- 更新日:2024.09.27
- #交通事故に強い弁護士
慰謝料で損しない!交通事故に強い弁護士の7つの特徴と選び方の基準
この記事を読んで理解できること
- 交通事故に強い弁護士を選ぶべき理由
- 交通事故に強い弁護士の7つの特徴と見分け方
- 避けるべき法律事務所の特徴
- 「費用の安さ」で弁護士を選ばないことが大事
あなたは、
「交通事故に強い弁護士に依頼、相談したい」
「交通事故に強い弁護士を選ぶポイントを知りたい」
「より高額の慰謝料を請求したい」
などの悩み、疑問をお持ちではありませんか?
結論から言えば、交通事故トラブルで損しないためには「医師と提携している」「保険会社の手口を熟知している」などの7つのポイントを押さえて弁護士を選ぶことが重要です。
なぜなら、弁護士にも「不倫」「債務整理」などの得意分野があるため、交通事故に強い弁護士じゃなければ、本来もらえるはずの金額より、ずっと少ない慰謝料しかもらえなくなる可能性もあるからです。
そこでこの記事では、まずは交通事故に強い弁護士を選ぶべき理由を説明し、それから2章で具体的な特徴、見分け方を説明します。
そして3章では避けるべき弁護士の特徴を解説し、さらに4章では「費用の安さで選ばない」という注意点も紹介します。
読みたいところから読んで、すぐにこれからの行動に活用してみてください。
1章:交通事故に強い弁護士を選ぶべき理由
交通事故に強い弁護士を選ぶべきなのは、請求できる損害金を高額にできるからです。
なぜ交通事故に強い弁護士に依頼すると金額が高額になるのか。その理由は以下の3つです。
- 弁護士にも得意な分野、不得意な分野があるため
- 後遺障害等級を適正なものにできるため
- 過失割合を適切なものにできるため
これから順番に説明します。
※弁護士の具体的な選び方から知りたい場合は、2章からお読みください。
1-1:弁護士にも得意な分野、不得意な分野があるため
繰り返しになりますが、弁護士は「法律に関わる分野ならすべてが得意」というわけではありません。
多くの弁護士は、それまでの経験から得意な分野と不得意な分野を持っていて、
「不倫、離婚問題は得意だが、交通事故は得意ではない」
「債務整理の経験は豊富だが、交通事故の経験は少ない」
といった弁護士が多いのです。
そのため、交通事故のトラブルを依頼するなら、交通事故に強い弁護士を選ぶことがとても大事なのです。
「交通事故に強い弁護士を選ばなかったらどうなるの?」
と思われるかもしれません。
1-2で説明しますが、交通事故に強い弁護士に依頼しなければ、
- 妥当な後遺障害等級が認定されない
- 妥当な過失割合にならない
- 保険会社との交渉や裁判に負けてしまう
などの理由から、損害金が大幅に少なくなってしまう可能性があるのです。
そのため、交通事故に強い弁護士を2章で紹介する方法で見分けることが大事なのです。
1-2:後遺障害等級を適正なものにできるため
交通事故の損害金は、後遺障害等級によって大幅に変わってきます。
■後遺障害等級
後遺障害等級とは、交通事故の被害で「痛み」「しびれ」などの後遺障害が残った場合に、その後遺障害の度合いに応じて認定されるものです。
1級~14級までの等級があり、後遺障害が重い(等級の数字が小さい)ほど後遺障害慰謝料が高くなり、逆に後遺障害が軽いほど、後遺障害慰謝料が少なくなります。
そのため、あなたが本来認定されるはずの等級よりも低い等級しか認められなかった場合、大幅に低い損害金しかもらえないのです。
【具体例】
本来12級の等級が認められるはずなのに、14級になってしまったという場合で具体的に計算してみましょう。
- 14級の後遺障害慰謝料(裁判基準)・・・110万円
- 12級の後遺障害慰謝料(裁判基準)・・・290万円
290万円―110万円=180万円
この計算例から分かるように、「後遺障害慰謝料」だけでも等級の違いで180万円もの差額が発生してしまうのです。
等級が高ければ、さらに大きな差が出てきます。
そのため、交通事故に強い弁護士に依頼し適正な等級を認定してもらうことがとても重要なのです。
1-3:過失割合を適切なものにできるため
交通事故の損害金は、過失割合によっても大幅に変わってきます。
【過失割合とは】
交通事故では、被害者側にも一定の過失(悪かったこと)がある場合があります。
被害者にも過失がある場合「80:20」「90:10」などのように、状況によって過失割合が決められています。
