【弁護士が解説】交通事故の慰謝料を1円でも多くもらうための全知識

監修者

弁護士法人QUEST法律事務所
代表弁護士 住川 佳祐

【弁護士が解説】交通事故の慰謝料を1円でも多くもらうための全知識
チェック
この記事を読んで理解できること
  • 交通事故の慰謝料とは?
  • 交通事故の慰謝料の相場
  • 交通事故の慰謝料を決める3つの基準と計算方法
  • 慰謝料が増額するケース
  • 慰謝料以外にも請求できる示談金一覧
  • 慰謝料を最大限もらうための流れとポイント
  • 最大限の慰謝料をもらうための弁護士の選び方

あなたは、

交通事故の慰謝料って何がもらえるのかな?」

「いくらもらえるんだろう?」

「いつ慰謝料が支払われるのかな?」

「どうやって請求すれば良いの?」

「慰謝料を少しでも多くもらいたい!」

このような悩み、疑問をお持ちではありませんか?

交通事故の慰謝料を請求する上で大事なのは、交通事故の慰謝料は、「裁判基準」で請求することで、自分で請求するより2.3倍〜3.4倍にもなることがあるということです。

交通事故の示談金が増額する

さらに、他にも高額請求できるポイントがあります。

そのため、あなたに知っておいて欲しいのが、交通事故の慰謝料が決まる基準や増額させるポイントの知識です。

そこでこの記事では、

  • 交通事故の慰謝料の基礎知識
  • 慰謝料相場
  • 慰謝料を決める基準や計算方法
  • 慰謝料が増額するケース
  • 慰謝料以外にも請求可能な示談金
  • 慰謝料を最大限もらう流れとポイント
  • 弁護士の選び方

について詳しく解説します。

読みたいところから読んで、すぐに行動を開始しましょう。

交通事故慰謝料の目次

交通事故被害者のあなたへ、まずはお気軽にご相談ください
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1章:交通事故の慰謝料とは?

それではまずは、交通事故の慰謝料に関する基礎知識として、

  • 3種類の慰謝料
  • 慰謝料がもらえるタイミング
  • 慰謝料を「裁判基準」で請求する理由

について簡単に解説します。

先に慰謝料相場について知りたい場合は、2章からお読みください。

1-1:3種類の慰謝料

交通事故の慰謝料には、以下の3つのものがあります。

交通事故の3つの慰謝料

【3つの慰謝料】

  • 入通院慰謝料・・・入院、通院した日数に応じて支払われる。
  • 後遺障害慰謝料・・・後遺障害が残ってしまった場合に、後遺障害の度合いに応じて支払われる。
  • 死亡慰謝料・・・被害者が死亡してしまった場合に、家族構成に応じて支払われる。

このように、状況に応じてもらえる慰謝料の種類が変わってくるのです。

また、慰謝料には、

「自賠責基準」「任意保険基準」「裁判基準」の3つがあり、あなたが自分で慰謝料請求した場合は「自賠責基準」もしくは「任意保険基準」、弁護士に依頼した場合は「裁判基準」が適用されるのが一般的です。

※3つの基準について、詳しくは3章で解説します。

1-2:慰謝料がもらえるタイミング

慰謝料がもらえるのは、慰謝料請求後に示談が成立した後です。

交通事故発生から示談の成立まで、以下のような流れになりますので、その最後に慰謝料がもらえるのです。

交通事故の示談の流れ

もらえるまでの期間は状況によって異なりますが、後遺障害が残った場合などは、交通事故発生から示談金の振込まで、半年から1年程度かかることもあります。

男性
男性
治療や生活にお金がかかるので、そんなに待ってられないです。
このようなお悩みもあるかもしれませんが、ご安心ください。

ここで紹介した慰謝料以外にも、実はもらうことができる示談金があります。

その中でも、

  • 治療費・・・治療にかかった費用
  • 交通費・・・入通院にかかった交通費
  • 休業損害・・・治療が完了(症状固定)するまでの間の、支払われるはずだった給与など(主婦にも支払われます)

