理学療法士はサービス残業が多い!よくあるトラブルや残業対策を解説

監修者

弁護士法人QUEST法律事務所
住川 佳祐

理学療法士はサービス残業が多い!よくあるトラブルや残業対策を解説
チェック
この記事を読んで理解できること
  • 理学療法士の残業の実態
  • 理学療法士の残業でよくあるトラブル
  • 残業の多い理学療法士ができる対策

あなたは、

  • 理学療法士は残業があるの?
  • 理学療法士の残業時間はどのくらいなのか知りたい
  • 理学療法士の残業でよくあるトラブルと対策は?

などとお考えではないですか?

理学療法士になろうとしている方や、現在理学療法士として働いている方は、このような疑問や悩みを抱えていることが多いと思います。

結論から言うと、理学療法士の残業時間は、医療業界の他の職種に比べると少なめだと言われています。

なぜなら、理学療法士が1日あたりに算定できるリハビリの単位数が、法律で決まっているからです。

その一方で、働くクリニックや施設によっても、残業時間が大きく変わる場合もあります。

そこでこの記事では、

1章では、理学療法士の残業の実態を

2章では、理学療法士の残業でよくあるトラブルを

3章では、残業が多い理学療法士ができる対策

について解説します。

理学療法士になろうか悩んでいる方や、理学療法士として残業問題で悩まれている方は、この記事を読んで理学療法士の残業についての疑問を解決しましょう。

そして、今後の就職活動や転職活動にお役立てください。

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1章:理学療法士の残業の実態

この章では、理学療法士の残業の実態について解説します。

  • 理学療法士の残業時間は月平均5時間
  • 理学療法士の施設ごとの残業時間の差
  • 理学療法士が残業する主な理由

上記の3点それぞれについて、説明します。

1-1:理学療法士の残業時間は月平均5時間

理学療法士の残業時間は月平均5時間と、医療業界にしては少ないと言えるでしょう。

これは、理学療法士が1日あたりに算定できるリハビリの単位数が、法律で決まっているからです。

20分のリハビリを1単位とし、理学療法士1人につき1日に24単位まで、週に108単位までが上限とされています。

なお、1日あたり18単位が標準とされているので、8時間勤務として6時間でリハビリ対応し、残り2時間でその他業務というのが一般的でしょう。

ただし、働くクリニックや施設によっては、雑務があったり書類作成は残業での対応が暗黙の了解になっているなど、一概に「残業が少ない」とは言えないのが現状です。

1-2:勤務する施設によって残業時間が異なる

先述したように、勤務するクリニックや施設によって、残業時間に大きく差があります。

傾向としては、老人ホームなどの利用者の出入りが激しくない施設では、残業時間は少なめです。

整形外科など不特定多数の人が利用し、仕事・学校帰りに立ち寄ることが多い施設は、残業時間が多めになるようです。

その他にも、施設の規模や従業員数、立地などによっても残業時間は左右されるでしょう。

1-3:理学療法士が残業する主な理由

理学療法士が残業する主な理由として、以下の4つが挙げられます。

  • 毎日のノルマが決められている
  • カルテや書類作成に時間がかかる
  • 新人や臨床実習生の指導がある
  • 上司から指導やフィードバックが行われる

それぞれ説明します。

1-3-1:毎日のノルマが決められている

理学療法士が残業しなくてはならない理由としてまず上げられるのが、「決められたノルマ数をこなさなければならないから」です。

1日あたりのノルマが決められており、それをこなすまで帰してもらえないという雰囲気のクリニックや施設も存在します。

仕事に慣れてくれば効率的に働けるようになり、自然と残業時間も減っていくと考えられます。

しかし、働き始めたばかりの頃は、ノルマをこなすために遅くまで残業しなければならないケースも珍しくないでしょう。

初めのうちはノルマをこなすので精一杯で、カルテ作成や書類は全て残業時間で対応しなくてはならない、ということもよくあるようです。

1-3-2:カルテや書類作成に時間がかかる

カルテや書類の作成を残業で対応している理学療法士は、とても多いようです。

クリニックや施設が開いている時間帯は、患者さまのリハビリで追われて、カルテや書類の作成は後回しになってしまうのでしょう。

カルテや書類の作成を、翌日に回すことはもちろんNGですので、利用患者数が多い日は残業で対応するしかありません。

なかには、昼休み返上でカルテや書類を作成する理学療法士もいますが、労働基準法では規定の休憩時間を取らなければならないとされているので、昼休みに業務をすることは本来はやってはいけません。