簡単に言うと、過失割合が「80:20」で損害金が1000万円の場合、200万円が引かれて、実際に振り込まれる損害金は800万円になる、というイメージです。
大事なのは、保険会社は支払う損害金を抑えるために、過失割合をあなたに不利にする可能性もあるということです。
上記の通り、過失割合が「10」違うだけで、損害金は大幅に増減します。
しがたって、交通事故に強い弁護士に依頼することで適切な過失割合にすることもとても重要なのです。
2章:交通事故に強い弁護士の7つの特徴と見分け方
交通事故に強い弁護士を選ぶチェックリストを紹介します。
以下のリストにすべて該当する弁護士なら、交通事故に強い弁護士を言えます。
■チェックリスト
- 依頼前に請求可能な損害金額を教えてくれる
- 医師と提携している
- 保険会社の手口を熟知している
- 返金保証や後払いなどの仕組みを導入している
- 解決実績・事例が公開されている
- HP上でコラム記事が充実している
- わかりやすい説明をしてくれる
それでは、それぞれのポイントについて詳しく説明していきます。
2-1:依頼前に請求可能な損害金額を教えてくれる
まず、弁護士に依頼前に請求可能な損害金額を聞いて、答えてくれる弁護士を選ぶようにしてください。
交通事故の慰謝料金額は、この記事でも紹介したように、ほとんどが基準や計算式から決められています。
そのため、交通事故の被害者救済に慣れた弁護士なら、あなたの場合の慰謝料金額がいくらになるのか、すぐに判断することが可能です。
したがって、交通事故に強い弁護士か判断したい場合は、問い合わせ時に「自分の場合は、慰謝料が大体いくらくらいになるのか」聞いてみることが大事です。
また、その他にも疑問に思っていることを相談し、丁寧に説明してくれるか確認してみましょう。
交通事故に強い弁護士なら、大体の金額、その金額になる理由、相談した疑問について、丁寧に説明してくれるはずです。
そこで答えてもらうことができれば、その弁護士は交通事故の被害者救済に強い弁護士であると判断できるでしょう。
逆に相談してから、返答があるまでに時間がかかる(例えば1週間など)場合は、交通事故に慣れていない弁護士である可能性が高いので注意してください
2-2:医師と提携している
交通事故に強い弁護士を選ぶ際は、医師と連携しているかどうかも判断基準としてください。
損害金を最大限もらうためには、1章でもお伝えしたように妥当な後遺障害等級を認定してもらうことが大事です。
そのためには、より認定されやすい「後遺障害診断書」を作成してもらうことが大事です。
なぜなら、後遺障害等級が認定される上で、最も重視されるのが「後遺障害診断書に書かれていること」であるからです。
しかし、普通の医師は後遺障害診断書を書き慣れておらず、あなたにとって不利になることを、そうとは知らずに書いてしまうこともあります。
そうなると、後遺障害等級が認定されず、後遺障害慰謝料や逸失利益を一切もらえない、ということにもなりかねません。
医師と連携している弁護士に依頼すれば、
- 後遺障害診断書作成時に、医師に意見書が出せる
- 治療中から、後遺障害等級認定をより有利に進めるためのアドバイスをくれる
ということができます。
交通事故に強い弁護士を探すなら、医師と連携しているかどうかを判断基準の一つにすることをおすすめします。
HPに医師と連携していると記載している事務所を選びましょう。
2-3:保険会社の手口を熟知している
交通事故に強い弁護士を選ぶ上では、保険会社側の手口を熟知しているという点も大事です。
なぜなら、保険会社は損害金を少しでも少なく抑えるノウハウを持っているからです。
保険会社の手口には、素人ではもちろん、交通事故の経験が少ない弁護士対応できず、不当に安い損害金で泣き寝入りすることになりかねません。
しかし、交通事故に強い弁護士なら保険会社の手口も熟知しており対応することができます。
そのため、保険会社との交渉に負けて、損害金を少なくされる可能性を最小限にできるのです。
上記の理由から、交通事故に強い弁護士を選ぶ上では、法律事務所のHPなどに保険会社の手口について書かれているかどうかを判断基準にすることをおすすめします。
2-4:返金保証や後払いなどの仕組みを導入している
交通事故に強い弁護士を選ぶ基準として、「返金保証」「後払い」といった仕組みを事務所として導入しているかどうかも大事なポイントです。
