不倫されてうつ病になった場合に、最小限の負担で慰謝料請求する方法
この記事を読んで理解できること
- 不倫されて「うつ病」かもと思ったら、最初に知るべきこと
- 不倫されて「うつ病」になったら、慰謝料を請求できる
- 不倫によるうつ病の慰謝料請求の流れ
- ストレスや手間を最小限にして慰謝料請求する方法
あなたは、
- 不倫されて、自分はうつ病になってしまったのだろうか
- 不倫されてうつ病になった場合、慰謝料請求できるのか知りたい
- 不倫されてうつ病になった場合、ストレスフリーで慰謝料を請求できるのか知りたい
などと思ってはいませんか?
ご自身のパートナーの不倫が明らかな場合、嫉妬や不信感などで、穏やかな気持ちでは過ごせないでしょう。
結論から言えば、不倫されてうつ病になった場合の慰謝料請求は可能です。
不倫の慰謝料は、不倫された側が受けた精神的苦痛によって決められます。
さらに、弁護士などの専門家へ依頼することで、ご自身のストレスも経験するでしょう。
この記事では、うつ病の対処法や不倫の慰謝料請求時にご自身の負担を最小限にする方法がわかります。
詳しい内容としては、
1章では、自分が不倫されて「うつ病」かもと思ったら、最初に知るべきこと
2章では、不倫によるうつ病は慰謝料請求できる
3章では、不倫によるうつ病の慰謝料請求の流れ
4章では、不倫による慰謝料請求をストレスなく行うには
を詳しくお伝えします。
この記事を参考にして、不倫されてうつ病になった場合の最善の対処法を知ってください。
目次
1章:不倫されて「うつ病」かもと思ったら、最初に知るべきこと
パートナーに不倫されてうつ病かもと思った時には、まず以下のことを知りましょう。
- 不倫うつとは、不倫が原因でうつ状態になること
- うつ病の対処法は主に3つ
それぞれ説明します。
1-1:不倫うつとは、不倫が原因でうつ状態になること
「 不倫うつ」とは、不倫をしている人、不倫をされている人どちらも陥るうつ病のことです。
不倫に関わる中で、精神的なストレスがかかっている状態を指します。
原因として多いのは、
- パートナーに不倫をされたという信じたくない事実
- パートナーに不倫をされたという裏切り
- 不倫をしたことの罪悪感
- 慰謝料請求をされるかもしれないプレッシャー
などがあります。
不倫うつになりやすい人の特徴として
- 真面目な人
- 優しい人
- 情緒不安定な人
- 完璧主義者
があげられます。
不倫うつの主な症状としては
- 気分の落ち込みが激しい
- 注意力が散漫でミスが多くなる
- 趣味に興味がなくなる
- 何かを決めるのに時間がかかる
- 食欲がない
- 肌荒れ
などがあります。
不倫うつの原因や療養法は、こちらで詳しく説明しています。
不倫うつの原因から療養法まで徹底解説!慰謝料相場はどうなる?