1-3-3:新人や臨床実習生の指導がある

クリニックやリハビリ施設は、患者さんが来たらその患者さんのリハビリが最優先事項になります。

そのため、新人や臨床実習生への指導は、クリニックや施設が閉まった後に対応せざるを得ません。

新人や実習生がクリニックや施設に来た際は、指導する側も指導される側もしばらくは残業続きになってしまいます。

1-3-4:上司から指導やフィードバックが行われる

理学療法士は専門的な技術が必要な仕事なので、定期的に上司から指導を受け、フィードバックをしてもらう必要があります。

ですが、新人への指導同様に、上司からの指導・フィードバックを受ける際も、クリニックや施設が閉まった後になることがほとんどです。

患者さんの前で、指導やフィードバックを受ける訳にはいきませんよね。

そのため、上司から指導を受けフィードバックをしてもらうには、残業での対応になってしまいがちです。

2章:理学療法士の残業でよくあるトラブル

理学療法士の残業でよくあるトラブルとしては、次の2つがあげられます。

  • サービス残業を強いられることが多い
  • 勉強会は残業としてカウントされないことが多い

それぞれ説明します。

2-1:サービス残業を強いられることが多い

理学療法士は、医療業界のなかでは比較的残業時間が少ない傾向ですが、その一方でサービス残業を強いられることが多いと言われています。

先述した通り、理学療法士はカルテ・書類の作成、新人への指導などリハビリ以外の雑務も多く、

「これらを就業時間以内にこなせないのは自己責任なので、残業代をつけるのはNG」

といった風潮のクリニックや施設は少なくありません。

本来はこれらの雑務も業務の一環なので、残業代を受け取らなければなりません。

ですが、上からの圧力や周りの雰囲気に押されて、サービス残業せざるを得ない状況に追い込まれて、悩んでいる理学療法士も多いです。

2-2:勉強会は残業としてカウントされないことが多い

理学療法士は「なって終わり」ではなく、常に知識や技術をアップデートして磨いていかなくてはならない職業です。

そのため、ほとんどのクリニックや施設で、定期的に勉強会が実施されています。

もちろんこの勉強会も業務の一環なので、業務時間外で参加するのであれば残業代を支給してもらう必要があります。

一方で、勉強会を「任意参加」という形にして、残業として認めないクリニックや施設もあるようです。

そして、「任意参加」というのはあくまで体裁で、実際は参加しないと周りから白い目で見られるなんていうこともあります。 

このような状況では、本来は残業代を受け取らないといけないところ、サービス残業せざるを得なくなってしまいます。

3章: 残業の多い理学療法士ができる対策

残業が多い理学療法士ができる対策としては、次の3つがあげられます。

  • 時間内に業務が終わるように工夫する
  • 業務体制自体の見直しを求める
  • 残業に不満があれば転職も考える

それぞれについて解説していくので、残業が多くて悩んでいる理学療法士の方は参考にしてください。

3-1:時間内に業務が終わるように工夫する

理学療法士が自力で残業を減らす方法としては、仕事を効率化して就業時間内に業務を終わらせることしかないでしょう。

患者さまが少なくて空いている時間や隙間時間、患者さんの電気治療中の時間などに、少しずつ雑務をこなすことで残業時間を減らせるでしょう。

なかには昼休みを使ってカルテや資料の作成をし、残業を減らせるように努力している理学療法士もいます。

ただし、本来休憩時間は規定の時間分取らなければならないので、無理は禁物です。

無理のない範囲で、業務を効率よくこなしていきましょう。

働き始めたばかりの頃は難しいかもしれませんが、仕事に慣れてコツを掴むことができれば、今までよりも残業時間を減らせるはずです。

3-2:業務体制自体の見直しを求める

自分の仕事の進め方ではなく、働いているクリニックや施設の業務体制に問題がある場合は、上層部に体制の見直しを求めてみましょう。

ノルマがあることで残業が増えているなら、ノルマの見直しを求めましょう。

サービス残業で参加している勉強会の時間が長いのであれば、せめて残業としてカウントするよう指摘したり、現場の不満や要望を上に伝えてみてください。

黙っていても不満や要望は伝わりません。

課題があるなら誰かが抗議しないと、体制が改善されることもありません。

まずは上層部に、現状の問題点を伝えることから始めてみましょう。

人手不足な場合、「改善してくれないと退職する」といったことをほのめかしてみるのも一つの手です。

理学療法士を新しく採用するとなると、人材を探して採用した後も1から指導するところから始めなければなりません。

人手不足なクリニックや施設にとって、活躍してくれている理学療法士が辞めてしまうのは痛手なので、体制の見直しを求める際に退職を匂わすのは効果的かもしれません。

3-3:残業に不満があれば転職も考える

上層部に業務体制の見直しを求めても改善されない場合、転職してしまうのも賢い選択の一つです。

自力で業務を効率化しても、上層部に体制の見直しを求めても残業が減らないのであれば、今後も改善の余地はないでしょう。

在籍し続けたところで、あなたが理想としている働き方を叶えるのは難しいです。

悪いのは過重労働をさせたりサービス残業をさせたりするクリニックや施設であって、あなたに非はありません。

辛いのであれば、限界を感じる前に転職も検討してみましょう。

まとめ:理学療法士の残業の実態と対策

理学療法士は、1人につき1日・1週間あたりの対応可能な単位数が法律で決まっているため、医療関係の仕事のなかでは残業は少ない傾向です。

理学療法士の残業時間は、一般的に月平均5時間だと言われています。

その一方で、残業しないといけない雰囲気だったり、サービス残業を求めるクリニックや施設が存在するのも事実です。

理学療法士が残業しなければならない原因としては、

  • ノルマが決められている
  • カルテや書類の作成に時間がかかる
  • 新人への指導
  • 上司からのフィードバック

などが挙げられます。

また、勉強会などでサービス残業を求められることも多いです。

まずは自分で業務を効率化して、就業時間以内に仕事を終えられるように工夫してみましょう。

自分だけではどうにもならない場合は、上層部に改善を求め、それでも改善されない場合は、転職するのも一つの手です。

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