などについては、示談が成立する前からもらう(内払い)ことができます

ただし、内払いの時点ではまだ正確な示談金は決まっていないため、示談交渉時に内払いで先に支払われた金額と合わせて調整されることがあります。

弁護士
弁護士
「内払い」をしてもらいたいという場合は、一度弁護士に相談してみてください。
 

1-3:慰謝料を「裁判基準」で請求すべき理由

さらに、最大限の慰謝料をもらうためには、「裁判基準」で慰謝料請求することが大事です。

交通事故の慰謝料には、以下の3つの算出基準があります。

  • 自賠責基準・・・法律で定められた最低限の補償
  • 任意保険基準・・・自動車の保険会社が独自に定めている基準
  • 裁判基準・・・裁判例を参考にした基準

交通事故の示談金の3つの基準

大事なのは、自賠責基準が最も少なく、裁判基準が最も高額になるということです。

保険会社は「任意保険基準」という独自の基準で慰謝料を算出しますが、これは自賠責基準に近い金額で、裁判基準で計算される金額よりずっと少ないものです。

自分だけで請求しても、「裁判基準」を適用してもらうことは困難ですが、弁護士に依頼すれば自動的に「裁判基準」で請求可能です。

弁護士
弁護士
そのため、より高額の慰謝料をもらうためには、弁護士に依頼することが大事なのです。
 
男性
男性
なるほど。実際、慰謝料の金額はどのくらいになるのでしょうか?
弁護士
弁護士
それではこれから、交通事故の慰謝料の相場について詳しく解説します。
 

2章:交通事故の慰謝料の相場

交通事故の慰謝料は、

  • 後遺障害等級
  • 入通院の期間

などによって変わってきます。

下記の表はあくまで一例ですが、交通事故の慰謝料の相場として参考にしてください。

交通事故の慰謝料相場一覧

上記の金額は入通院慰謝料と後遺障害慰謝料のみなので、実際には他の示談金も含めるとさらに高額になることも多いです。

症状別の交通事故の慰謝料相場について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

【症状別一覧つき】交通事故の慰謝料相場と金額アップのポイント

男性
男性
こんなに変わってくるんですね!交通事故の慰謝料はどのように計算されているのですか?
 
弁護士
弁護士
それではこれから、交通事故の慰謝料が決まる基準と計算方法について簡単に説明します。
 

3章:交通事故の慰謝料を決める3つの基準と計算方法

それではこれから、

  • 入通院慰謝料
  • 後遺障害慰謝料
  • 死亡慰謝料

それぞれの相場や計算方法を詳しく解説します。

これを読むことで、あなたの場合の慰謝料がいくらになるのか分かるはずです。

ただし、その前に知っておいて欲しいことがあります。

それは、交通事故の被害に遭遇した場合にもらえるのは「慰謝料」だけではなく、「治療費」「交通費」などもあるということです。

これらを全て含めて「示談金」と言います。

交通事故の示談金一覧

慰謝料以外の示談金の各項目について、どのくらいもらえるのか知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。

【交通事故の示談金相場】1円でも多く請求する方法を弁護士が解説

それでは、ここでは慰謝料のみを順番に解説します。

3−1:入通院慰謝料の相場

それでは、入通院慰謝料の基準と計算方法から解説します。

そもそも入通院慰謝料とは、治療のために病院に入院・通院する場合にかかる、あなたの精神的負担に対して支払われるものです。

1章でもお伝えしましたが、入通院慰謝料には、以下の3つの算出基準があります。

  • 自賠責基準・・・法律で定められた最低限の補償
  • 任意保険基準・・・自動車の保険会社が独自に定めている基準
  • 裁判基準・・・裁判例を参考にした基準

最も高額になるのが「裁判基準」です。

入通院慰謝料の相場は、以下の通りです。

入通院慰謝料

弁護士
弁護士
一般的に、自分で加害者(の保険会社)と示談交渉する場合は、自賠責基準か任意保険基準になることが多いですが、弁護士に依頼すればほぼ確実に裁判基準が適用されます。
 それぞれの基準の示談金の計算方法について、詳しく解説します。

■自賠責基準

自賠責基準は、

  • 加害者が任意保険に入っていない
  • 加害者が任意保険を使わない
  • 被害者に一定の過失がある場合

などに適用される基準です。

自賠責基準の場合、

  • 実通院日数(病院に通った日数)×2
  • 治療期間(病院に通った期間)

のどちらか短い方の日数に「4200円」をかけて計算した金額が、示談金の相場になります。

入通院慰謝料の計算式

【自賠責基準の計算方法の具体例】

①病院に通った日数・・・60日

②病院に通った期間・・・6ヶ月(通院期間180日)

