週末婚での不倫の対処法と慰謝料を請求できる5つのケース

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住川 佳祐
(弁護士法人QUEST法律事務所 代表弁護士)

著者情報 弁護士法人QUEST法律事務所 代表弁護士 住川佳祐

東京弁護士会所属。東京大学法学部卒。『NHK あさイチ』のTV出演の他、『プレジデント』『ダイヤモンド・セレクト』などメディア掲載多数。弁護士法人QUEST法律事務所のHPはこちら。

週末婚が不倫されやすい理由

あなたは、

  • 週末婚は不倫されやすいのか気になる
  • 週末婚で不倫されたときの対処法を知りたい
  • 不倫されずに週末婚を続けたい

とお考えではありませんか?

結論として、週末婚は不倫されやすい環境と言えます。

不倫されても気づきにくく、証拠も確保しにくいからです。

週末婚で不倫されたときは、以下の対処法があります。

  • 不倫をやめさせて誓約書を書いてもらう
  • 慰謝料を請求する

しかし、慰謝料請求の手続きは複雑で、週末婚のケースでは証拠の確保も難しいです。

この記事を読めば、週末婚で不倫されたケースの対処法や、慰謝料を請求する方法がわかります。

また、慰謝料を請求できるケースについても記載していますので、慰謝料を請求できるかわからないときの参考にできるでしょう。

具体的には、

1章では、週末婚が不倫されやすい理由、

2章では、週末婚で不倫されたケースの対処法、

3章では、週末婚でも慰謝料を請求できるケース5つ、

4章では、慰謝料を請求できないケース3つ、

5章では、慰謝料を請求する3ステップ

について説明します。

週末婚で不倫されたケースでの慰謝料請求は、証拠の確保が大変です。

この記事を読んで有効な対処法を学び、不倫に対処しましょう。

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1章:週末婚が不倫されやすい理由

「週末婚」とは、結婚しても週末だけ一緒に過ごすスタイルの過ごし方です。

結婚後も仕事を続けたい考えや、生活スタイルの違いから週末婚をする夫婦がいます。

しかし、結論として週末婚は、不倫されやすいのが実情です。

理由は以下のとおりです。

  • 夫婦間のコミュニケーションが減るから
  • 一緒に過ごす時間が少なく寂しいから
  • 不倫がバレにくいから

平日は夫婦別々で過ごすため、独身のような生活になります。

一緒に過ごしていなければ生活リズムも違い、以下のケースが頻発するでしょう。

  • 連絡をしたいときに連絡できない
  • 会いたいときに会えない

そのため、コミュニケーションが減り、寂しくなって不倫をしてしまう可能性があります。

また、普段から一緒にいないので、同居しているケースと比べて不倫がバレにくいです。

配偶者の不倫が心配な場合は、週末婚をしないか対策をしておいた方がよいでしょう。

コラム:婚前契約書を作れば不倫されにくい

「週末婚したいけど不倫が心配」

という場合、婚前契約書を作るのがオススメです。

※婚前契約書とは、結婚前のカップルが、結婚後の生活について取り交わす契約書のことです。

婚前契約書を作っておけば、結婚後の不倫を防ぐ効果を期待できます。

不倫を防止する目的で婚前契約書を作る場合は、以下の内容について記載すると効果的です。

  • 異性と2人で密会しない
  • 異性に不適切で親密な連絡をしない
  • 不貞行為をしない
  • 不貞行為があった場合の慰謝料

婚前契約書を作ると、記載した内容に違反することに対して心理的なハードルが生まれます。

婚前契約書は、不倫を防止するという点で非常に効果的なだけでなく、書類があることで安心感も得られるでしょう。

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2章:週末婚で不倫されたケースの対処法

週末婚で不倫されたケースの対処法は、以下のとおりです。

  • 不倫をやめさせて誓約書を書いてもらう
  • 慰謝料を請求する

詳しく説明します。

2-1:不倫をやめさせて誓約書を書いてもらう

お手軽な方法として、不倫をやめさせて誓約書を書いてもらう方法があります。

不倫をやめさせるには、まず不倫の事実を認めさせる必要があります。

認めさせるには、明らかな証拠を突きつけることが最も効果的です。

また、誓約書には、以下の内容を盛り込むとよいでしょう。

  • 不倫の事実や内容を認める文言
  • 慰謝料の合意内容
  • 違反したときのペナルティ
  • 今後2度と不倫相手に会わない約束

誓約書を作成すれば、不倫の再発を防げるだけでなく、慰謝料請求や離婚することになった場合に強力な証拠となります。

2-2:慰謝料を請求する

不倫されたら、精神的苦痛を受けたとして慰謝料を請求できます。

不倫が発覚したときに慰謝料を請求することで、不倫の再発を防ぐ効果があります。