なぜなら、返金保証や後払いという仕組みは、交通事故対応に自信のある事務所でしか導入できないからです。
そもそも、返金保証、後払いの仕組みとは、
- 損害金の返金保証:損害金より弁護士費用が上回る場合に、差額を返金し依頼者が損しないようにする仕組み
- 後払い制度:損害金が振り込まれてから弁護士費用を支払えば良いという仕組み
というものです。
特に①については、損害金請求に失敗すれば、弁護士の報酬は「0円」になり、弁護士はタダ働きすることになってしまいます。
そのため、交通事故に強い弁護士しか導入できないのです。
したがって、弁護士を選ぶ上で、返金保証や後払い制度を導入しているかどうかを判断基準の一つにすることをおすすめします。
2-5:解決実績・事例が公開されている
交通事故に強い弁護士を選ぶ基準として、HP上で解決実績・事例が公開されているかどうかもポイントです。
実績が豊富な事務所であれば、解決実績や事例がHP上で公開されている場合が多いからです。
特に、「自己状況」「後遺障害の度合い」「過失割合」などについて様々なタイプの事例が公開されている場合は、交通事故の実績が豊富で交通事故に強い弁護士と判断して良いでしょう。
また、
「後遺障害等級や過失割合が妥当なものになった」
「交渉で慰謝料を大幅に増額できた」
という成果が公開されている場合も、信用できます。
弁護士法人新橋第一法律事務所では、所属弁護士の解決実績の一部を、HP上でケース別に公開しています。
詳しくは下記の実績ページをご覧ください。
2-6:HP上のコラム記事が充実している
交通事故に強い弁護士を選ぶ基準として、HP上に法律のコラム記事等が充実しているのもポイントです。
交通事故の実績が豊富で、法律や判例、保険会社の手口などについて熟知している法律事務所の場合、HP上にたくさんのコラム記事が掲載されている場合があるからです。
弁護士として身に付けてきた経験や知識を、交通事故でお悩みの方に役立ててもらうために掲載しているのです。
当然のことですが、多数のコラム記事を掲載するには交通事故の法律や判例に関する広い知識や実際に解決した経験が必要です。
そのため、そういった記事がHP上に充実している法律事務所であれば、交通事故に強いかどうかを判断する一つの基準になります。
弁護士法人新橋第一法律事務所では、交通事故の記事についても多数掲載しています。
他にも知りたいことがある場合は、弁護士に相談するかこちらのページから読んでみてください。
2-7:わかりやすい説明をしてくれる
交通事故に強い弁護士を選ぶ上で、依頼や相談のために法律事務所とやり取りをする時、弁護士が分かりやすい説明をしてくれるかどうかという点もポイントです。
交通事故の経験が多ければ、
- 具体的な損害金の金額を教えてくれる
- 解決までどのくらいの期間がかかるか答えられる
- これからどういう順番で、どのような手続きを進めていくのか説明が分かりやすい
といった対応であるはずです。
逆に、説明が全体的に分かりにくかったり、手続きがスムーズでなかったりする場合は、交通事故の経験が浅い可能性がありますので注意してください。
交通事故に強い弁護士を探している場合は、ぜひ弁護士法人新橋第一法律事務所にご相談ください。
このメディア「クエストリーガルラボ」を運営している弁護士法人新橋第一法律事務所は、ここで紹介した7つの要素を満たしており、交通事故対応に自信があります。
当事務所は、交通事故について豊富な実績を持っていますので、当事務所に所属する弁護士の解決事例を、一部紹介します。
【後遺障害等級が非該当から12級に】
- 後遺障害:膝、首、腰
- 保険会社からの提示額:約231万円
- 当事務所にご依頼後の解決額:約791万円
【医師との面談で適正に解決】
- 後遺障害:頚髄
- 保険会社からの提示額:約604万円
- 当事務所にご依頼後の解決後:約1800万円
弁護士法人新橋第一法律事務所の詳しい解決事例や費用、特徴、解決の流れなどについて、詳しくは以下のページをご覧ください。
電話、メール、郵送だけで解決可能ですので、全国どこからでもご依頼可能です。
相談無料ですので、お気軽にご相談ください。
3章:避けるべき法律事務所の特徴
これから紹介するような法律事務所は、避けることをおすすめします。
3-1:自宅から近いだけの法律事務所
法律事務所は、「自宅に近い方が依頼しやすい」とお考えの方もたまにいらっしゃいますが、自宅から近いことだけを理由に選ぶことはおすすめしません。
