです。
それでも、「不倫相手である弁護士に依頼したことがあり、信頼していたのに裏切られた」といった職業倫理に反する場合は、懲戒処分となる余地があります。
まとめ:不倫相手が弁護士の場合は手強いため、弁護士に相談しよう
不倫相手が弁護士だった場合、法的知識が豊富で、かつ不倫に精通している可能性もあるため、手強い相手と言えるでしょう。
また、さまざまな反論をしてくる可能性が高いです。
とはいえ、適切な対応を取ることで、不倫相手が弁護士であっても慰謝料を勝ち取ることが可能です。
以下の方法を参考に実践することで、より高額な慰謝料を獲得できるでしょう。
- こちらも弁護士を立てる
- 不倫を立証できる確実な証拠を集める
- 不倫相手である弁護士に懲戒請求をする
不倫相手が弁護士だからといって臆することなく、こちらも弁護士を立てて、慰謝料を勝ち取りましょう。