上記の条件の場合、①60日×2=120日の方が②の180日より少ない日数になるため、120日に4200円をかけた金額が慰謝料の金額になります。              

120日×4200円=50万4000円

■任意保険基準

任意保険基準は、被害者であるあなたが、自分だけで示談しようとする場合に適用される基準です。

各保険会社が独自に設定している基準ですので、具体的な金額は公開されておらず、正確な相場は分かりません。

ただし、一般的に言って、裁判基準より自賠責基準に近い金額になるとお考えください。

■裁判基準

裁判基準とは、弁護士に示談交渉を依頼した場合に適用される基準です。

裁判基準は、過去の裁判所の判例から、以下のように定められています。

【弁護士基準の入通院慰謝料(通常のもの)】

入通院慰謝料の裁判基準

※単位は万円

上記の場合、入院が0日、通院が6ヶ月の場合は「116万円」になります。

先ほどの例では、自賠責基準の入通院慰謝料は6ヶ月で60日通院した場合で「50万4000円」でしたので、裁判基準の示談金相場の方が、2倍以上高額になることが分かると思います。

※「むちうち症で他覚症状(他人から見て負傷の有無が分かる症状)がない場合等」は、下記のように、裁判基準の慰謝料の金額が少し少なくなります。

他覚症状がない場合とは、他人から見て負傷しているのかどうか確認できない、という状態のことです。

【弁護士基準の入通院慰謝料(むちうち症で他覚症状(他人から見て負傷の有無が分かる症状)がない場合等)】

入通院慰謝料の表2

弁護士
弁護士
上記の表には例外があるため、あくまで大体の金額だとお考えください。
 

3−2:後遺障害慰謝料の相場

次に、後遺障害慰謝料の相場を説明します。

後遺障害慰謝料とは、交通事故後に治療を受けても、痛みやしびれ、障害が残り、それ以上の改善が見込めないと判断された場合に支払われるものです。

後遺障害が残れば、それ以降の生活で精神的な苦痛を受けることがありますよね。その苦痛に対して支払われるのが後遺障害慰謝料なのです。

後遺障害等級は1級から14級まであり、どの等級が認定されるかによって、慰謝料の金額が決まります。

1級が最も重い後遺障害で慰謝料も最も高額になり、14級が最も低い後遺障害等級で、慰謝料も少なくなります。

後遺障害等級について、詳しくは以下の記事で解説しています。

【部位別・後遺障害等級表】交通事故で損しないための方法を弁護士が解説

さらに、後遺障害慰謝料にも、以下の3つの基準があります。

  • 自賠責基準・・・法律で定められた最低限の補償
  • 任意保険基準・・・自動車の保険会社が独自に定めている基準
  • 裁判基準・・・裁判例を参考にした基準

後遺障害慰謝料の場合も、入通院慰謝料と同じく、自賠責基準が最も低く、裁判基準が最も高額です。そして、保険会社が提示してくる任意保険基準の慰謝料は、自賠責基準より高く、裁判基準より低いのが一般的です。