1-2:うつ病の対処法は主に3つ
うつ病は、精神的に疲れてしまっている状態です。
そのため、日常生活においても医学的な面からも、きちんと対処する必要があります。
うつ病の主な対処法は、以下の3つです。
- ゆっくり休養をとる
- 話をじっくり聞いてもらう
- 専門医に通院する
それぞれ説明します。
■ゆっくり休養をとる
うつ病において、ゆっくり休養をとることは極めて重要です。
適切な休息こそ、うつ病の改善に有効とされています。
うつ病に伴う寝つきの悪さや深夜の目覚めなどは、十分な休息がない場合により顕著です。
食欲の変動や味の感じ方の異常も、良好な睡眠と休息があれば安定しやすくなります。
毎晩の十分な睡眠や、穏やかな休息をとることが、うつ病の症状回復に良い影響を与えます。
リラックスしながら休養をとることは、うつ病の症状の軽減や治療において不可欠であると言えるでしょう。
■話をじっくり聞いてもらう
話をじっくり聞いてもらうことは、うつ病患者にとって非常に有効です。
言葉にすることで心の中の感情が整理され、相手にも理解されやすいからです。
話すことでストレスや問題に対する気づきが得られ、それによって精神的な負担が軽減されます。
具体的には、友人や専門家に自分の感情や困難を話すことで、共感やサポートを受け、気持ちが楽になることがあります。
また、自分の考え方を整理する手段としても効果的です。
自分の話を優しく聞いてもらうことは、感情の整理や理解、ストレスの軽減、サポートの受け入れなど、うつ病の患者にとって非常に重要です。
Xのポストからも、不倫されてうつ病になった方のリアルな心情がよくわかります。
私は不倫をされて「うつ病」になりました。
— choco@元サレ妻 (@choco78576125) March 16, 2021
自分を責めていた時もありましたが、子どもたちとコウペンちゃんに救われました。
なんでも肯定してくれるコウペンちゃんにほめてもらえてここまで頑張れました(੭ˊ꒳ˋ)੭✧
自分は悪くない!と強気で慰謝料請求です。 https://t.co/VVlxv7gld1
■専門医に通院する
専門医に通院することで、うつ病の専門的な治療とサポートを受けられます。
うつ病になると、自分では正確な判断が難しい場合があるからです。
正しい診断に基づいた薬の処方や心理療法を受けることは、症状の回復に欠かせません。
また、専門医のサポートは生活の質向上にもつながるでしょう。
専門医を受診することは、うつ病に最適なケアとフォローが期待できます。
2章:不倫されて「うつ病」になったら、慰謝料を請求できる
不倫の慰謝料請求をする際に、知っておくべきポイントは、以下のとおりです。
- 「不倫うつ」で慰謝料請求できる理由
- 不倫慰謝料の相場は、50万~300万円
- うつ病になった場合、慰謝料の金額は大きくなりやすい
それぞれ説明します。
2-1:「不倫うつ」で慰謝料請求できる理由
不倫されて慰謝料請求できる理由は、以下のとおりです。
- 不倫された場合、結婚生活が維持されるケースでも、パートナーや不倫相手に慰謝料請求できることが法律で認められている。
- その理由は、不倫の慰謝料は、不倫された側が受けた精神的苦痛に基づいて決定されるから。
- 不倫はパートナーに対する貞操義務に反する行為(不貞行為)であり、法律上の不法行為にあたるから。
*不法行為とは、故意にまたは過失により、他人の権利または法律上保護される利益を侵害し、侵害損害を与えること。
不倫が原因で「うつ病」になったと証明できた場合は、慰謝料の増額の可能性がある。(ただし、不倫が原因でうつ病になったことを証明するのは難しい)
2-2:不倫慰謝料の相場は50万~300万円
不倫慰謝料の相場は、不貞行為の年数や回数・離婚の有無などで決まります。
不倫(不貞行為)の慰謝料相場は、表を参考にしてください。
ケース | 金額 |
不倫が発覚して離婚・別居した場合 | 100万~300万円 |
不倫が発覚したが離婚・別居しない場合 | 50万~100万円 |
【試算表つき】不倫慰謝料の計算に関わる8つの要素と計算時の注意点
2-3:うつ病になった場合、慰謝料の金額は大きくなりやすい
不倫されてうつ病になった場合、慰謝料増額の主な理由は以下のとおりです。
- 不倫されてうつ病になるほどの精神的なショックを受けた場合、慰謝料の増額事由となる可能性が考えられる。