慰謝料を請求する場合は、不倫相手の情報や明らかな証拠が必要です。

週末婚の場合は、不倫の証拠を確保するのが難しいため、慰謝料を請求する場合は周囲の人、探偵や弁護士に協力してもらいましょう。

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3章:週末婚でも慰謝料を請求できるケース5

週末婚で慰謝料を請求できるか判断するポイントは、「夫婦関係が破綻していないか」です。

夫婦関係が破綻しておらず良好だと判断されれば、慰謝料を請求できます。

週末婚でも慰謝料を請求できるケースは、以下のとおりです。

  • 短期の週末婚
  • 定期的に会っている
  • 定期的に連絡を取っている
  • 肉体関係がある
  • 生活費を分担している

詳しく説明します。

3-1:短期の週末婚

週末婚の期間が短期であれば、夫婦関係は破綻していないと判断される可能性が高まります。

たとえば、結婚してからしばらくは同居していたものの、仕事の都合で単身赴任となり短期間別居していたような事案では、慰謝料を請求できる可能性が高いです。

3-2:定期的に会っている

定期的に会っていれば夫婦関係が良好であると判断され、慰謝料を請求できるでしょう。

用事がなくても定期的に会っていて、お互いを大切にしていれば問題ありません。

関係が良好であると証明したい場合は、以下の証拠が有効です。

  • 一緒に利用した飲食店のレシート
  • 一緒に写っている写真

配偶者に会った際のレシートや写真を、なくしたり消去しないように注意しましょう。

3-3:定期的に連絡を取っている

定期的に連絡を取っていることは、夫婦関係が良好であると判断されやすく証明もしやすいです。

週末婚がうまくいっていた証拠として、以下の記録があるとよいでしょう。

  • とりとめのない会話のLINE
  • ビデオ通話の履歴
  • 愛情表現がある内容のメール

連絡の頻度も慰謝料請求に影響します。

また、一方的な連絡ではなく会話になっていることも重要です。

3-4:肉体関係がある

週末婚をしている夫婦は、会う機会が少ないため性交渉の機会が少なくなりやすいです。

定期的に肉体関係があったのであれば、夫婦関係が良好だったと判断されます。

以下のケースでは、夫婦関係が良好だったと判断されにくいので注意しましょう。

  • 理由なく何度も性交渉を拒絶した
  • 長期にわたって肉体関係がない

病気や年齢など正当な理由があれば、肉体関係はなくても問題はありません。

3-5:生活費を分担している

生活費を分担していれば、夫婦関係が維持されていたと判断され、慰謝料の請求が認められるでしょう。

しかし、週末婚の場合は、生活費を自身で賄っているケースもあります。

夫婦それぞれが生活費を自身で賄っているケースでは、以下のような話をしていたかが重要です。

  • 将来のための貯蓄について
  • 2人で過ごす時間にかかる費用について

現在の生活費や将来を見据えた貯蓄についての話をしていれば、夫婦関係が良好だったと判断されるでしょう。

また、夫婦間には「相互扶助義務」という法律があり、配偶者が困っているときに援助していれば、慰謝料請求が認められやすくなります。

※相互扶助義務とは、「配偶者が金銭的に困っている場合は援助しなければいけない」という法律です。

週末婚でも相互扶助義務は適用され、配偶者が困っていたら援助しなければなりません。

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4章:慰謝料を請求できないケース3

週末婚で慰謝料を請求できないケースは、以下のとおりです。

  • 不倫が始まったときにすでに夫婦関係が破綻していた
  • 不倫の証拠がない
  • 時効が成立した

それぞれ説明します。

4-1:不倫が始まったときにすでに夫婦関係が破綻していた

慰謝料の請求が認められる判断基準は、「夫婦関係が破綻していなかったか」です。

不倫によって夫婦の平穏な生活に影響を与えたと判断されれば、慰謝料を請求できます。

しかし、不倫が始まったときに夫婦関係が破綻していれば、慰謝料を請求できないので注意しましょう。

夫婦関係が破綻していたと判断され得るケースは、以下のとおりです。

  • 長期間の別居
  • 定期的に会っていない
  • 定期的な連絡をしていない
  • 肉体関係がない
  • 生活費を分担していない

夫婦関係の破綻は関係が良好でない、将来のことを考えていないなどの要素で判断されます。

4-2:不倫の証拠がない

慰謝料を請求するには、不倫の事実を立証する必要があります。

不倫を立証するには、不倫の証拠を確保しなければなりません。

しかし、週末婚の場合は、会う回数が少ないため証拠の確保が難しいです。

自身で証拠を確保するのが難しいケースでは、探偵に依頼するのがオススメです。