後遺障害等級と相場

このように、自分で請求した場合(自賠責基準)と、弁護士に依頼した場合(裁判基準)では、示談金の金額が異なります。

※保険会社が提示する基準は「任意保険基準」ですが、これは基準が公開されていません。

しかし、大体自賠責基準に近い金額になると考えてください。

たとえば、むち打ちの場合は「14級9号」であり、自賠責基準における後遺障害慰謝料の金額は、32万円になります。

それに対し、裁判基準での後遺障害慰謝料は、110万円になります。

自賠責基準では32万円でしたから、3倍以上の金額になるのです。

後遺障害等級で最も一般的な「むちうち」の慰謝料について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

最大460万円?むちうちの交通事故慰謝料の相場と高額請求のポイント

弁護士
弁護士
実際には状況によって慰謝料金額は変わってきますので、詳しくは弁護士に聞いてください。
 

3−3:死亡慰謝料の基準と相場

被害者が死亡した場合は、死亡してしまった精神的苦痛に対して慰謝料を請求することができます。

死亡慰謝料の金額は、以下のように決められています。

交通事故死亡慰謝料の表

■自賠責基準の死亡慰謝料

自賠責基準では、以下のように死亡慰謝料が決められています。

交通事故の死亡慰謝料

つまり、死亡した被害者が4人家族で、学生(扶養家族)の子供が2人いた場合、

350万円+750万円+200万円=1300万円

が死亡慰謝料として支払われるということになります。

■任意保険基準の死亡慰謝料

任意保険基準は公開されていないため、正確な慰謝料金額は分かりませんが、おおむね、自賠責基準に近い金額になると考えてください。

■裁判基準の死亡慰謝料

裁判基準では、以下の通りの死亡慰謝料金額が決められています。

弁護士に依頼した場合、ほぼ確実にこちらの基準の示談金額が適用されます

交通事故の死亡慰謝料

死亡した被害者が一家を支えていた方(たとえば父親)だった場合は2800万円が基準になるのです。

さらに、もし死亡するまでに入通院して治療していた場合は、その日数もしくは期間に応じて入通院慰謝料や、実費の治療費等も請求することができます。

※死亡事故の場合の示談金や慰謝料、必要な対応について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

【時系列】交通事故で家族が死亡した場合にやるべきことと示談金相場

弁護士
弁護士
さらに、これから紹介するケースでは、慰謝料が増額できる場合があります。
 

4章:慰謝料が増額するケース

交通事故の慰謝料は、基本的にここまで説明してきた基準、計算方法から計算されるのですが、まれにさらに増額できる場合(増額事由)があります。

それは、以下のようなケースです。

【慰謝料が増額するケース】

  • 加害者に故意や重過失がある
  • 加害者の態度が著しく不誠実
  • 被害者の精神的苦痛が大きい
  • 逸失利益の算定に入りにくい項目を慰謝料で調整する

簡単に説明します。

4-1:加害者に故意や重過失がある

加害者に故意や重過失がある場合は、慰謝料の増額事由になります。

「故意」とは、わざと交通事故を起こしたということです。

また、「重過失」とは、

  • 飲酒運転
  • 無免許運転
  • ひき逃げ
  • 信号無視
  • 著しいスピード違反

など、さらに重い罪に問われる行為をした場合のことです。

これらの場合は、加害者に大きな非があると考えられるため、慰謝料が増額されることがあるのです。

4-2:加害者の態度が著しく不誠実

交通事故後の加害者の態度が、

  • 被害者に一切謝罪しない
  • 被害者の人格を否定する、罵倒する
  • 警察の取り調べでウソをつく
  • けが人の救護に協力しない

など、著しく不誠実であった場合は、慰謝料の増額事由になります。

これらの場合は、被害者の精神的な損害も大きくなると考えられるからです。

ただし、単に「加害者の誠意が感じられない」とか、「加害者の言うことに間違いがある」といった一般的な程度なら、「著しく不誠実」とはみなされません。

また、加害者の態度について、あえて証拠に集めようと努力する必要はありません。

特に事故の現場で証拠を取ろうとしていれば、逆にあなたの怪我の度合いが軽かった、とみなされて示談金が減額する可能性もあるからです。

ただし、ドライブレコーダー等に記録されている場合は、証拠になりますので、データを保管しておくことをおすすめします。

4-3:被害者の精神的苦痛が大きい

被害者の精神的苦痛が、通常の状況より大きい場合は、慰謝料が増額できることがあります。

具体的には、

  • 妊娠中に事故にあい、中絶した
  • 事故が原因で離婚や婚約破棄になった

などのように、事故によって被害者の人生に大きな影響が出た場合は、精神的苦痛がより大きいと考えられるため、慰謝料が増額できることがあるのです。

4-4:逸失利益の算定に入りにくい項目を慰謝料で調整する

5章で説明しますが、慰謝料以外にももらえる示談金の1つに「逸失利益」があります。

これは、交通事故で後遺障害が残った場合に、その後遺障害によって今後の仕事に影響が出て、給料が下がってしまう分を、保険会社が補償するというものです。

逸失利益は、「労働能力をどれだけ失ったか(労働能力喪失率)」から算定されるのですが、これは「手」「足」「眼」「耳」などの場合に、高く認められます。

一方で、

  • 外貌醜状(大きな傷跡など)
  • 嗅覚
  • 生殖能力

などについては、労働能力とは深く関係しないとみなされ、逸失利益の算定時に不利な扱いになることがあります。

しかし、外貌醜状や嗅覚、生殖能力に後遺障害が出ると、その後の人生には大きな影響が出ますし、精神的苦痛も大きいですよね。

そのため、逸失利益に反映しにくい分を慰謝料の増額によって補填する、ということが認められることがあるのです。

男性
男性
具体的には、どうしたら増額してもらえるのでしょうか?
 
弁護士
弁護士
これらの増額事由に当てはまることを、被害者側が証拠や根拠を持って主張しなければなりません。自分でやるのは難しいので、弁護士に依頼することをおすすめします。
 
男性
男性
分かりました!
 