先ほどもお伝えしたように、交通事故は法律事務所に行くことなく「郵送・電話・メール」だけで解決することが可能です。
そのため、法律事務所を選ぶ上で自宅からの近さは気にする必要がないのです。
そのため、家からの近さで選ぶのではなく、全国対応で実力がある事務所を探すべきです。
3-2:顧問医師と連携していない法律事務所
顧問医師と連携していない法律事務所は、避けるべきです。
2章でも解説しましたが、交通事故の対応は、高度な医学的知識が必要な場面が多々あります。
そのため、法律の専門家である弁護士と、医学の専門家である医師の両方の力が必要なのです。
したがって、顧問医師と連携していない法律事務所はおすすめできません。
医師と連携していない法律事務所に依頼した場合、
「妥当な後遺障害等級が認められず、後遺障害慰謝料が少なくなる(もしくはもらえない)」
といったことも起こりえます。
そのため、依頼し時にはHPを見て、顧問医師と連携しているかどうかしっかりチェックしましょう。
3-3:大手の法律事務所
法律事務所を選ぶ上で、「大手である」ということだけを理由に選ぶことはおすすめできません。
「大手の法律事務所の方が信頼できそう」と考えているかもしれませんが、実は大手だからと言って信頼することはできないのです。
なぜなら、大手の法律事務所は、事務所の利益重視で、
- 交通事故に慣れていない弁護士が対応する
- 利益が少ない依頼は後回しにする
- といった対応をする事務所が多いからです。
大手であることだけを理由に依頼すると、
- 対応が雑、連絡が遅い
- 本来もらえるはずの金額より、ずっと少ない損害金になる
- いつまでも損害金が振り込まれない
といったことも起こりうるのです。
そのため、HPをしっかり読んで、交通事故に強い弁護士が対応する事務所を探すようにしましょう。
4章:「費用の安さ」で弁護士を選ばないことが大事
まず、前提として交通事故の弁護士費用は、あなたやあなたの家族の保険に「弁護士費用特約」がついている場合、原則負担ゼロになります。
つまり、あなたが負担する費用がなくなる、ということです。
■弁護士費用特約とは
弁護士費用特約とは、弁護士費用を保険会社が負担してくれる特約のことです。
あなたやあなたの家族が加入している保険に特約としてついていることがありますので、利用できる場合は必ず利用するようにしましょう。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
「弁護士費用特約とは」
※利用できるかどうかは状況や保険会社にもよるため、弁護士に確認してください。
しかし、弁護士費用特約が使えない場合は、
「少しでも費用を抑えたい」
と思われると思いますが、結論から言えば、費用の安さで弁護士を選ぶとトータルで損する場合があります。
なぜなら、費用の安い事務所は交通事故の解決経験が少ない事務所である場合もあり、その場合はもらえる損害金が少なくなる可能性があるからです。
具体例で説明します。
図のように、弁護士費用が高い弁護士に依頼しても、その分示談金額が高額になれば、トータルであなたが得る金額は大きくなるのです。
そのため、弁護士費用で選ぶのではなく、2章で説明した交通事故に強い弁護士を選ぶことが大事なのです。
弁護士費用について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
【事例別】交通事故の弁護士費用を最大限安くおさえる方法を徹底解説
弁護士法人新橋第一法律事務所は相談無料ですので、まずは一度お気軽にご相談ください。
まとめ
いかがでしたか?
最後にこの記事の内容をまとめます。
■交通事故に強い弁護士を選ぶべき理由
- 弁護士にも得意な分野、不得意な分野があるため
- 後遺障害等級を適正なものにできるため
- 過失割合を適切なものにできるため
■チェックリスト
- 依頼前に請求可能な損害金額を教えてくれる
- 医師と提携している
- 保険会社の手口を熟知している
- 返金保証や後払いなどの仕組みを導入している
- 解決実績・事例が公開されている
- HP上でコラム記事が充実している
- わかりやすい説明をしてくれる
■避けるべき弁護士の特徴
- 大手の法律事務所
- 自宅から近いだけの法律事務所
- 顧問医師と連携していない法律事務所
弁護士への依頼は早い方が良いですので、この記事の内容を参考にすぐに行動していきましょう。