探偵に依頼すれば、法に触れずに有効な証拠を確保できます。

4-3:時効が成立した

不倫に気づいたけれど、気づかないフリをしたり、証拠の確保に時間がかかったりするケースは多いです。

不倫に気づいてから時間が経ってしまった場合は、慰謝料請求の時効に注意しましょう。

慰謝料請求の時効について具体的には、以下の条件があります。

  • 不倫の事実や不倫相手を知ってから3年間
  • 不倫が行われてから20年間

この期限を過ぎてしまうと、慰謝料が請求できなくなってしまいます。

慰謝料を請求すると決めたら、証拠の確保などの行動をすぐに行いましょう。

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5章:慰謝料を請求する3ステップ

不倫の慰謝料請求は、以下の3ステップで行いましょう。

  1. 証拠を確保する
  2. 内容証明郵便を送る
  3. 弁護士に相談する

詳しく説明します。

5-1:①証拠を確保する

慰謝料を請求するには、不貞行為を立証できる明らかな証拠が必要です。

不倫が認められやすい証拠は、以下のとおりです。

  • 2人でホテルや自宅に出入りしている写真や動画
  • メールやLINEのやりとり
  • ラブホテルの支払い履歴
  • 配偶者か不倫相手どちらかが不倫を認めた音声
  • 探偵の調査報告書
  • Suica、PASMOの利用履歴
  • SNSやブログ
  • 子どもの血液型

自身で尾行などをして証拠を集めることもできますが、週末婚だと証拠を集めるのは難しいでしょう。

探偵に依頼すれば有効な証拠を集めてくれるので、週末婚の場合は、探偵に依頼するのがオススメです。

5-2:②内容証明郵便を送る

証拠が準備でき次第、内容証明郵便を送りましょう。

※内容証明郵便とは、法的に効力のある郵便のことを指します。

内容証明郵便を使うメリットは、以下のとおりです。

  • 書類の内容だけでなく送った時期、誰から誰に送ったかという記録も残る
  • 返事が来るまで時間があるので戦略を練れる
  • 本気度が伝わる

メールや電話で相手に連絡する方法よりも、記録が残るので内容証明郵便がオススメです。

自身で内容証明郵便の書類を作成できますが、内容に不備のある書類を作成してしまう可能性があります。

内容証明郵便について詳しくない場合は、弁護士に依頼しましょう。

弁護士に依頼すれば完璧な書類を作成してくれるだけでなく、交渉や裁判も代理で行ってくれます。

また、相手の職場に内容証明郵便を送ってしまうと、名誉棄損・プライバシー権の侵害にあたる可能性があります。

自身の判断で書類を送って法に触れてしまうと、逆に訴えられてしまう可能性があるので注意しましょう。

5-3:③弁護士に相談する

内容証明郵便を送付した後は、示談または裁判をする流れになります。

どちらも自身で対応できますが、弁護士に相談するのがオススメです。

相手も法的手続きを行うときに、弁護士を立てるケースが多いからです。

示談や裁判で対応するときに弁護士が相手だと、知識量や経験に差があり、請求できる慰謝料の額が減ってしまうかもしれません。

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まとめ:週末婚は不倫されやすい。正しい方法で対処しよう

結論として、週末婚は不倫されやすいと言えます。

不倫されやすい理由は、以下のとおりです。

  • 夫婦間のコミュニケーションが減るから
  • 一緒に過ごす時間が少なく寂しいから
  • 不倫がバレにくいから

週末婚をしたいけれど不倫が心配な場合、婚前契約書を作りましょう。

また、週末婚で不倫されたケースの対処法は、以下のとおりです。

  • 不倫をやめさせて誓約書を書いてもらう
  • 慰謝料を請求する

慰謝料を請求できるケースは、以下のとおりです。

  • 短期の週末婚
  • 定期的に会っている
  • 定期的に連絡を取っている
  • 肉体関係がある
  • 生活費を分担している

「夫婦関係が破綻していない」と判断されれば、慰謝料を請求できます。

慰謝料を請求できないケースは、以下のとおりです。

  • 不倫が始まったときにすでに夫婦関係が破綻していた
  • 不倫の証拠がない
  • 時効が成立した

週末婚の場合は、不倫の証拠を確保するのが難しいので、証拠を確保できない場合は探偵に依頼しましょう。

慰謝料の請求は、以下の3ステップで行えます。

  1. 証拠を確保する
  2. 内容証明郵便を送る
  3. 弁護士に相談する

週末婚は不倫されやすいので、不倫が心配な場合は事前に対策を考えておくのがオススメです。

不倫されたら、週末婚の場合は証拠を確保するのが難しいので、証拠を自身で集めるか探偵・弁護士に相談するか検討しましょう。

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