弁護士
弁護士
逸失利益の話が出たので、これから慰謝料以外に請求できる示談金について簡単に紹介します。
 

5章:慰謝料以外にも請求できる示談金一覧

ここまで慰謝料について説明してきましたが、交通事故の被害にあった場合は、慰謝料以外にも、以下のような項目の示談金を請求できます。

【示談金の内訳】

  • 治療費・・・治療にかかったお金で、保険会社から病院に直接支払われることがほとんど。
  • 交通費・・・治療のための通院にかかった交通費。
  • 入院雑費・・・入院の際にかかった生活必需品などの雑費。
  • 付添看護費・・・被害者の症状が重い、被害者が乳幼児などの場合で、看護が必要な場合に支払われる。
  • 介護費・・・怪我により介護が必要になった場合に支払われる。
  • 装具・器具費・・・事故により歩行が困難になるなど、装具・器具が必要になった場合に支払われる。
  • 家屋改造費、自動車改造費・・・車椅子生活になるなどで、家や自動車の改造が必要になった場合に支払われる。
  • 葬儀費用・・・事故によって亡くなった場合に支払われる。
  • 休業損害・・・事故によって仕事を休まざるを得ず、損害が発生した分について支払われる。
  • 逸失利益・・・後遺障害が残り、将来得られるはずの収入が減少してしまう場合に支払われる。

示談金について、詳しくは以下の記事で解説しています。

【弁護士が解説】交通事故の示談金を最大限UPさせるためのポイント

男性
男性
示談金にもいろいろあるんですね。それではさっそく請求のための行動を始めます!
 
弁護士
弁護士
ちょっと待ってください。より高額の慰謝料をもらうためには、押さえておくべきポイントがありますので、これから説明しますね。
 

6章:慰謝料を最大限もらうための流れとポイント

最大限の慰謝料をもらうためには、以下の流れ・ポイントを押さえておくことが大事です。

交通事故の示談金をもらうポイント

これらのポイントはすべてが重要で、1つでも失敗すれば大幅に慰謝料が減ってしまうこともあるのです。

したがって、できるだけ早い段階で弁護士に依頼し、ミスのないように手続きを進めることが大事なのです。

詳しい流れとポイントについて、詳しくは以下の記事で解説しています。

交通事故の示談とは?もしもの時の為に知っておきたい正しい意味と大切なポイント

男性
男性
やっぱり弁護士にお任せした方が良さそうですね。
 
弁護士
弁護士
そうですね。ただし、弁護士なら誰でも良いというわけではありませんので、これから紹介する弁護士の選び方を知っておいてください。
 

7章:最大限の慰謝料をもらうための弁護士の選び方

交通事故の慰謝料を最大限もらうためには、弁護士に依頼することが大事です。

なぜなら、弁護士に依頼すると、慰謝料が最大限の金額にできるだけでなく、慰謝料請求にかかる手間、時間、ストレスを最小限にできるからです。

交通事故で弁護士に依頼するメリット

ただし、「弁護士なら誰でも良い」とは考えないでください。

なぜなら、医師に「内科」「眼科」などの専門があるように、弁護士にも「労働問題」「交通事故」「企業法務」などの専門があるからです。

もし、交通事故に強くない弁護士を選んでしまうと、

  • 妥当な過失割合にできない
  • 後遺障害等級が低いものしか認定されない
  • 保険会社の主張に反論できず、慰謝料が不当に少なくされてしまう

といったことにもなりかねないのです。

そのため、交通事故の弁護士を選ぶ上では以下のポイントを参考にしてください。

【交通事故に強い弁護士の特徴】

  • 依頼前に請求可能な示談金額を教えてくれる
  • 医師と提携
  • 保険会社の手口を熟知している
  • 返金保証や後払いなどの仕組みを導入している

【避けるべき法律事務所】

  • 大手の法律事務所
  • 自宅から近いだけの法律事務所
  • 顧問医師と連携していない法律事務所

詳しくは以下の記事で解説しています。

【保存版】交通事故に強い弁護士の選び方と0円で依頼する方法を解説

まとめ

いかがでしたか?

最後に今回の内容をまとめます。

【3つの慰謝料】

  • 入通院慰謝料・・・入院、通院した日数に応じて支払われる。
  • 後遺障害慰謝料・・・後遺障害が残ってしまった場合に、後遺障害の度合いに応じて支払われる。
  • 死亡慰謝料・・・被害者が死亡してしまった場合に、家族構成に応じて支払われる。

【慰謝料が増額するケース】

  • 加害者に故意や重過失がある
  • 加害者の態度が著しく不誠実
  • 被害者の精神的苦痛が大きい
  • 逸失利益の算定に入りにくい項目を慰謝料で調整する

【交通事故に強い弁護士の特徴】

  • 依頼前に請求可能な示談金額を教えてくれる
  • 医師と提携
  • 保険会社の手口を熟知している
  • 返金保証や後払いなどの仕組みを導入している

【避けるべき法律事務所】

  • 大手の法律事務所
  • 自宅から近いだけの法律事務所
  • 顧問医師と連携していない法律事務所

しっかりポイントを押さえて、これから行動に移していってください。

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