- 不倫が長期間に及んだり、何度も不倫を繰り返したりする場合は、悪質と見なされて慰謝料が増額される可能性が高い。
以上の理由から、不倫うつで慰謝料を増額できる可能性があります。
ただし、具体的な金額や手続きは弁護士相談することをオススメします。
3章:不倫によるうつ病の慰謝料請求の流れ
不倫によるうつ病の慰謝料請求の流れは、以下のとおりです。
- うつ病の診断書を用意する
- 不倫の証拠を集める
- 不倫相手またはパートナーに慰謝料を請求する
それぞれ説明します。
■うつ病の診断書を用意する
うつ病を理由に慰謝料を増額させる場合には、不倫されてうつ病になった証拠を提出する必要があります。
ご自身の精神的な苦痛をいくら言葉で説明しても、不倫とうつ病の因果関係が医学的に証明されなければ、裁判などで通用しないからです。
医師に診断書を書いてもらうことで、交渉や裁判を有利に進めることが可能となります。
そのため、ひとりで悩まずに専門医を受診することをオススメします。
■不倫の証拠を集める
慰謝料請求をスムーズに行うには、パートナーの不倫の事実を明らかにすることが重要です。
慰謝料の交渉時には、不貞行為を裏付ける法的証拠が必要になります。
具体的な証拠とは、パートナーが不倫相手とラブホテルに出入りしている写真や動画などです。
証拠の詳しい集め方は、こちらをご覧ください。
【浮気の証拠12パターン】証拠集めのやり方と注意点を弁護士が解説
■不倫相手またはパートナーに慰謝料を請求する
慰謝料請求など手間や時間を要する作業は、精神的な負担をさらに大きくし、うつ病の症状を悪化することにもつながります。
ストレスフリーで慰謝料請求を進めるには、弁護士に相談することが最善の方法とも言えます。
慰謝料の請求の詳しい方法は、こちらをご覧ください。
慰謝料請求できる3つの条件!慰謝料相場と請求方法までまとめて解説
【内容証明書き方ガイド】慰謝料請求の方法と5つの注意点を徹底解説
4章:ストレスや手間を最小限にして慰謝料請求する方法
うつ病と診断された場合、症状を悪化させないためにも、精神的な負担を最小限にすることが望ましいです。
そのためにも、ひとりで悩まずに弁護士に相談することをオススメします。
弁護士に相談すれば初期費用はかかりますが、適正な慰謝料請求により、それ以上の回収が可能です。
自分で行う負担と比較しても、結果的には弁護士に依頼した方がストレスなく、かつ費用も最低限で抑えられます。
慰謝料請求を弁護士に相談するメリットとデメリット | |
メリット | 1. ストレスや時間の負担を軽減できる:自分で交渉する場合に比べ、時間と精神的負担が大幅に軽減される 2. 慰謝料に関する手続きを弁護士が行ってくれる:慰謝料交渉や書類の作成、裁判への出廷は弁護士が行う 3. 適正な慰謝料を回収できる可能性が高まる:弁護士は交渉のプロであり、自分の要求を最大限通すために相手と交渉してくれる |
デメリット | 1. サービスに対する費用が発生する(慰謝料請求が発生した場合のみ、費用が発生する条件を設けているところもあり) |
まとめ:不倫されてうつ病になった場合の慰謝料請求は可能
この記事でお伝えしてきた内容は、以下のとおりです。
不倫うつとは、不倫が原因でうつ状態になること
■うつ病の対処法は主に3つ
- ゆっくり休養をとる
- 話をじっくり聞いてもらう
- 専門医に通院する
■不倫されて「うつ病」になったら、慰謝料を請求できる
- 「不倫うつ」で慰謝料請求できる理由は不倫の慰謝料は、不倫された側が受けた精神的苦痛に基づいて決定されるから
- 不倫慰謝料の相場は、50万~300万円
- うつ病になった場合、慰謝料の金額は大きくなりやすい
■不倫によるうつ病の慰謝料請求の流れ
- うつ病の診断書を用意する
- 不倫の証拠を集める
- 不倫相手またはパートナーに慰謝料を請求する
ストレスフリーで慰謝料請求を進めるには、弁護士の助けを借りることも一つの方法です。
パートナーに不倫されてうつ病かもと思った場合、その状況に対処するのは難しいことでしょう。
しかし、自分の健康が最優先です。
まずは、感情を整理し、気持ちを押し殺すことはぜず、少しでも前に進む努力をしてみてください。
自分を第一に考えて、無理をせず最善の選択を見つけてください。